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何か上手くいかない時に見方を変えてくれる言葉が必ずあるだろう。こんな言葉をくれる先輩知人がいる人は心強いだろう。
基本的には少欲知足で生活習慣を確立することが悩みを遠ざける。
・大事な判断を夜中にしない
・損得で判断せず,ただ今のことに集中する
・少欲知足。欲は際限ない。
・本来無一物
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「菜根譚」をさらに身近な話題で分かりやすくした本。禅の教えは学んだことがなかったが、日々の生活の中で心構えとして持つことができれば、きっといろいろ余計なことで疲れないだろうなと思う。がこういう心構え的なことってすぐ忘れちゃうんだよなー。また立ち止まりたくなったときに読み返そうと思う。
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バカみたいに考え過ぎてしまうとき。とらわれてしまうとき。1分でも読むと、なんてことない。すぐにピボット、自分を客観視できます。
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お坊さんの書かれた本ですが、この本の著者である桝野氏は多才のようで庭園デザイナー、大学教授という肩書きも持たれています。
私が興味を引かれたこの本のタイトル「心配事の9割は起こらない」というのは禅の考え方で、心配することより目の前の大事なことに集中しろ、ということのようです。
禅の教えに従って上手に、減らす・手放す・忘れることができれば、本来やるべきことが見えてきて集中することができるのでしょうね。
ビジネスに成功した人の体験記を読むのとは違った観点から、仕事を進める上でのヒントをこの本から得ることができました。
以下は気になったポイントです。
・大切なのは、妄想=心に棲みついて離れないもの、をできるだけ減らしていくこと。そのためには妄想の正体を見極めることがだ大事。妄想を生み出している根源は、ものごとを「対立的」にとらえる考え方(p13)
・莫妄想は大事な言葉、比較なんかしないで絶対の自分を信じて生きよ、というエールである(p15)
・大切なお金をなぜ、喜んで捨てられるか、ひとつ捨てることは執着からひとつ離れることだから(p26)
・捨ててはいけないものの判定基準は「思い」である、それを手にすると思い出が巡ってきて胸が熱くなる、いただいた人の心が感じられて嬉しくなる、元気がでるもの(p28)
・自分でどうにもならないことは、そのまま、あるがままに受け取っておけばいい(p32)
・10の力量で12の能力を必要とすることにチャレンジするのは、なんとかなる範囲(いい加減)、さらにその先の限界値を見据えておくことも同様に大切(p47)
・躓きや失敗をいい体験にする、尊い教訓とするための条件は、きちんと失敗の原因を見極め、明らかにすること(p55)
・自分の中に生活のリズムを保つためのルールは、朝を大事にすること(p63)
・「いま」就いている仕事に本気になるしかない。生きている「いま」を楽しむしかない(p79)
・心静かに夜を過ごす大事なポイントは、情報を遮断すること、自分にとって心地よいことに時間を使う(p88)
・真摯に向き合うためには、目を外側の誰かに向けるのではなく、内側の「自分の心」に向ける(p95)
・「おかげさま」のもともとの意味は、「ご先祖様」である。この世にはいない、蔭に隠れている方々の庇護のもとで、その協力をいただいて、私たちは生かされている(p103)
・境遇があなたの生き方を左右するのではない、あなたの生き方によって境遇はどんなものにでもなる(p117)
・いつも穏やかな心で静かな心でいるためには「呼吸」が大事、禅の言葉に「調身、調息、調心」があるが、その意味は「姿勢を整える、呼吸を整える、心を整える」これらは密接に絡み合っているので、頭に血が上ることがあれば、まず呼吸する(p140)
・呼吸のポイントは、吐ききること、それができれば吸うことを意識しなくても空気は自然に入ってくる(p141)
・正論をいうとき、その人の目線は必ず相手より高くなっている、そういう関係性の中では、言葉は通じ合わないし信頼も生まれない(p163)
・聞き役の心得としては、話の腰を折ったり、話の流れを止めたりしない配慮をした上で、相手の言っていることを確認したり、こちらの感想を交えたり共感したりする(p183)
2014年4月12日作成
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人は人、自分は自分。今を生きる。当り前を当り前と思わない…等。
今一度自分の心にしっかり刻みつけたら、現在抱えてる不安やイライラが解消されそうな気がする。
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肯定的に心と体を動かす範囲を限定して生きるということ。
自己啓発本とは自分のライフスタイル(仕事や生活の仕方)を確認するための鏡のようなものなのかもしれない。
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心配性の僕としては、そのタイトルがもっとも心にくる一冊。内容は生き方・考え方についての啓発本だが、そこに筆者が禅僧ということで、「禅の教え」を盛り込んでいるところに興味をもった。
すごくあたりまえの教えであるが、「さっさと減らす、手放す、忘れる」「いまできることに集中する」等が丁寧に語られている。禅の言葉は、何だか心に響く。
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本屋で何気なく見ていたらこの本のタイトルを見たら
変に心配性の私には目から鱗のように思えてすぐに手に取りました。
禅語というのを初めて知り、そこには普段何気ない事でもそこには何か意味があり、そこから生きてうえでの大切なノウハウが書かれていたのでとても分かりやすかったです。
禅の教えというのは本当に生きていく上での宝庫だと思いました。
生きていると様々な悩みが生まれてしまいますが、
命そのものさえ自分の手ではどうにもならないもので成り立っているということに今さらながら教えられました。
そう考えると、どうにもならないことが起きてしまっても
じたばたしないで、あるがまま受け入れて、
どうにかなるのを待つということも大切だということがよく分かりました。
お蔭さまという意味も語源はご先祖様からで、
一人で生きているのではなく、先祖代々がいたからこそ
今の自分が生かされているということ。
普段こんな事は殆ど考えなかったので改めて思い知らされました。
禅では行住坐臥の全てが修行なので、何をするのも修行です。
そこから今、そこにある仕事が自分にとって一生懸命にすべき仕事で、
仕事の種類なんて何も関係が無いと言うことが分かり、
主婦だとこれという仕事をしていない気がしていて
自分に対して少し引け目があったのでこれで少し楽になった気がします。
この本の禅語はどれも良いものばかりでしたが、
門を開けば福寿多し
というのがとても印象的でした。
包み隠さず、あからさまにしてしまえば良いことが沢山あるという意味です。
自分だけに当てはまるのではなく、現代人の人達に教えたくらいです。
抱え込まずに、助けを求めれば、誰かしら助けてくれる人がいるはずです。
特に育児、介護などをしている方には自分の限界が分かったら、
助けを求めて欲しいと思います。
日本の法律、設備がまだ不十分なので、
それに頼りきることもできないですが、
それ以外に頼れる人はきっといると思うので抱え込まずにして欲しいです。
ここに出てきた禅語は全部は覚えられないですが、
その意味はそんなに難しいことではないので、
ちょっとした時に思い出すことが出来るので勉強になりました。
心配事、悩み事、大きな壁に当たってもこのタイトルを思い浮かべれば、
少しは心が救われる気持ちになると思いました。
まさに無駄な考えを持たずにシンプルに生きて、
一日を大切にして過ごし感謝していくのが理想だと思います。
大袈裟かもしれないですが、
私にとって人生においてのバイブル本になりそうなので、
いつでも読めるように手の届く所に置いておこうかと思います。
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曹洞宗の建功寺住職、枡野俊明氏による著書。
普通の自己啓発書と思い、読み始めましたが、読む前は禅の教えを基にしたものとは知らずに手に取ってしまいました。
私は宗教の教えなどは詳しくありませんが、心を落ち着かせる、そんな言葉が多く紹介されており、禅の教えというものは、現代まで役に立つことが多いのだということを改めて認識しました。
本のタイトルから受ける印象とは若干違ったものがありますが、大変読みやすく、受け止めやすい内容になっています。
<目次>
1章 さっさと減らそう、手放そう、忘れよう―禅的、不安と悩みの遠ざけ方(“妄想”しない―禅が教える、「比べない生き方」
「いま」に集中する―「自分を大切にする」とは、こういうこと ほか)
2章 「いま」できることだけに集中する―すると、「余計なこと」は考えなくなる(「あたりまえ」を見直す―いま、ここにある幸せに気づく
あせらない、あわてない―毎日一回、必ず「立ち止まる」 ほか)
3章 「競争」から一歩離れると、うまくいく―人は人、私は私、という考え方(「勝負」にこだわらない―勝っても負けても同じ、ということ
コツコツ続ける―人の才能をうらやむ前にやるべきこと ほか)
4章 人間関係が驚くほどラクになるヒント―いい縁の結び方、悪い縁の切り方(「縁」を大切にする―その人に出会えたのは“偶然”じゃない
「いい縁」を結ぶ―“良縁スパイラル”のつくり方 ほか)
5章 「悩み方」を変えると、人生は好転する―お金、老い、病気、死…について(「お金」について―「もっと欲しい」と思うから苦しくなる
「年をとる」ことについて―「許せること」が増えていくのは、幸せなこと ほか)
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禅の教えをわかりやすく解説しています。
今を生きること。
くよくよしても仕方がない。
当たり前のことをきちんとやること。
一日一度は振返ってみる時間をつくること。
よく生きるための教科書だと思う。
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曹洞宗のお坊さんが書いた本。
人生を、心を楽に、穏やかに過ごすための秘訣が色々と書かれている。
仕事やら人間関係やら、疲れた時に読み返してみてもいいかもしれない。
一読して、少し心が楽になったような気もする。
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-2014/05/20
歳をとるとできることが少なくなり、物悲しい。「閑古錐」との禅語:長いあいだ使い込んで刃先が丸くなった錐は、穴を開けることだけを考えると誠に使い勝手が悪いが、人を傷つけることがないしなんとも言えない趣、風情がある。
「前後際断」との禅語:その一瞬一瞬が絶対であり、前後はつながっていない。生は死に至る前の姿ではなく、死は生の後の姿ではない。生きている時は行き切る。死ぬるときは死に切る。
悟れば好悪なし/欠け椀も 元は吉野の 桜なり/一日一止/いまだ木鶏たりえず 闘鶏で最強なのは木鶏のように動じないこと/汝は十二時に使われ、老僧は十二時を使い得たり/相利共生 お陰様=ご先祖様/考えることをやめると神経伝達物質セロトニンが分泌される。 花に逢えば花を打(た)し、月に逢えば月を打つす/如+心/面授/少欲知足/起きて半畳、寝て一畳、天下とっても二合半/
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Kindleで読んだ。
確かにほとんどのことは、起こらない。起こらないと分かっているのに、心配したり、考えたりをやめられない。
そんなことに、丁寧に答えてくれた。
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タイトルからして肩の荷が降りそうな、ブラシーボ効果のある本。
書いてることは、まま、心理学系の本にありがちだが、それが禅語にあったこと、すなわち今われわれが悩んでいることは古今東西変わらないことを改めて発見する。
くどくど自分(やもしくは社会的に偉人と呼ばれる人の)の経験を持ち出して語っていないのがいい。他人と比較するな、が信条であるから。
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世の中には自分ではどうにもらなないことがある
細川ガラシャ 辞世の句 散りぬべき時知りてこそ世の中の花も花なれ人もひとなる
退き時譲り時を心得ている人の生き様は常に清々しく、あざやか
冷暖自知 器に入っている水は、見ているだけでは冷たいのか温かいのかわからない 実際に飲んでみなければ冷暖を知る手立てはない
考えより動くことが大事
大事な判断を夜中にしていけない
上司や部下にたいする不平不満の根っこに自分の人生観の押し付けはないか
相手の顔を立てるというのは、自分の考えを広げたり、深めたりするために有効なヒントを求めることであり、また人間関係を円滑にし、仕事で結果をだしたり、自分人を成長させたりするための知恵
相手をとことんやりこめたあとに待っているのはむなしい征服感
人付き合いの大事な原則 恕 許すこと、思いやること
マザーテレサ 苦しみを、ともに受け入れる時、喜びと成る
少欲知足
田辺聖子 人間に対する知識が深まってくるというのは、老いの楽しみでなくてなんだというのだろう
愚痴がこぼせるのは、相手に対して信頼感があるからです。