紙の本
業の怖さ
2022/08/19 05:49
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投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
(ミステリー要素もある作品なので
その部分はネタバレしないように書きたいかと)
今作も女子の業のような怖さと
母子の業もそこはかとなく。
そこに占いと殺人とネットとかが絶妙に絡まっていて
作品が出来ている。
マメちゃんが可愛くて優しい
ああいうマメちゃんだからこそ、
伊織さんも芳彦さんも愛おしく思うのだろう。
テルちゃんの最後のメールには胸が痛む
咲耶という名前からもしかしてという気持ちはありましたが
さすがに名前はそうなのねぇってちょっと捻り具合を思ったしだいです。
個人的には咲耶の存在は
ちょっと「黒板に爪をたてて出す音」みたいな感じでした。
スミレちゃんの件は・・・中途半端になるのか?って
思っていたらちゃんとこの作品らしいオチがついていて良かったです。
そういうところを漏らさないところはさすがだなぁと。
脇坂さんの存在がこの物語を暗く重いだけのものにせずに
良い具合に読みやすくしていますね。
青目の存在がどんどん絡んできているので
今後が気になるところです。
読み終わって表紙を見直して
「ああ」って声をあげてしまいました。
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投稿者:Otto - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ2巻目。妖人の伊織のカッコよさに惹かれます。いっきに読んでしまいますが、繰返し確認しながら読んだり、何度も読める楽しさがあります。
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1冊目から読んだ方がいいです。
これだけでも楽しめますが、
登場人物の会話や関係の濃さがもっと楽しめます。
ホラー要素、今回あった??
ツルリンと読み終えてしまうので、物足りなさを感じます。
つづきが気になるっていう感覚だと言えばいいんやけど・・・
読んだぞ!って言う感覚が無い。
1冊目も思ったけど、読んだ後に
京極夏彦さんを読みたくなる衝動にかられる。
でも続きが出たら必ず買う。
イケメン(中性的)+妖怪+毒舌。イイネ!
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シリーズ2作目。
あいかわらず表紙のイラストが美しいわ。
マメちゃんかと思ったけど違ったのね…
アニメ化するならテルの声は林原さんだなとか思いながら読んでました。
マメちゃんは…大谷さんとか…可愛い系で。
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夜中に読んでいると食べ物の描写にのたうち回ることになる、このシリーズ。
洗足家の茶の間で出される甘味や料理は本当にそそられます。
前巻では明かされなかった青目の属性も判ってますます面白くなってきました。
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何だか1巻よりも更に脇坂刑事のいじられキャラ&太鼓持ちっぷりがパワーアップしてない(笑)?洗足家も“にゃあさん”が加わって、妖人の住処と思われぬほど居心地の良さパワーアップ。
そんな中に加わって、パックじゃない煮出した美味しい麦茶が飲みたい。
今のところは夏目と伊織とは直接対決していないけれど、この先あるのだろうか。
ところで単行本イラストと文庫イラストで随分とイメージが違うものだなあ…。
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妖奇庵シリーズ二冊目。洗足と脇坂のやりとりが面白くて、やみつきになりそうです。
それぞれのキャラがしっかり立っていて、それだけでも楽しめるのですが、構成の仕方が上手くて、つい読み返して確認してしまったり、ミステリーとしても手抜かりがない仕上がり。
でも、何といっても登場人物の魅力ですよね。
洗足の容赦ない毒舌っぷりと脇坂の能天気なキャラがお気に入りです。特に脇坂、いじられまくりでも図太くおバカっぷりを発揮していて、彼のおかげでダークに傾きがちな物語全体がとても明るくなっているんです。
とは言え、今回の主役はかわいいマメくん。
ほんとに愛されキャラです。そんな彼に初めてできた親友のテル。にゃあさんを通しての二人の交流に、胸がきゅんとなりました。
テルを家に招待した時の、洗足と夷のそわそわした様子が微笑ましかったです。マメは家族として大事にされているんだなと、実感。
妖奇庵の仲間ににゃあさんも仲間入りで、ますますにぎやか。おいしいご飯を一緒に食べてみたくなりました。
事件は、今回も女の子の中にある残酷なところとか、醜悪なところとかが事件の発端になっているようでした。
占いとか、ブログとか、スイーツとか、女の子なら誰でも興味あることが思いがけない方向へと暴走していきます。
身近に感じるテーマとアイテムで、生々しい怖さがありました。
あと、青目もミステリアスながらもワルイ男どまりだったのが、底知れない怖さを感じさせる邪悪な存在に。洗足に異常に執着しているんですよね。
まだまだ不穏な空気は払拭できていないので、今後の展開が気になります。
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これもまた、怖い!
ふつーにありそうな、いそうな、起こり得そうな感じが怖い!
マメさんに救われました!!!
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マメくんラブ!
もう、先生と夷さんはマメの下僕でいいよ(笑)
本当に久しぶりに夢中になれるシリーズに出会ったって感じ。
物語も文句なしに面白いし、それ以上にキャラクターが魅力的すぎる。
とにかく、洗足(あ、変換するのね)と夷がマメを溺愛してるのを読むだけでも癒されます。
いささか、あざとさを感じないでもないけど・・・・ねw
1作目で感じた、若干の後味の悪さのようなものは、一切ない読後感だったけど、シリーズが進んでいくとこの調子でずっと行くのは無理そうかな。
いずれも、いろんな意味で辛くなっていきそうな予感はあるけど、楽しみにこの後を見守って行きたいと思いまする。
なので、はよ次だして(笑)
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次回の話が気になる終わり方。
≪悪鬼≫は男の欲を煽る
≪悪鬼≫は女の身体を誑かし、子供を利用する。
そして≪悪鬼≫は――人を食うのだ。
青目の正体がなんなのか前回から気になってましたが鬼とは。
照ちゃんの話も切ない。
今回もよかった。
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内容は物悲しいのマメに癒され脇坂にホッとして、途中で今後の展開ってのが分かってきて余計になんか切ないな~って思ったのに読了感はすごくほのぼのして円満!って感じで良かったです。青目と洗足との今後の展開っていうのがすごく気になりますよね。次作期待!
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1巻に続いて「人」を書いたミステリー。
キャラの立て方の相対が見事で、それが何より印象に残りました。
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【妖琦庵夜話シリーズ】第二弾。
一巻に引き続き安定の面白さ。
やっぱり脇坂出て来ると和む(笑)。
第三弾も購入済みなので読むのが楽しみ。
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自分は<件>だと名乗る占い師達。
彼らが果たして妖人なのか語りなのかを判別するため
妖琦庵の主と出かける事に。
大量に食べる女性は単なるきっかけの女性。
かと思ったら、わりと要所要所に。
占いですから、それに関係する人がいる、という事と
何者なのか、という事。
確かに、自分を知ると確実にすっきりする状態です。
自分は特別、と思う時期ではありますが
思い込みとはすばらしいものです。
むしろ相手が自分に合わせるのが当然、な姿が
ものすごく分かりやすくて良いです。
面白かったのは、初めてのお友達訪問。
保護者連、面白いまでに右往左往。
想像するだけでも楽しかったですw
しかしこれ…確かに自分が連れてくる立場だったら
そろそろ落ち着いてくれ、と思う状況ですね。
さらに面白いのは、猫に対する家令の態度。
そこまで…そこまで…ww
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シリーズ第2弾!
前作で妖人として生きることを決意をした伊織。今回頼まれた仕事は、≪件≫(くだん)を名乗る占い師の真贋を見分けること。その矢先に本物の≪件≫である占い師が殺される。
殺された≪件≫の丸山綾子、その娘の占いゴスロリ少女の咲耶、マメが出会った謎の少年テル、新しく妖琦庵の「家族」となったにゃあさん。
一つの事件をきっかけに、青目が最悪の事態への手引きをもくろむ…
やるせない気持ちになりました。
一見気難しい性格に見える伊織。実は想いやりが深く優しさに溢れているのだなぁと感じました。
相変わらず脇坂くんには手厳しいけれど(笑)
話の中心は憎しみと苦しさでつぶされそうになっているテルではあるのですが…
「家族」のように生活を営んでいる伊織、夷、マメの絆も描かれておりほっこりしました。
テルはマメに出会えて本当に良かったと思います。とても悲しく辛い思いを抱えていたけれど、これからは幸せに楽しく生きてほしいなと思います。
咲耶はこれからいろいろと反省するべき!ですが…
こどものような純粋な心を持ち、優しく気遣いのできる青年のマメは本当にオアシス!
そして洗足家で振舞われるごはんや和菓子、脇坂くんの手土産。すっごくおいしそう…!
今回明らかになった青目の妖人属性、≪悪鬼≫。
かなり不穏な存在で、これから伊織にどう絡んでいくのか、恐ろしく思うのですが早く次が読みたいです!