「仕組み」という類まれなる魅力
2014/07/08 18:56
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:wayway - この投稿者のレビュー一覧を見る
常に気になる企業のひとつに「無印良品」がある。
西友のPB(廉価商品)からスタートをしながら、いまでは決して廉価品で
はなく、寧ろ高いと思われているブランド品まで上り詰めた、我が国でも
稀有な存在だからか?それとも、単に感性を刺激してくる商品が多いのか?
お店に行っても気持ちが良いと感じるからなのか?
いや、これらすべてを含めて魅力に感じているのか?
そんな気になる企業の中身を、少しではあるが垣間見ることのできる本書
は、私にとっては、ビジネス本というよりは、教科書的な存在として
読ませていただいた。
過去の失敗から培われてきて、常に改善されてきたマニュアルであり仕組み。
これは、簡単なようでそう真似のできるものではないことは明らかである。
こんなことくらいと嘯いたり、馬鹿にしたりすることは至極簡単なことなの
であるが、例えば自分の仕事におけるマニュアルひとつを創ることを考える
ことのむつかしさを考えてみるとき、無印良品という企業は、随分と先を
行っているのである。
企業で働くための基礎的な教科書
2019/11/15 08:07
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投稿者:おちゃめ人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分が勤める会社は、担当者が変わるとレベルゼロに戻る、そんな組織です。
基準書はもちろん存在しますが、ある程度の経験がないと読んでもわからない、
管理がずさんでアップデートもされない、だから教育資料としても使えない。
この書籍でのダメ事例の典型的な会社です。
この書籍は、そんな悪循環から抜け出すためのエッセンスがシンプルにまとめられてます。
新人から中堅社員の年齢層には、自分の組織を成長させるためにぜひ、本でほしい本だと感じました。
MUJIブランドの強み
2018/07/28 09:38
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投稿者:まきちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
徹底したマニュアル作りと、マニュアルの見直しを続けること
知見の共有を行い、属人知を排除することで、逆に個の能力を高めていくという仕組みには学ぶものが多くありました。
『ビジネスの世界で、「わかりやすく書く」ことの究極は、新入社員が読んでも理解できるような言葉で、かつ具体的に説明すること』
入社時に、渡されたマニュアルは何がなんだかわからなかったのですが、いつの間にか、さからない方の世界になじんでしまっていることに気づいて愕然としたり…
本書でも引用されている『経営は「実行」』の「議論を重ね、保養地での会議を何度も開くが、行動は起こさない。これが実行力のある企業とない企業の違いの一つだ」という文章。思い当たりまくりです。苦笑
日頃の自分の業務をどうマニュアル化して仕組みに落とし込むことから始めてみようと思いました。
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・仕事は、マニュアル化がスタート地点。
・企画書は、A4一枚。
・関係部署は、3つまで。適切な部署が即決。
・あせらず、くさらず、おごらず。
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「すべての店が同じクオリティのサービスを提供する」というスローガンのもと、全てがマニュアル化されているそうです。なんとも無印良品らしいと思いました。改善を反映する仕組みもしっかりと整っているようで、素晴らしいとおもいました。仕事にも役立つ良本でした。
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マニュアル導入の際には是非読んでみて頂きたい良書。
無印良品の業績改善におけるマニュアルの効果を具体的なエピソードに沿って説明してくれる。エピソードが解りやすく、またマニュアルの作り方だけでなく、生かし方にも触れている所が興味深い。
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・マニュアルは使うものでなく、つくるもの
・ノー残業デー、やるなら、17時以降は新しい仕事を頼まない、仕事にはすべてデッドラインを設ける、どうしても残業する人は10パーセントに抑えるなど、関連する工夫が大事
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良品計画会長 松井忠三氏による、「組織の仕組みづくり」の記録。
無印良品には2冊の分厚いマニュアルがあるらしい。まあ普通の会社ならどこでも、業務マニュアルくらいありそうなものですが、他社との決定的な違いはその活用度合いのようです。
無印良品ではほぼ全ての店舗業務を、約2000ページの「MUJIGRAM」というマニュアルで管理しているそうです。
物凄いページ数ですが更に凄いと感じたのは、そのマニュアルを精査する部門が存在している事と、現場からのアイデアをもとに毎月マニュアルを更新している事です。
商談内容の共有方法までマニュアル化されているとは、チョット驚きでした。
自分も過去何度か業務マニュアル作成に関わってきましたが、どうしてもマニュアルが完成した時点で、妙な達成感を感じてしまうんですよね。
本来であればマニュアル活用の推進や、定期的な内容更新に心血を注がなければいけないのですが、まあいつも寿命は約1年という結果でした・・・
なんか言い訳になってしまいますが、やはり業務改革には現場の実行力だけではなく、組織全体の意識を変える仕組みづくりと、トップの強い意思が必要なのかなと思いました。
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無印良品が好きでよく利用する。店のコンセプトといい、コストパフォーマンスといいデザインといい、「いいなぁ~」と思うことが多い。そんな無印良品の本が偶然にも本屋に置いてあったので、買ってしまった。
無印良品の成功の裏には、「MUJIGRAM」という2000ページ以上に及ぶマニュアルが存在していることがわかった。そこには店舗設計からサービスから商品開発から人材育成まで、誰がやっても同じようにできる仕組みがあった。もちろん常に更新更新で、MUJIGRAMに終わりはない。
「へ~」と思うようなことも書かれてあったが、しかし!ちょっと僕にはつまんなさそうな企業に感じた。というか合わないだろうなと。というのも、何かの改善を思いついたなら、それが全社的に変化してしまうからだ。「お店のあの人に喜んでもらえるサービス」というのは、この規模の会社ではなかなか実行できないだろうなと思った。
根回し主義の箇所はびぶびっ!!ときた。公務員の組織はTHE,根回しやなと苦笑いですわ!!
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人は2度失敗して学ぶ。
迷った時は難しい方を選ぶ。
あせらない・くさらない・おごらない
報・連・相は人の成長を止める。
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率直にいうと、著者の信念が伝わらなかった本だった。
仕組みづくりや、輝かしい功績は数多く書かれているが、それ以上のものは感じなかった。
内容の中で、吉越さんが紹介されていたが、ノー残業デーの部分などは、吉越さんの本と文章が似過ぎていて気持ちが悪いほどだった。
無印良品の商品も、仕組みづくりも上質だと思うが、松井さんには残念ながら興味が湧かなかった。
・イトーヨーカ堂が強いのは、本部から通達があると翌朝にはすべての店の売り場が出来上がっているという実行力
・徹底したマニュアルの具体的化。「丁寧」ひとつも具体化する
・会社の理念紙に書き、朝礼のたびに唱和する会社もあるでしょうしかし、理念や価値観は、ただ言葉で語って聞かせても、具体性や実践を伴わなければただの言葉です。
・クレーム7000件から1000件に。マニュアル化、情報の共有化
・「同質の人間同士がいくら議論しても、新しい知恵は出てこない」
・タグ(値札)を見直し、2億5000万円と50%のコストダウン
・ギャンブルの手発注から、自動発注へ
・根回し主義の改善
・ネットによる先行販売
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無印良品のマニュアルの作り方
MUJIGRAM
〜とは
何
なぜ
いつ
誰が
マニュアルは作った瞬間から陳腐化が始まる
無駄を省くこと、生産性を上げること、難しい方の選択肢に問題の本質があること
基本を整えておくと応用が円滑になる
コミュニケーション
ジョブズは洗濯機を決めるのに家族で一週間話し合った
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一度できてしまった仕組みやらマニュアルの更新がつらい。(現在進行形)
いっそ最初から作りたいと思うほど。
職場でも利用できそうな考えがたくさんあり、勉強になりました。
素晴らしい仕組みを作っても、メンテしないと棚でホコリを被って
使われなくなるとのこと。
頑張って更新します・・
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経営状況の悪化した良品計画(無印良品ブランドの運営企業)をV字回復へ導いた著者が、構築してきた2000ページものマニュアルや、徹底的に標準化にこだわったシステムの一部を開陳しつつ、背景にある本質的な考え方を指南した一冊。
すでに名の通った企業の事例ですが、家業として経営しているスモールビジネスを次のステージへ成長させたいとお考えの経営者へおすすめします。
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無印良品の仕事の進め方を紹介しているが、いまの自分にも役に立つ情報がたくさん。
割と最近は仕事で歯がゆいことが多く、いくつかハっとさせられた。
現場の人がマニュアルを更新して行ってる話が良くて、昔マニュアルで仕事をしていたときは、本部だけが更新権限を持っていてやりづらかったから。
結局何もない場所で自主性が生まれる人っていないんだろうな、だったらある程度線を引いてあげる。それを漫然とこなす人、疑問をもって取り組む人がいていいんだろうなと思ったり。
自分自身、今の業務はすべて意味があってすべて繋がってると理解してるのだけれど、理解できてない人には無印レベルまではっきり示してあげることも必要なんだろうな