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読み応えありました。非常にややこしい展開なのですが登場人物それぞれのキャラクターがしっかりしてて追えなくなることはありませんでしたよ。
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タイトルに惹かれて購入したのですが、これは当たりました。
2転3転4転するうえに最後のあの展開に驚愕、そしてちょっと泣きました。
盲目の判事ジョン フィールディングがお気に入りです。続編も読みたいと思います!
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初めて読んだ皆川博子作品
知り合いの方に教えてもらって読んでみた。
最初は読むのに時間がかかるかなと思ったけど乗ってきたら早かった(笑)
面白かった(≧▽≦)
最後は…うん。
思い込みは良くないよね(笑)
2人がこの先どうなるのか、とても興味があります。
そしてダニエルが一番可愛いオジサンでした(笑)
なので、最後はダニエルのことを想うと切ないかな。
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文庫化記念再読!おもしろかったぁぁぁぁ。文庫化にあたって追加された短編<チャーリーの受難>はバートンズの愉快な復讐劇(?)で、<開かせていただき光栄です>読後のどうしようもない気分を綺麗に昇華させてくれた。エドとナイジェルが底知れなくて魅力的なのはもちろんなんだけど、クラレンス・ベン・アルもそれぞれまた良いんだよなぁ。初読時に魅力がわかりません…と感じたネイサンも、今回はどこへ転ぶか全く見えない事件に翻弄されてるのがわかってるからか、うまくスパイス程度に落ち着いたなぁ…と。堪能した~。
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18世紀末ロンドン、近代医療の黎明期。未だ解剖は認められておらず、近代医療を目指すものは非合法に死体を手に入れ人知れず解剖を行い学んでいた。そうした私設解剖教室を主宰するダニエル・バートンが解剖を行っている最中に警察の手入れが入った。死体を隠しその場をやり過ごそうとしたのだが、その日手に入れたしたいが貴族の娘だったために治安判事のジョン・フィールディングが直に乗り出している。盲目のため人の嘘に敏感なフィールディングに嘘を暴かれたダニエルとその弟子達は死体を引き渡すことになる。ところが令嬢の死体を隠し場所から出したところ、見知らぬ男の死体がもう1体そこにあった。おまけにその死体の手足は切断してあった。この死体は誰なのか、そして誰が、何故そこに隠したのか、フィールディングは姪で助手であるアンと共に事件解決を始める。
時間の経過が途中錯綜するので、丁寧に読んでいないと今自分がどこにいるのかが判りづらくなる。
法廷場面のどんでん返しは予想外だったが、この展開がなければ陰鬱な結果しか残らなかっただろうし、弟子達の態度も腑に落ちる。
エンドロールの後の追加シーンは、やっぱりあった方が良いのかな・・・
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18世紀のロンドンの解剖学者とその弟子たちが不可能犯罪に挑むミステリ。幻想的でグロテスクなムードもたまりませんが、魅力的な登場人物群とユーモアセンスが加わりもう大満足。肝心のトリックについても素晴らしく非の打ち所のない作品でした。
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冒頭30ページで既に死体3つ。それも妊娠6ヶ月の準男爵令嬢に四肢切断された少年に顔を潰された男…皆川先生、健在だわあ…80歳で執筆された作品とは思えません(~_~;)
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とても面白かった。
一気に読み終わりました。
伏線もきれいに回収されていて、
最後もスッキリの展開で読後の余韻まで
完璧に仕上がった作品だったと思います。
それぞれの人物の個性も明確に描かれていましたし、
あまり得意ではない中世の作品でしたが、
はいりやすく楽しめました。
ただ、残念といえば、期待した展開に
きっちり収まってしまったので星4つにしようかと
迷いましたが、完成度の高さから星5つで。
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18世紀のロンドンを舞台に解剖学の教授とその弟子達が不可解な事件に巻き込まれていく。
ただでさえ事件が複雑にも関わらず、登場人物が抱える裏や時代背景も複雑。
付箋は回収されていくが、少し煮え切らないところも一部見られる。
ロンドンの風俗や政治、そして解剖学について本当に事細かに調べられているため、日本人が書いていることを疑うくらいである。
続編も気になるところ。
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まるで翻訳ものかと思うような、本格時代ミステリ。18世紀ロンドンの解剖教室で死体が増えた。
個性的な弟子達ら盲目の治安判事のキャラクターも良くて、面白い。
解剖学がまだ一般的でなく、悪魔的な扱いをされている中、ジャガイモみたいな気のいい師匠のもとに集った才能ある弟子達の奮闘ぶりもいい。
時代がらの暗い部分も少なからず描写されていて、突飛な話に現実味がついている。
他の作品ももっと読んでみたいと思いました。
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キャラ確認のために、最初のうちは読んでいるページと、キャラ紹介ページを行ったり来たり…。飲み込めてからはとても楽しく読みました。
こんな本格ミステリを読んだのは久々でした! 舞台が18世紀のロンドンということで惹かれたのですが、描写がリアルな感じで、とてもたくさん調べられたのだろうなぁとちょっと感動。普段から少女小説や少女マンガで華やかな印象ばかり与えられていた舞台なので、やっぱり違うもんだなーと思いました。
物語は三人称、数人のキャラの目線から進んでいきます。ダニエル・バートンが主人公だとばかり思っていましたが(実際そのようなものでしょうが)、他のキャラもそれぞれ魅力的で、いろんなキャラの視点で読み返すとずっと楽しめる作品だと思います。やっぱり女性人気はエドとナイジェルに集中するのかな。私はナイジェルが一番好きでした。あと、盲目判事のジョン・フィールディングと姪のアンも。最初はいけ好かない感じかと思っていましたが、途中からアンが可愛くて…もう。
まだ一回しか読んでいないので、伏線とか見落としがあると思います。二回目以降の方が、楽しんで読めるかもしれないです。
二巻があるらしいことはこの間知ったので、そちらが気になって仕方ありません…。はやく読みたいと思います!
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妖しい!しっかり騙されたし、とても楽しめました。
舞台が18世紀で解剖医学?にスポットがあたってるのも面白かった。さすが皆川さんの小説はしっかりしてますなぁ。安心して18世紀ロンドンに連れてってもらえます。
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幻惑させられる。
18世紀のイギリスなんて全く関係無い社会なのに、なんでこんなに「ああ、なるほど」となるんだろうか。
ミステリだし、衒学的だし、退廃的だが、それでもなお、前を向く強さがある。やばい。面白いぞ。
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さすが皆川さんという世界観。
翻訳ものを読んでいるような不思議な感覚。
とはいえ、やっぱり皆川さんなら歴史小説の方が好きかなぁ。
訴えられなければ、罪にもならないっていうのがイマイチ解せない・・・。
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初めて読んだ皆川博子作品。
解剖教室の生臭さと、ロンドンの淀んだ空気とアルコールが混ぜ合わせになった世界に美しい青年達と四肢を切断された謎の少年の屍体…。退廃的で、耽美な雰囲気の世界観には惹かれる。
ミステリー作品としても絶品で、最後まで真相が見えない事件の謎。その全てが解き明かされた時の感動は言葉では言い表せない…‼︎
エドとナイジェル、二人の行く末には何が待っているんだろう…
続きも読みたい。