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一気読み。何て悲しい話し。
同じく一気読みだった、あの衝撃の殺戮に…と同じくらい救いようのない話し。
でも、現実社会ではもしかして、もっと悲惨なもっと凄惨な事件が、子どもや高齢者を巻き込んで起きているのだろう、と思って何だか凹んだ。
人物描写とリーダビリティはさすが。
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智樹のクラスメート・山上心澄望(やまがみこすも)は今日もまた、顔にあざを作って登校してきた。担任の大島安奈(通称アンナ先生)も気にかけるが、本人は本当のことを決して言わない。しかし彼が警察官の父親から暴力を受けていることは明らかで、彼の家に行った智樹はそこで、心澄望の弟の甲斐亜(がいあ)の死体を前に、その父親が庭に穴を掘っている現場を目撃してしまう。
暴力をふるう父親が、子供にとってヒーローであるはずの警察官という職についていることから、大人を信用できず、なんとか自分たちの力で父親から逃げよう、唯一信じられる母親を探し出して助けを求めようと奮闘する子供2人の物語。大人目線で見れば、「本当のことをそこで話せば父親なんてあっさり捕まるのに」と終始思ってしまうのだが、子供の世界ではこれが全てで、追ってくる父親のなんと恐ろしいことか。アンナ先生の行動や、ラストはすごく後味が悪いので、子供に薦められる作品ではないけれど、そこそこのスリルは味わえた。
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久々の我孫子氏、相変わらず読みやすいが
いまいち読んだ感のない薄さ!
主人公トラウマ必至だろ〜
アンナクソだろ〜
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2年前に母が失踪して以来、小学5年生の心澄望と弟の甲斐亜は父・茂雄の暴行を受け続けていた。
夏休みのある日、庭で穴を掘る茂雄の傍らに甲斐亜の死体が。
目撃した心澄望とクラスメートの智樹を、茂雄が追う!
死に物狂いで逃げる彼らを襲う数々のアクシデント!!
茂雄が警察官であるゆえ、警察も頼れない二人の運命は―。
そして待っていたのは、恐怖と驚愕の結末!!
(アマゾンより引用)
怖~…
まさかの展開…
何か最後の最後のほうまでどうなんの?どうなんの??って感じでドキドキしながら読めた。
そして、そう来たか!!みたいな
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DVの父親を持つ友達を疎ましく思いながらも同情から縁を切れずにいる主人公。
「……俺……俺、あいつに殺されるかもしれない……」
夏休みのある日、遊びに来た友達の一言をきっかけにある計画を実行すべく2人で友達の家に向かう。
そこで目撃したのは友達の弟の死体と、それを埋めようと庭に穴を掘るDV父親の姿だったーー。
ただの小学生でしかない主人公達と、社会的地位のある父親の追いかけっこ。
追いつかれてしまうのではないかというハラハラ感。子供ゆえに誰も頼ることのできない主人公達の結末が気になって一気に読んでしまいました。
希望が絶望に変わり、最後に明かされる真実は想定外のものでした。
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2019.06.13
まどろっこしいと思うことはあるけど、今の世の中では充分にあり得ることだと思わざるを得ない。この著者はこんな作品も書くのかと意外に思った。「逃げる物語が好き」なるほど、逃亡者なんて最高だったね!^_^
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主題となっているのは父親による子供への虐待。とある出来事から、このままでは二人とも殺されてしまうと、主人公の少年が手を貸して行う二人の逃避行。こんな重たい話なのに読みやすいのかあっという間にラストまで読んでしまいました。この作家さんだからおそらくラストの後味はあまりよくないだろうなと思っていましたが、それでもなんとか救いのあるラストを期待していたのでラストは何とも言えない気持ちになりました。子供も読むミステリーランドにならなくて本当に良かったです。
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小学5年の智樹の友人・心澄望は、いつも警官である父親から虐待を受けていた。夏休みに入ったある日、智樹と心澄望は父親が心澄望の弟の遺体を庭に埋めようとしているところを目撃してしまう。そこから2人の終わりのない逃亡が始まるが…。
とんでもないサディストの暴力父はもちろん、ずる賢くてあざとい心澄望の言動にも終始ムカつきを覚えます。
が、そこは我孫子さん。先の展開が読めず、気になって一気読み。
どんでん返しとしては少々期待外れだったかもしれないけど、ある意味スッキリした読後感を迎えられました。面白かった!
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「怪盗不思議紳士」が自分的にツボだったので、こちらも読んでみました。
が、ちょっと、いやかなり気分が悪くなってしまいました。
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小学生目線と、犯人の父親目線で
描かれる文章が違うところに腕を感じた。
読んでいて、こちらが追いかけられているような
追い詰められて逃げられないような感覚になる。
最後のどんでん返しが「おぉ!?」と思ったが
登場人物が幸せになる終わり方がよかったなあ
いつの時代の事を書いているのかわからないが、
担任の住所や連絡先を教えている学校って何?
プライベートゼロすぎ…
ノーブラで保護者に会う先生もおかしいし…
家や服装が汚い理由の中に「女性がいないからだろう」と書いているのは作者が男性だから?
ちょっとやりたい放題描きすぎな感じがした。
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最初に口コミを軽く読んでなかなか救われない終わり方するんだろうなって覚悟しながら読んだけど、とりあえずは救われる話。なんとも言えない救われ方だけどね
自分の中ではちゃんと正しいって思って暴力振るってるとか怖すぎる
実際いるんだろうな、こんな人