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読みやすくて面白かった。
ただ、世界が存在することが必然的かつ偶然的であることから、生の肯定が導きだされるかは分からなかった。奇跡的に生まれた生を後悔と共に過ごすことを肯定しえないのだろうか。誕生肯定は実感としては強く訴えかけてくるものであるが、何とか抜け道を探してみたくなる衝動に駆られる。
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身近な哲学の疑問を、難しい言葉を用いずにマンガという形で考えさせてくれる本。
4章の生命論の考え方は面白いし使えそう。
哲学書の読書案内ものっている。
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■友達に借りましたw
なんか想像と違ったかなぁサブタイトル的な、生きるってなんだろう、がメインの話だねー。違う内容がよかったかな。特に今は求めてなかったかも。学生時代であればもっと楽しめたかも。
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無とは何かを明確にイメージすることはできませんし、言葉で直接表すこともできません。それはイメージの力や言語の性能を超えている。
いまどんなに苦しくても、絶望に陥っていても
みんなから認められなくても
消えてしまいたくても
そんな君の存在の全体が避けようのない奇跡として生まれ出たという事実は動きません。
私とは何か?他人の心とは何か?というもんd歳は生きるレベルでは決して解決できないのです。
どんな苦しみをかかえている人も、生まれてきて本当によかったと思えるかどうかは、これからどう生きていくかにかかっている。これでよかったということができる。
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うん、これが「哲学」。
世の中の哲学と呼ばれるものは哲学ではなくて「哲学」学。過去の哲学者がああ言ったこう言ったという解説。本書は「哲」学。
また、新書の入門書にはときどきすさまじいクオリティのものがあって、入門書でありながら同時に最終奥義の書であるような深みに届いている。本書もそのひとつと言っていい。
本書は、生徒と先生の対話という形をとっているが、それは知っているものから知らないものへ知識を伝達するためではなく、対話という形式でしか到達できない扉のむこうを目指しているから。そしてさらにマンガという形式をとることで、言葉で(書き言葉だけで)哲学する時のあの厄介な頭痛の種が緩和されている。ゼロではないけれど、どんなにやさしい言葉で書かれていたとしても、「あれ、ボクは本当に著者の言うことわかってるのかな?」という不安が少ない。図で示されることでグッと「いまなんの話しをしているのか」わかりやすくなる。対話もマンガだと誰が何をどう話しているのかが画期的にわかりやすい(私は対談を読むのが非常に苦手なのです)。
内容については、納得するところもあればできないところもあり、その前に「えっ、そういう発想あり?!」と驚くこともあり、楽しめる。でも最大の衝撃は、最後に生徒のまんまるくんが先生の言葉を拒否するところ。僕はそうは思わない、と。感動的ですらある。
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「時間」「存在」「自分」を考えることで、
「どうして生きているのか」「生きる目的はなんなのか」が
わかるのだろうか?
今ひとつ内容にピンとくるものがない。
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学者とか引き合いに出さずに平明な言葉とイラストで解説。
結局難しいけど再読したい内容。
巻末の解説も親切。
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1から4章までで構成されている。
時間論
存在論
私とは
生存論
いまという土俵
あるということの偶然的必然
他我はわからない。
いきているという偶然的必然
いまを経験しかできない必然
偶然我重なって存在している
哲学を少し勉強できたと思う。
結局、いまをいきることしかできない。
いろんなかんがえかたがあるのでは。
疑問を哲学にぶつけていい。
存在が確かでないものも規定してその上で生きていける。
あるものも信じる。
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ハアハア…。
哲学病再発。
エッチな本と、哲学書と、宗教書を読む時の、
あの興奮具合が一緒なのは、なぜ?
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まんがでも難しかった。というよりマンガだから易くならないといった方がいい。この本では生命の存在を深く掘り下げて考えている。生命観を考え直すきっかけになる本だ。
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著者として「森岡正博+寺田にゃんこふ」って書いてあるから、森岡正博が内容を決めて寺田にゃんこふが漫画を描いてるのかと思ってたら、森岡正博がほとんど漫画を描いて寺田にゃんこふは線とかを整えただけらしい。
「哲学者が描いた漫画だすごい」と思ったけど、漫画家で哲学科を出ている人って割りといる?っぽいから哲学者で漫画を描いてる人って実はそんなに少なくはないのかな?
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時間論や存在論などについて、対話形式による議論が展開されている本。
まんが哲学入門というタイトルのとおり、一応漫画の体裁は保っているのだが、非常に気の抜けるデザインのゆるゆるキャラが跋扈する謎の世界観なので、最初は何故わざわざ漫画の形式にしたのか疑問を感じてしまった。
しかし、読み進めていくうちに、漫画であることの利点をうまく利用していることに気づかされる。図解をとにかく多用するため、直感的なイメージをつかみやすいし、言語では表現不可能な概念(永井均が言うところの<私>みたいなの)も力技でなんとか?表現してしまっている。著者は漫画と哲学は相性がいいと主張していたが、こういった技法をみると確かにアリかなとも思えてくる。
本書は漫画ということで、ページ数の割に全体の文章量は多くはないのだが、決して内容が薄い訳ではない。広がりを持った「いま」の土俵の上で過去や未来が立ち現れるといった時間論は斬新だったし、「世界全体が存在すること」の不思議さについては深く考えさせられた。
また、巻末のブックガイドが本編並みに充実しているので、次の読書への意欲を非常にそそられた。
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最近はそんなことないけど、中学生の時に「死んでしまったら全てが無になるんだ。死ぬの怖い」と毎晩想像して怖くなっていた時期があった(多分、当時図書室で読んでいた火の鳥の影響)。本書にはそのような考えについて漫画として書いてあった。
書いてある言葉は分かりやすいといえば分かりやすいのだけれども、概念はやはり難しい。『いまの土俵』とか『誕生の土俵』といわれても、いまいちよく分からなかった。これは言葉や絵の限界なのかもしれない。
気がついたら私は生まれていたという考えは面白い。たいがいの人は生まれた時を覚えてないわけだし、そりゃそうだろうなとは思うけど。まあ、今でも気づいたらここにいる感じなのかもしれない。
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哲学概説を、まんがで行っているのではなくて、
まんがで、哲学しています。
素晴らしい。
(2015年07月17日)
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なんだかすっきりしない。自分にはもうちょっと突っ込んだところまで書いてあったほうがよかったと思った。
図書館で借りた。