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なぜか会社の上司から紹介されて読んだ本。
この著者の他の作品を全く読んでいないので、ちょっと評価が難しい。ある街の食堂で主人公が「働くこと」「仕事」について大人達に質問をしながら自分の考えを深めて行く・・という話なのだが、なにせスタート地点もなくゴールもないような話なので、あっという間に読み終わってしまった。
たぶん一見さんが読むことは想定されていないんだろうので、この評価は申し訳ない気もするのだけど、さっぱり何をいいたかったのかわからなかったということから★2つ。
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『それからはスープのことばかり考えて暮らした』の登場人物のリツくんのお話。いろんな人が職業についてリツくんに教えてくれる。私がつむじ風食堂でリツくんに会ったら自分の仕事のことをどんな風に伝えるかなと思いながら読んだ。こどもに読ませたい本。
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いろんな人・・・特に家族以外の人、世代の違う人と話すことって、子供にとってとても大切なことなのかもしれません。
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いやぁ~
あの大好きな
「つむじ風食堂」の面々と再会できたことだけで
満点を献上しますよ(笑)
「それからはスープのことばかり考えて暮らした」で
最も印象的だった登場人物の一人、リツ君。
トロワというサンドイッチ屋の息子で
12歳の彼は、
店を継ぐよりも
自分で考えた道に進みたいと常々思っている。
彼は一人で路面電車に乗って
隣町のつむじ風食堂へ行き、
大人たちに混じって
クロケット定食を食べながら
将来のことを思い悩む日々。
文房具屋さん、肉屋さん、電気屋さん、魚屋さん、八百屋さん、新聞記者、ダンサーなど
いろんな職業の大人に
仕事の話を聞くリツ君。
この様々な職業にまつわる話が
本当にためになるし、
(転職や就職を考えてる人は絶対読むべし!)
商店街愛あふれる
この大人たちがみな
ホンマにカッコいいんですよ~
しかしつむじ風食堂のように、
誰もがごはんを分け合いながら食べることの
素晴らしさよ。
「それ、ちょっとちょうだい」
「これとそれ、交換しない?」
「なぁ、おいしいだろ?」
「うん、おいしいね」
美味しいものを
人と共有することの幸せが
人生をさらに
味わい深いものにしてくれる。
オーリィさんや
タバコ好きのマダム、
帽子屋の桜田さん、
食堂で働いているサエコさん、
果物屋の青年、
そして食堂にいる
白黒猫のオセロなどなど、
過去の名作に出てきたオールスターキャストが
チョイ役で出てくるところも
ファンにはたまらない点でしょう。
悩めるリツ君に
自分から言いたいことは、
「やりたいことが
自分のすべきこと」。
そして
仕事でも読書でも音楽でも何でもいいけど、
いろんな『好き』を増やしていくこと。
「好き」をどんどん増やしていけば、
ツラいことがあっても
自分の好きなものが
必ず君を救ってくれるよ。
最後に、
吉田さんが最も言いたかったことは、
本文に出てくる
自転車屋のおじさんの話に尽きると思います。
「好きこそ物の上手なれ」ってことわざがあるけど、
逆に言うと
好きじゃないなら、
何でも小器用にこなすけど
そこに愛がないなら、
いくら上手くても
意味ないよって話だよ。
「好きや愛してる」、
何をするにしても
これが物事の基本だよ(^_^)v
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吉田篤弘さんの本にしては読み易すぎ、と思ったら、ちくまプリマー新書シリーズだからだった。
構成はとてもシンプル。当然のことが書いてある。だけど、読まなきゃ忘れそうなことを登場人物達がこれでもかというくらい分かりやすく述べ、思い出させてくれる。
将来の小学生も、豆腐を豆腐屋に、肉を肉屋に、果物を果物屋に買いに行くという発想を持ち続けていられるのかな。
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『それからはスープのことばかり考えていた』のサンドイッチ店「トロワ」のリツ君が主人公。月舟町にあるつむじ風食堂にごはんを食べに行き、大人たちに、「何のお仕事をしてるの?」とたずねる。大人たちは自分の仕事に対する思い、やりがいだったり誇りだったりいろいろなことを考えて伝え始める。
月舟町シリーズのスピンオフなんだけれど、『つむじ風食堂の夜』と『それからはスープ』の2作をつなぐような作品。リツ君が一生懸命に将来の仕事について考えている姿がほほえましい。そしてやっぱりサンドイッチ店の子だなとくすりと笑えてしまいました。
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『つむじ風食堂の夜』の舞台である月舟町のつむじ風が吹く辻にたたずむ食堂で、週に1度か2度だけ夕食を食べることが楽しみのリツくんが主人公。
http://www.horizon-t.net/?p=1131
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働くってなんだろう
それからはスープのことばかり考えて暮らしたのリツ君が、つむじ風食堂の夜の舞台である食堂に行って大人たちに働くことの意味や考え方を教えてもらう物語
相変わらず読みやすくて、その中にもハッとする言葉がちゃんとある。
自分の立ち位置に悩んだら読みかえそう
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「つむじ風食堂の夜」に登場するリツくんお話。
つむじ風食堂に集う大人たちが将来に悩むリツくんに自分の仕事について語っていきます。
みんなが自分の仕事に誇りを持っていて、喜びや楽しさを見いだしていて…中には現実的なお話もあったり、今はまだ遊んでおけばいいという人もいたりと、楽しくて素敵な大人ばかりでした。
コンビニで働くタモツさんのお話がおもしろかったなあ。果物屋さんのサンドイッチに繋がる静と動のお話も好きです。
自分はこの人たちのように自分の仕事について、リツくんに語ることができるだろうか…と立ち止まってしまいました。自分がどのような役割を担っているのか、ぽやぽやと日々を過ごしている自分が恥ずかしくなりました。自分のやっていることはまだ「仕事」ではなくて「作業」なんだと思い知らされ、身の引き締まる思いです。この本に出会えてよかった。
最後、リツくんにとって一番身近な大人であるお父さんに話を聞く場面。淀みなく答えられた仕事への想いを聞き、驚くリツくん。思いがけず自分の親がかっこいいと思う瞬間、尊敬するようになるきっかけってあるよなと思いました(笑)
いろんな仕事の決め方があるし、どう生きたいか、自分は何が好きなのかというお話にもなってくる。
「子供たちに、ひとつだけ伝えるとしたら、あなたは何を伝えますか」というメッセージから始まったというプリマー新書。
それそのもののような「つむじ風食堂と僕」は子どもにも大人にも読んでもらいたい作品だなと感じました。
そして挿絵がとてもかわいい!
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友人から、誕生日にもらった本。装丁が素朴で、一目で気に入った。
ある12歳の男の子は、自分の将来について頭を悩ませていた。周りの大人は「そんなことを考えるのはまだ早い」というけれど、男の子は考えたかった。知りたかった。こうしている時間にも、“今”は“過去”になって、時間は待ってはくれないからと。
そこで男の子は、隣町にある“つむじ風食堂”と呼ばれている食堂で、出会う大人に、「どんな仕事をしているのか?」と尋ねることにした。
そこで出会う大人達に影響を受け、自分なりの答えを探していく、というお話。
物事はバランスだ、ということ。サンドイッチは、食パンのようなシンプルなものに、たまごやトマト、レタスのようにさまざまな色が加えられるから、良いんだということ。
新書だけれど、読みやすくて、電車に乗っている間に読み終えてしまった。けれど、読んだ後の満足感、余韻がとても大きかった。
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本編?の方は読まずに、番外編?のこの本から読みました。
装丁が好みで借りた本。
内容は・・・。
物語のうちに流れる雰囲気は好き、それだけかな。
本編の方はどんな感じなんやろう。
また読んでみよう。
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『それからはスープのことばかり考えて暮らした』のサンドイッチ店、トロワ店主の子ども、リツが主人公。『つむじ風食堂の夜』『レインコートを着た犬』との、 月舟町三部作のスピンオフ作品。
食堂で出会う大人たちに「仕事はなんですか?」ときくリツ。それに対して、自問しながら答える大人たち。「働くってなんだろう?」と考えることは、自分を見つめる一歩となる。
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2014 4/13読了。Amazonで購入。
ちくまプリマー新書の装丁も手がけているクラフト・エヴィング商會の、吉田篤弘さんが、記念すべき200冊目のちくまプリマーということで中身まで手がけた本。
月舟町を物語にした小説群のスピンオフで、『それからはスープのことばかり~』のリツくんが、仕事とは何かを考える。
職に就く前の青少年を対象にしたちくまプリマーらしい筋になっていて、それはまあいいとして、それはそれとしてつむじ風食堂と月舟町がやっぱ行ってみたい感じでよい。
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『それからはスープのことばかり考えて暮らした』にも、登場したリツくんの物語です。
12歳のリツくんが、「仕事」についてものすごく本気で考え、色んな職業の人に話を聞いていくというお話し。
『それからは・・』が面白かったので、購入。
続きものなのかと、勝手に勘違いしていたので、
ちょっと残念。
クラフト・エヴィング商會さんの装丁が素敵な本です。
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少し大人びた少年リツ君12歳。つむじ風食堂のテーブルで、町の大人たちがリツ君に「仕事」の話をする。リツ君は何を思い、何を考えるか…。人気シリーズ「月舟町三部作」番外篇