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みんなのレビュー108件

みんなの評価4.0

評価内訳

106 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

真摯な心

2002/04/07 12:33

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:佐々木 葵 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 人類が地球のほかにも存在しており、その人類たちで組んだ同盟「エクーメン」の使節として、ゲンリー・アイは惑星ゲセンへやってきた。雪と氷に閉ざされた惑星<冬>。その過酷な環境ゆえに、遥か過去に人類がやってきて放棄した植民地。彼はもちろん外交関係を開き、同盟加入を促すための使節である。まずカルハイド王国をたずね、そこでエストラーベンという実力者に庇護されつつ国王に会える日を待ちつづける。そんな中、アイは惑星を巡る陰謀に巻き込まれていく。

 前半はひたすらゲセンの社会や風景を描写する文章が続く。カルハイドとオルゴレインという2大国の様子が、緻密な文章で描かれていき、まるで自分がそこを知っているかのような錯覚を覚えさせる。
 しかし見所は後半半分。大勢の人物が登場し、絢爛豪華な王国風景を描いた前半も面白いが、ふたりきりの会話、ふたりの心のうちを淡々と描いている後半が、なによりも胸に響く。惑星<冬>の中でも一番寒く過酷な地域を選び、脱出劇を試みるアイとエストラーベン。その過酷な自然描写、異性人とのたった二人きりの逃避行の中で芽生える確かな友情が、細かに、しっかりと、丁寧に描かれている。そしてエストラーベンの故郷で迎えるラストシーン。エストラーベンという人間の生き様を思うと、このラストシーンには素直に感動できる。真摯な心は、万国共通なのかもしれない。

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2004/10/03 19:12

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2005/09/08 21:17

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2008/03/15 14:13

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2008/03/31 08:28

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