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江戸っこのお節介と人情…心があったかくなる作品でした。滑稽な描写や、人々の情景が目に浮かぶようで、一気に読みました。こんな長屋に私も住みたい!
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本所亀沢町にある「おけら長屋」は、大家の徳兵衛、米屋奉公人の八五郎、後家女のお染など、ひと癖ある店子が入り乱れて毎日がお祭り騒ぎ。それもそのはず、お金はないけど人情に厚く、かっとくるけど涙もろい。自分より他人のことが気になって仕方がない。こうした面々が、12世帯も軒を並べているのだ。
そんなある日、わけあり浪人・島田鉄斎がやってきた。津軽の某藩を辞去し、江戸へ流れてきたのだ。剣の腕がたち、冷静に物事に対処できる鉄斎は、おけら長屋の連中が頼りにする心強い「旦那」。鉄斎を迎えて、何かと騒がしい長屋の面々が遭遇する事件とは……。
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名前の通り貧乏な庶民の多い長屋を舞台にした、どれも心がホッコリする話。
なんでもドタバタ、お祭り騒ぎの万松の二人組みたいなのもいれば、手練れの浪人、島田様もいる。
特にこの島田様がいいです☆シリーズ化を期待します!
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書店で見かけたときのポップや、この本の帯の言葉に魅かれて買いました。全7編、最初のうちは、過大評価、そんなに大絶賛されるほどのものではないと、淡々と読んでおりましたが、狂言回しの二人の性格が鮮やかになってくるにつれ、そして、浪人さんの役回りが鮮やかになってくるにつれ、面白くなりました。
木曜時代劇の原作にでもしてくれないかなあ。だけど、登場人物のそれぞれがいい味出てるから、出演料を安くすると、失敗してしまいそうです。
いい感じの小説だと思います。あっと驚くような新鮮さはないにしても、早くも安心と安定感を感じます。
うん、面白い。
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こいつはいい!痛快、愉快そして甘く切ない時代小説。脱藩した一人の剣客が温かく酔狂な長屋に居着く時より物語が始まる。次から次へと起こる日々の出来事を連作形式にて軽やかに綴る。各々物語のテーマは信用、面目そして絆か。長屋の住人になり、お節介だが一緒に泣いて、笑う感覚に浸れるよ〜。
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割と面白いですよ。うん。でもね、やっぱり山本一力の方が好き。心情描写がちょっとしっくり来ない、って言うか深くないように思われちゃった。
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落語のような江戸っ子のべらんめえ口調になじむまで時間がかかりました。
お話は私の好きな人情話でした。
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L
一つの長屋の面々がそれぞれイキイキしている。でもやっぱり浪人の島田が光ってしまうのは仕方ないのか。「はこいり」はそういうこととは全然気がつかず。うまい。こういう近所のおばさん、むかしだったらいそう(笑)
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連作短編7編
おけら長屋に住む人々の色々な出来事が,登場人物のくっきりした表現で生き生きとして,しかも落語を聞くようなおもしろさ.大家の徳兵衛さんといい浪人の島田鉄斎さんといい,頼りになるいい男達だ.
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本所亀沢町にある「おけら長屋」は騒動の宝庫だ。大家の徳兵衛、米屋奉公人の万造、左官の八五郎、後家女のお染―ひと癖ある住人が入り乱れて、毎日がお祭り騒ぎ。そんなおけら長屋に、わけあり浪人の島田鉄斎がやってきて…。貧しいくせにお節介、そそっかしいけど情に厚い。そんな庶民が織りなす、江戸落語さながらの笑いと情緒にあふれる連作時代小説。
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いかにも江戸っ子!なおけら長屋の人々。次から次へと騒動が起こり、それをヤイヤイ言いながら解決していく。落語のようで面白い。次巻も読もうと思います!
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本所「おけら長屋」で起こる騒動と顛末を、江戸落語さながらの涙と笑いで包み込んだ連作時代小説。
起承転結と勧善懲悪がはっきりしてて読みやすい。ちょっとした伏線もオチに繋がってストーリーに筋が通っている。登場人物のキャラクターも分かってきたので続編も楽しみです。
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まだ一作目読んだが、どの話も心が温かくなる。
登場人物が多いけどわかりやすい。
その後のシリーズも読んでみたくなります。
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江戸時代の市井の人の小説が好きなので、個性的な長屋の住人が出てくるこの小説は私の好物だ。
話のスピード感と、とんでもな展開も愉快だし、話の根底には優しさがずーっと漂っていて、読んだあとにはどんな人も受け入れられるくらい寛大になっている。不思議。
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一話一話サクッと読めてなかなか面白い。
長屋を舞台にした人情もの、クスッと笑えたりホロリと泣けたり、高田郁さんの作品よりは男性好みかな…。