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日経プレミアプラスはお気に入りです。
新書サイズなので、嵩張らないし、片手で読める。
値段も手頃で内容も面白い。
特に、本がテーマの時は、すかさず買って読んでます。
今回の内容で共感できたのは、経済学者の飯田泰之さんのお話。
「好みの本しか読まなくなることは視野を狭め、特定のものの見方を強化してしまいます。本来であればある程度のクオリティの雑誌を読む習慣が大事だと思います。けれども、国内の総合紙・論壇誌の退潮が言われるようになり、それに反比例するような形で、新書のラインナップが充実してきました。
現在の新書はとてもいいメディアになっていると思います。関心の薄い領域について学ぼうとするとき、専門書は読みこなせなくても、新書なら入りやすい。もうひとつ、期待にそぐわない内容だったとき、数千円の本だとダメージ大ですが……新書なら途中で読むのを諦めやすいのも利点です(笑)」(p.57)
というわけで、ミーハーな私は、早速新書を十数冊買ってきました笑。
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「日経プレミアプラス vol.11」
マガジン型新書。2013年8月。
特集.仕事に効く「本」
瀧本哲史の時事評論 第11回
*****
●時事評論
p28.プラットフォームとしての鉄道会社
[要素]
①ブランディング
②インフラストラクチャ
③品質管理
[うまみ]
①ネットワーク効果
②ロックイン
③低リスク
④相互便乗
Google、Yahooのビジネスモデルの、リアル空間における実現
鉄道会社のベストプラクティスは、東急電鉄
●特集
□飯田泰之氏(経済学者)
p50.「競争を避ければ利益は確保できる」の考え方=比較優位
→『競争優位の戦略 いかに高業績を持続させるか』M.E.ポーター/ダイヤモンド社
p57.国内の総合誌・論壇誌の退潮と反比例して新書が充実してきている
□池谷裕二氏(脳科学者)
p66.実は、意識というものは飾りにすぎず、意識しているということ自体が誤解なのです。
→『ユーザーイリュージョン 意識という幻想』トール・ノーレットランダーシュ/紀伊国屋書店
□西内啓氏(統計学者)
p75.ビジネスパーソンに、「疫学」の考え方
→『マーケティング原理』フィリップ・コトラー/ダイヤモンド社
□木村草太(憲法学者)
p92.憲法改正の是非は国際法との関係で議論していないものは、改憲・護憲ともに信頼できない。
→ 『自衛権の基層 -国連憲章に至る歴史的展開』森肇志/東京大学出版会
○ビジネスパーソンのための経済小説
小説という舞台装置を使って現実の経済社会を生き生きと描く
→ c.f.SFの効用!
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60分で今がわかる!ほどよい堅さのマガジン型新書というコンセプトだけに、なかなか読みやすい。知らないジャンルに触れることが出来るのがなかなか良い。
紹介された本は読みたいねぇ。
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久々にこのシリーズを読みましたが
様々なトピックが挙げられていて
刺激になることも多かったです。
ただ今回の「仕事に効く本」というサブタイトルにしては
その点の内容は薄かったかなという印象です。