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20130608
面白かった。
俺妹らしい、うまい締め方だったと思う。
幼馴染がちょっとかわいそうだったかな。黒猫には幸せになってもらいたい。
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まずは、12巻という長きに渡り続けてきたこのシリーズをしっかり完結させた伏見先生に「お疲れ様」と「ありがとう」を言いたい。
これだけの人気作、書き続けることは大変だったでしょう。実際色々あったようだし。
そんな中、なかなか思うとおり完結できない作品も多い中、見事終わらせたことはほんとすごいと思う。
作者とイラストレーターと編集者に拍手。
さて…賛否両論のこの最終巻。
私はこれまでの京介と桐乃の関係が好きでした。
具体的には、軽口を言い合いながらも信頼していて、素直になれないながらも困ったときにはお互いのことを思って助け合える、そんな関係。
先日アニメで放映された、黒猫に振られて落ち込んでいる京介を引っ張る桐乃や、撮影がおしてイベントに間に合わない桐乃を自転車で迎えに行く京介なんてまさにその象徴。
心温まるエピソードだし、そんな二人の関係が好きだった。
そしてその根底にあるのは血の繋がった兄妹の絆なんだよね。
だからこそ今まで安心してみていられた。
京介が桐乃のことを好きだ好きだと言うのも妹として好きだと解釈していたし、京介が他の女の子と仲良くしていると不機嫌になる桐乃もお兄ちゃんっ子の延長だと思っていた。
そのため、今回の結末も京介は桐乃のために誰ともくっつかないエンドを予想していたし、希望もしていた。
結果はご存知のとおり。
京介と桐乃が出した答えは「期間限定の恋人になる」ということだった。
自分たちの想いやその行為に対する周囲への影響など、色んなことを考えた結果の妥協点なのであろう。
しかし 、期間限定とはいえ、恋人関係である。
二人の「好き」は兄妹としての「好き」ではなく、いつのまにやら異性としての「好き」になっていた。
特に読者には、最初期間限定と言うことがわからなかっただけに、率直な感想は「気持ち悪い」の一言。だけど。
ただ、京介も桐乃も馬鹿じゃない。周りからどう見られるか、特に親がどう思うかなんてことは散々悩んだんだろう。
常識的に考えて駄目なのは分かっている。麻奈美にも釘を刺されている。
それでも止まれなかったのを若さ故の過ちと言ってしまうのは簡単だけど、そこまで好きになれる相手がいるというのは、正直ちょっと羨ましくもある。
ようやく素直になれて、相手も同じ気持ちでいてくれて。そのことが分かって。
終わりがあるからこそ思い切ることができた。
その時間、二人は本当に幸せだったんだろうな。
理解はできないけど、この二人なら・・・と納得はしてしまう。
ただし、読み手が覗ける物語はここで終わったが、京介と桐乃の人生は続いていく。
それを考えると少し不安にもなる。
魔法の時間が過ぎて、二人はきっぱり割り切ることができるのだろうか。
一度知ってしまった幸せな時間を、再び味わいたいと思わなくはないのだろうか。
まして手を伸ばせば触れられる距離にいるのだ。
あれだけ好きあっていて、さらに良くも悪くも行動力もある二人のこと。
このまますんなりもとの兄妹に戻るとは到底思えない。
実際、早速京介は桐乃にキスをしている。
「兄妹なんだから別にいいだろ」と言っているが、普通の兄妹はそんなことしないよ、京介。
京介だって桐乃と付き合う前に問われたら、「妹とキスなんて有り得ない」と答えていたはず。
既に常識という名の枷は外れてしまっている。
再び付き合うという形にはならないにしろ、「兄妹なんだから別にいいだろ」という言葉を免罪符に、堕ちるところまで堕ちちゃうんじゃないかなぁ…。
そうなる前に、お互いによりよい人と出会うことを願うばかりである。
以下、作品を盛り上げてくれたサブキャラたちについて簡単に。
・ 黒猫…京介と桐乃を焚きつけてすらいる、ある意味厄介な人。この子がもう少しわがままだったら、多くの人が納得のいく結末に落ち着いてたんだろうに。
・ 沙織…唯一の良心。京介に惚れなかったことが個人的に高ポイント。その分徐々に物語からフェードアウトしていったのが残念。
・ あやせ…可愛くていいキャラだったんだけどさ、ラスト近辺の扱いがちょっと…。物語の都合上、盛り上げる都合上いい様に使われてしまったなという印象。
・ 加奈子…こいつまで参戦させる必要はなかったんじゃないか。告白はかっこよかったけど。この行動について作中のこの子のファンはどう思ったんだろう。事務所的にも心配。
・ 麻奈美…小さい頃から京介を自分好みに仕立てていた黒幕。でも、京介は手に負える相手じゃなかった。ある意味加害者で、ある意味被害者。大学行ったら吹っ切れるんだろうな。
この「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」は、作品としての面白さはもちろん、友人たちと「どのキャラが好き」とか「京介は誰と付き合うか」とか話すのが非常に楽しかった。
素敵な作品をありがとうございました!
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完結。
こういうふうにまとめたか…。
全部ふっちゃって、桐乃とも別れて、後で誰かと…というわけにもいかない気もするし、難儀だなぁ (^^; らしいっちゃ、らしいが。
BD&DVD の特典小説、あとでまとめてだしてくれないもんかなぁ。
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“人生相談”から始まった兄妹の物語もついにフィナーレ!
やれやれ……俺が長々と語ってきたこの物語にも、そろそろ終わりが見えてきたようだ。まあんなこと言っても、物語ってのはたいがいラスト付近が一番キツいもんで、俺の高校生活最後の数ヶ月は、そりゃもう大変なことになる。まさしくクライマックスってやつだ。そんなの、平穏を愛する俺の人生にはいらねーのにな。けど、まあ、やってみるさ。地に足つけない、嵐のような人生も、なってみりゃあ面白い。手ぇ抜くのはもったいないし――俺が始めた物語には、俺自身がケリを付けるべきだろう。
……ここまで付き合ってくれて、ありがとうな。
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これは最終的にライトノベルではなくなったなと感じた。楽しませたい。その為の物語を作りたいという側面が大きいライトノベルの中にあって、長大化したストーリーと題材の難しさ、ヒットによるファンからの重圧も加わって『作品そのもののあり方』と真剣に向き合わざるを得なくなった作品。と言う感じはあった。依然として逆では何度も笑えたが、構成の強引さも相まって違和感も多く感じる作品になっていた。読んだ感想としては肯定的だが物語としてはやっぱり難しかったか。と言う印象が強い。
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ついに終わってしまいました。この子に幸せになってもらいたいと思うキャラがいた自分としては、ちょっと残念ではある終わり方でしたけど。
他のキャラとの割り切りやその後どうするのかとも思いましたが、きっちりと綺麗に?終われてよかったです。
麻奈実があんな風になるとは思わなかったなー。
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深夜アニメをたまたま観ていたら腹がよじれるほどおかしかったので小説にも手を出して途中から初版を買い続けていたけど、エンディングはハッキリとイマイチだった。伏線はきちんと消化していたりと物語としては筋が通っているけど、もっと爽快な終わり方があったのではないか。平凡は妙手にまさるというけど、妙手を指そうとして平凡に劣る疑問手を指してしまったのではないか?だが、エンディングを除けば良くできた娯楽作品だったと思う。ゲーム版では、この小説エンディングよりご都合主義なルートにも入ったけど、その時もあまり愉快な気分にはならなかった(もっともゲームの方は、根本的に出来がよくない)
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シリーズ最終巻
この結末に納得できるかどうかは非常に微妙だが、落としどころとしてはこんなところしかないのだろうか。比較的真っ当だし。他のヒロインとくっついても納得できないだろうし。
ゲーム版もやって、各ヒロインのエンドを見れば感想が変わるのだろうか。
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最終巻は各ヒロインの最後の選択肢、そしてエンディングと言った流れ。
選択肢前の回想が助長に感じたが、上手く終わらせたなーと思う。
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一応綺麗に終わっている。エロゲーで言ったらノーマルエンドかな?トゥルーエンドと感じる人もいそうだけど。誰かを選んで欲しかったのでちょっと消化不良。
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俺妹シリーズ、遂に完結の12巻。
この結末には賛否両論らしいですが、まあそれもさもありなんという内容でしたね。
自分としては、読み進めるうちに自分好みでない展開に向かっているなあと感じたので、なんとなく予想はしていたんですが……まさに、そうあって欲しくない展開だったので、ええーないわー……_| ̄|○と、途中からかなり残念な気分に。
ですが、最後には綺麗に落としどころを見つけてくれたな、という感じ。
まあそれも、桐乃や京介にとっては全然問題の根本的な解決にはなっていないと思うんですけどね。
結局2人の想いがそういう種類のものだということに充分な説明がなく、納得できるほどの過程がこれまで描かれていなかったため、拒否感が出てしまったのだと思います。
それは別に兄弟愛の範疇でいいんじゃ?と思ったわけですが、妹モノの恋愛ゲームに沿ってシリーズを纏めるとしたら、そういうわけにはいかないんでしょうか。
なんか、これはこれできっぱりオチはついて確かに完結に相応しいとも思いますが、もうちょっと……もう少し別の、もっとしっくりくる完結を期待していたので、個人的には若干消化不良気味です。
これまでの話の纏め方が爽快で好きだったので、余計にそう感じてしまうのかもしれません。
だって、これじゃ他のヒロイン達が壮大な当て馬ということに。
まあ仕方のないことなのですが、黒猫派の私としては、温泉話の時のときめきを返して欲しい(笑)
あと、好きじゃないけど、さすがにあやせが不憫なような……。真奈美は本心が見えて寧ろすっきり、好感度アップでした。加奈子は格好良かった。
なにはともあれ、伏見さん長期連載お疲れさまでした。
楽しい作品をありがとうございます。次回作も期待しています!
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シリーズ最終巻。
ご多分に漏れず、深夜アニメの1話開始45秒で爆笑して原作全巻購入。
要は「妹を真ん中に置いた”ときめきメモリアル・2010年度版”なんだろ?」
そう思っていたら、本当にその内容になってしまったのでビックリした(笑)
結果的にヒロインたる妹以外の女の子は全て噛ませ犬(笑)
ヒロインも実妹なので、卒業まで18禁なしのお付き合いをしてEND
個人的には美少女ゲームとかで言うところの一番需要の無い「誰も選ばなかったEND」と取ったほうが辻褄が合う気がした。
アマゾンのレビューを見る限りここら辺が賛否両論みたいで。
そりゃあ、誰も選ばなかったENDですから(笑)
典型的なラブコメだと思っていた読者が、後半展開でその要素が薄くなった事については同情する余地があるかな。
「笑点だと思って見てたらトレンディドラマでした」は辛かろう(笑)
疾走感は非常にあった作品だったと思う。
惜しむらくはこの方向性で爽快感が出てくれば良かったかな。
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読み終わってからしばらく考えましたが、これは京介と桐乃の間にあった恋愛感情の帰結を丁寧に描き続けた作品なんだろうなと思います。
はっきり言って、作中の登場人物たちは誰も2人を祝福していません。それは彼女たちがみなオタクである前に常識の中で生きる人間だということでしょう。そしてそれは作者自身の考えでもあるのではないかと私は思っています。
それでも感情を抑えきれず、結果的にタブーを犯してしまう2人ですが、結局は2人自身も最後は両親のこと、世間のことを考えた上で別れるという決断をします。元の木阿弥じゃないかと思うかもしれませんが、2人には気持ちの切り替えどころが必要だったのでしょう。
私自身は兄妹の恋愛を是とはできませんが、それでも好意を持ってくれたすべての女の子たちを振った上で、わずかばかりの望みを叶えた京介を、自分の気持ちにフタをし続けた上で、最後にはケジメをつけた桐乃を私は愚かだとは思いません。
もちろんこの結末を笑い飛ばせる気持ちにはなりませんが、でも2人にとってはこれが最良の選択肢だったのでしょう。彼らの未来はもはやわかりませんが(特典小説は別として)、私はそれでいいとも思います。
これだけの人気を獲得した上で、作品としてブレない結末を描いてくれたことが嬉しいです。次回作にも期待しています。
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『二〇一三年 六月 七日 初版 発行』版、読了。
前巻の怒涛の「引っ張り具合」から、最終巻でもある今巻で、どのような結末で締めくくるのか、想像出来ないまま読み始めますた。
自分としては。
本命:麻奈実エンド
対抗:黒猫エンド
ダークホース:あやせエンド
大穴:桐乃エンド
…と、考えておりました。
で、いざ読み進めていって一番の盛り上がりは「告白」場面でした。
アノ言葉と挿絵のコラボ表現はラノベならではだとも思いつつ、「おお!」と驚愕もひとしお。
そこからは、「一体、どう決着がつく!?」と、思いながら……読了。
うーん、ちょっとアッサリしすぎ感がありました。物足りなさがあったなあ、と。
「ふりだしに戻る」的な締めくくりではあったけれど、最後なんだからもう少し「その後」を読んでみたかった気分。
…と、思っていたら巻末で作者がおしらせしておりましたが、「俺妹。」1巻の円盤に特典小説『十年後の再会』という、この最終巻から10年後のエピソードが封入されているとか。見事な営業です。
これまでに雑誌掲載されていたものの、刊行されていないエピソードも含めた「EXTRAルート」ということで(「十年後の再会」も収録されていることを願いつつ)短編集が発売されることを願ってやみません。
今巻は中盤までは「いつまで、前巻までの取りこぼし『補完』をやるんだ…(;´Д`)」と、スローペースでしたが、読了してみると、「まとめ」に向かっていたせいか、これまでのおもしろさで言えば見どころは少なかったように思います。
文体は今回もあいかわらず読みやすかったですし、誤字および脱字が見受けられなかったところに、力の入りよう(特に「告白」と結婚式の挿絵について)を強く感じました。
あとvs麻奈実との壮絶バトルもすごかったなあ。
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面白かったけど個人的には京介と桐乃には恋愛関係じゃなくて兄弟としていい関係でいてほしかったので4です