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現実には、今世紀末には100億人どころか、280億人になるという。
今すぐ根本的なアクションをとるべきなであり、様々な現実と対応が示されるが、現実は全くそうなっていない。
結論は、「わたしたちはもうダメだと思います」
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日本では今人口が減っているけれど、
世界規模で見たらものすごい勢いで増えていて、
そして今でもすでに相当まずいことになっているのに、
今世紀末の100億人(もっと厳しく計算すると280億人になるらしい!!)台なんかむかえた日には、もう人間は滅びるしかないそうです。
本にははっきりと「わたしたちはもうダメだと思います」と書いてありました。
今、とても悲しい気持ちです。
こんなことを個人で考えても仕方がないのかもしれないけれど、
けれど、地球がこんなことになっている原因は、私たち一人一人が持っている「もっと便利になれば」「新しいものが欲しい」「たくさん食べたい」という欲求でしかない。
根本的に解決するには、私たちが自分のこの欲求を減らしていくしかないのです。
私たちの欲求は、そのまま莫大なエネルギーの消費に繋がっているのですから。
人を本気で動かしてこうと思ったら、私たちはそれぞれの国に属して生きているのだから、政治が動かなくてはいけないけれど、
けれど私たちは、自分たちの欲求にそぐわない、いやなことをする政治家にはきっと支持を表明できないでしょう。(最もそんな長い目でみたときのことを考えてくれる政治家がいての話ですが)
この本、たくさんの人に読んでもらいたいと思いました。
そして、もう一冊。
『キミが大人になる頃に―環境も人も豊かにする暮らしのかたち』という本。
これは、膨らみ続ける私たちの欲求を減らすいう方向ではなく、「向きを変える」ということで今直面しているこの地球の問題に取り組もうと提案している本です。
人類が滅んだら、きっと地球の将来どこかで
「一時期爆発的に地球上に広まったけれど、自分で住めなくして、地球から滅んで行った生物」とかなんとか言われるのだと思います。バカです。
『世界がもし〜』を読んでしまうと、『キミが〜』に書かれていることで本当に解決になるのかと思ってしまうほど、かなり切迫していることが分かりますが、
でもやっぱり何もしないよりはましです。
というより、こんな状況でただのほほんと何もしないでいられる方が理解できない、という気持ちです。
かなり暗澹たる気持ちになりますが、知らないより知っている方がいいです。
ドキドキするよ、ほんとう。
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帯文を福岡伸一先生が書かれていて、ちょうどこないだ読んだ『インフェルノ』が人口爆発を題材にした内容だったので、気になって手に取ってみた。
自明のことが書かれているだけなんだけど。でもこうして突きつけられるとちょっとショック。このまま人口が増え続け、経済成長が進むとどうなっちゃうの?という話。今の日本の政策は少子化対策にアベノミクスに、と真逆をいってるなーと思ってちょっとウンザリする。世界では「食糧危機に備えて昆虫食を」なんて研究がされているくらいなのに。平和だな、日本。。。
消費を減らして、エネルギーを使いすぎないようにして…なんて、物欲にまみれてモノをため込む私にゃ言えた義理ではないが、でも捨て暮らしよりは溜め暮らしの方が経済にも環境にもいいんじゃないか?!と思ったり。
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非常に衝撃的作品!英国の科学者スティーブン・エモット氏が、21世紀の終わりに訪れる危機を警告する。
私たち人間が、進歩を止めない限り、産業化や都市化、効率のよさ、便利で安全で清潔といった、世界を求めれば求めるほど、危機が遠のくことは決してないことを感じさせる。
地球が今どういう状況にあり、このままだと、これからどうなっていくのか。現状を知っておくことは必要だと感じた。個人レベルでなく、地球レベルで考えさせる。
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過日読了した生物学的文明論に関連して読んでみた。
既に地球は壊滅的な危機に瀕していることが分かった。
しかも 物理的にも科学的にもどうにもならないわけで
もう打つ手は無い。
滅亡に向かって加速している真っ最中である。
人類一人一人の努力を促すというより諦めましょうというメッセージと捉えた。
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気づく機会はあったはずなのに
まっすぐ向き合ってこなかった
環境問題。著者の言う
「私たちはもうダメだと思います。」
を変えるために何をなすべきか?
考えさせられる。
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"なんとなく、このままの生活を続けていたら地球環境が大きく損なわれてしまい、いずれは人間が住むことができなくなるという漠然とした危機感は持っていたかもしれない。
しかし、本書を読むとその危機は現実のものだし、今すぐにでも何らかの行動を起こさない限り地球がどうにかなってしまうことがわかる。
科学技術で乗り越えることは困難であり、われわれの生活スタイルを根本から変える必要があると本書は伝えてくれる。しかも、北半球に住む先進国といわれている国々に住む人が直ちに消費しないライフスタイルに変える必要があると。本書でも記載があるが、それは無理だろうと。
絶望を突き付けられていることに等しい衝撃。
水の中に入れられた蛙が、だんだん熱を加えられて、そのまま熱湯の中にいながら死を迎える。
今の人類がその状態。
地球は人類だけのものでもない。人類が滅びるというシナリオを地球は描いているのかもしれない。"
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メモ
褐色雲: 大気汚染物質
発展途上国で薪や炭を燃やす事で発生するブラックカーボン。同じく、先進国で自動車や船や飛行機で移動する際でも、上記ブラックカーボンが発生する。
上記雲の影響を受けているのは世界で30億人。
※呼吸器官疾患、寿命の短縮などの健康被害
今世紀益々の人口が増えていく。
その中で、益々食料が必要になり、科学技術の進歩が進むだろう。また、資源をこれまで以上に使う事となると、より一層、地球・資源に負荷をかけると事になる。
遠い未来のことのようで実際に今現在私たちが直面している問題提言をしてくれている一冊。
何より消費を減らすことが私たちに求められている