紙の本
色にまつわる短編
2022/10/02 18:00
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
色にまつわる事件事故の謎に挑む短編集。
人の悪意と執念とがどろどろ、善人が悪人に変貌するドンデン返しがあり面白い。
犬養刑事、がんばれ・・・と応援しながら読みました。
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犬養刑事モノの短編集。
短いストーリーの中で二転三転するどんでん返しはお見事。
一話の「赤い水」とラストの「紫の献花」が絶妙にリンクしていて
せつないけれどすっきりと読了。
犬養刑事は娘さんとの関係も修復しつつあるようでよかったよかった。
このシリーズはまだ続くんだろうか?
だとしたら次作にも期待したい。
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長編に比べるとどんでん返しを生かしきれていない感じがありました。
「緑園の主」と「黄色いリボン」は好き。
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相変わらず読みやすい中山さん。
でも短編より長編の方が向いている気がします。
今回は後味の悪いお話ばかりでしたが、最後のお話で少し救われたかな。
一番ズシッときたのは黄色いリボン。
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序破急がしっかりと構成された、短編ミステリーですが、
さらに、最後の最後に、+大ドンデン返しが待っており、
事件の意外な真相や(真)犯人の心理が、ぐっと深まる、
上手さもありますが、それだけではない
素晴らしぃ、ミステリー短編集でした。
主役の犬養刑事は、「切り裂きジャックの告白」では、
そこまで切れ者といぅ感じはしませんでしたが、
東野圭吾さんが描かれる「加賀恭一郎」にも匹敵する
とても魅力的なキャラクターに仕上がっており、
今後の展開、新作が、とても待ち遠しぃ作品でした。
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話題作『切り裂きジャックの告白』の犬養隼人刑事が、“色”にまつわる7つの怪事件に挑む連作短編集!人間の奥底に眠る悪意を鮮烈に抉り出した、珠玉のミステリ7編!
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「赤い水」 「黒いハト」 「白い原稿」 「青い魚」 「緑園の主」 「黄色いリボン」 「紫の献花」
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これの前に読んでいた『切り裂きジャックの告白』の犬養刑事が主役なので、まるで続きのようにするすると物語に入り込んだ。犬養の[男の嘘を見抜く力]に依る部分も大きいが、小さな違和感を見過ごさず、捜査の流れからはみ出しても独自に調べ続ける犬養の姿勢にも魅せられる。どんでん返し的に、善人の皮を被った悪魔を、犬養がやさしい顔で追いつめる場面では、驚きとともに溜飲が下がる一冊である。
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「切り裂きジャック~~」の犬養刑事が登場する短編集でした。
七つの事件には真因を探っていくうちに、まさかの真犯人にたどり着く。関連のない短編のようだが最後にちょっとつながる。
人の表面ではなく裏側があぶりだされていくところが悲しくもあり心地よくもある。
でも短編じゃなく長編小説を読みたかったな。
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「切り裂きジャックの告白」で活躍した「無駄に男前」な犬養刑事が主役の連作集。まさしくどれもが奸計に満ちていて、騙されっぱなしです。「このあたりが怪しい」というところまでは分かるのだけれど、その先にさらなるどんでん返しが!
お気に入りは「緑園の主」。事件の真相もさながら、動機にうならされてしまいました。なるほどなあ。「黄色いリボン」も、いったいどのあたりが事件なのかが分からないまま読み進むと、とある真相に驚愕させられました。
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なるほど・・・こうきましたかw 犬養刑事が主役の短編集ですね。読みやすく、好きな感じです。犬養刑事モノをもとお読んでみたくなること、請け合いです♪
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「切り裂きジャックの告白」シリーズ、短編集。ベタな犯人と思わせて、最後のページで主人公が一気に犯人を問い詰めるという展開が全部。分かっていてもミスリードされ、最後に「え~・・・」って全編言ってしまったwww
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7つの短編ですが、どれも出来が素晴らしく記憶に新しい事件事故が題材となっている。七色どれもいい味付けでとても楽しめた。隠し味も加わって最終行に驚かされた。
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「切り裂きジャック」の犬飼刑事が出てくる連作。それぞれにひねりがあって、後になるほど凝っている。面白く読んだ。
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サクサク読みやすいし、出だしはいい感じなんやけど
残念ながら、すぐに先がよめてしまう
最後の一編は、この中では比較的よかったかなぁ
やっぱり、中山さんには長編を書いていただきたいです
岬先生のが、また読みたい
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中山七里作品の新刊。
『切り裂きジャックの告白』の犬養隼人刑事が7色にまつわる事件を解決していく作品を集めた短編集。
タイトルに『毒』とつく話なので、読了後その毒にあたったように、心に人間の負の感情(家族を殺された恨み・いじめや裏切り・逆恨み・逆襲・悪意など)が沁みてくるようだった。
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短編集7編。
女には騙されるが男の嘘は見抜く捜査一家の刑事犬養。彼が暴く完全犯罪の嘘、どんでん返しが小気味いい。『黒いハト』が不気味な怖さがあった。