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泣きます
2013/10/19 01:03
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えす - この投稿者のレビュー一覧を見る
淡々と話を進めていく姿勢が、どんなお涙ちょうだい物語よりもリアルです。
家族の愛情、夫婦の愛情、積み重ねてきた時間の重さ、いろんなものが胸に迫ってきます。
決して同情を引くような表現はないのに、切実な悲しさが伝わります。
生きていることこそが奇跡なのだと考えさせられる1冊でした。
病を得る意味とは…
2014/03/29 21:08
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やびー - この投稿者のレビュー一覧を見る
漫画家、武田一義氏の精巣腫瘍という病と向き合う闘病生活を漫画にした一冊。
抗がん剤治療に苦しむ本人と支える妻を中心に、同じ病気を抱える患者と、ケアをしてくれる看護師との関わり。又、病に向き合い、共に闘ってくれる主治医との関わりを素朴な表現で描かれており、その事が、かえって事実の深刻さを表現されている。
副作用からくる猛烈な吐き気、嘔吐。
痛みと共に「このまま、治らないのではないか?」と、襲い来る将来への不安。
感覚が剥き出しになる。外界からの刺激に悩み苦しむ。
食事が口を通らず、食べ物の臭いだけで無く、体臭にも嫌悪感を感じ、訳も無く突然襲われる吐き気。又、嘔吐…。
闘病生活の苦しみを妻や、愛犬。病院の皆に支えられて病を克服して行く過程を描くノンフィクション…。と、書いた瞬間に陳腐な表現だと気付く。
私も違う病ではあるが入院生活と退院後も長く病と向き合い、今では元気に生活が送れている。
自分の身体が自分の物で無くなる感覚。死を突き付けられる感触。支えてくれる相方を怨み八つ当たりし、罪悪感で苦しむ日々。
諦める事が日々増えて行く絶望感。
自身の当時の記憶を重ね読み進めて行く中で、改めて、健康の有り難みを感じる事が出来た。
闘病生活を振り返り、氏は「病は贈り者だ」伝えてくれる。
この言葉は、自身の経験だけで無く妻や家族の記憶等、複雑な構造から編み出した深淵な哲学だと言えるだろう。詳しくは本書を読まれたい。
本書でも描かれる、治療が好を奏し、病状に変化を感じる瞬間。ふと世界が開かれ、周りが見える瞬間。支えられて病を克服出来た事に感謝出来る事。全ての瞬間を描かれており、涙無しには見れない一冊だ。
余談ではあるが、読み終えた後にカバーを外して欲しい。幸せのおすそ分けを貰える。
涙涙。夫婦愛
2020/05/28 23:33
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:サリーカリー - この投稿者のレビュー一覧を見る
機内で一気に読みました。医療従事者です。病気や入院、患者様の日常は仕事柄慣れていますが、患者様同士の切ない関係、入院中と退院後に変わる関わり方、夫婦や家族と患者様の肉親という有り難い関係性、医師や看護師との関わり方、全てが丁寧に描かれています。ペリリュー島のファンで読みましたが、入院中の年長者との関わりが戦前の人を描いたきっかけだったのかもと胸に迫る物があります。おすすめです。
病気とは!?家族とは!!
2014/02/25 21:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とむおじさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初は、軽い気持ちで、読んでいたら、その内に、周りの人たちとの、関わり(家族や入院仲間,医師)が、細やかに書かれていて最高の、読後感が味わえました!
夫婦愛と闘病の記録
2018/11/19 16:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:レミュ - この投稿者のレビュー一覧を見る
決して軽くはない闘病というテーマですが、絵柄と作者のポジティブな思考のおかげで
最後まで暗くならずに読ませてくれました。