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戦略的思考、ではなく、戦略思考。
戦略を考え、意思決定をする上で見落としがないかを知るためのツールとして各フレームワークを挙げている。
見えていないことを見る、というのはまさにそういう意味だった。
反面、見えたことに対しても限界があることを説明していて、著者が実践的であるとしているのはこの辺りだろうと思う。
様々なケースを語りながら説明されていくので、それらを参考に自分のケースを想像することが必須だと思う。
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恐らく今まで読んだどの戦略思考入門よりも分かりやすい一冊でした。
「仕事にすぐ活かせる10のフレームワーク」というサブタイトルの通り、本書で紹介されているのは以下のフレームワークの使い方。
(1) 3C分析
(2) 5つの力分析
(3) バリューチェーン分析
(4) 差別化戦略
(5) コストリーダーシップ戦略
(6) 集中戦略
(7) イノベーションのジレンマ
(8) プロダクトライフサイクル
(9) プロダクト・ボートフォリオ・マネジメント
(10) PDCA
フレームワークは知っているだけでは意味がない、実務で使いこなして初めて価値がある、ということで、ベーシックなフレームワークにフォーカスした上で、単なる説明に終始することなく、ケーススタディを交えながら使用時におけるアドバイスや注意事項を解説しています。
分かりやすかった、とはいっても、一度読んだだけではやはり実務で使い倒せるところまではなかなかいけないのが実情。
ですので、まだ読み終わったばかりですが、もう一度最初から読み直してみたいと思います。
それくらい惚れ込んでしまいました。
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グロービスの授業でやっている各種フレームワークを
順を追って説明している。
「ストーリーで学ぶ・・」とあるが
ストーリー部分は短く、無理にストーリーにしなくても・・という印象(笑)
5FORCE→3C→バリューチェーン
授業の振り返りで読んだ。
ようやく講師が授業で伝えたがっていた各フレームワークの全体の繋がりを理解することができた。
経営戦略マーケティング基礎を受けている人は
読み返すことで間違いなく理解が深まると思われます。
繋がりがわかり出来る気がしてきたので早速資料でも作ってみようかしら・・という気になった。
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ひたすら打ち返すバッティングセンターな日々からの脱却
3C分析はマクロとミクロの視点で細かく分けること
顧客と市場は分けるべき
競合と業界は分けるべき
相手が法人→個別企業の分析
相手が多くの消費者→全体のトレンドの分析
以上にとどまりやすいが、逆もしっかり分析することが今までにない分析となる。
データは自分で集める
ネットに出回ってる情報を使用している時点で遅れている
5つの力をまとめる時の注意点
市場の定義を細かく明確に
ストーリーで学ぶ
分析の前に仮設。そのためには現場に出て困りごとを見つける。
5フォース分析
・まず市場を明確に定義する。
地域、レベルなど。狭ければいいというものではない。その時代に即した内容。
・定量化された表現。
コストが上がってるならいくら?伸び率はいくら?
・どれが大きな脅威か。
大中小に分けて表現。全て大で困りましたではなく、その中でどれを最優先で取り組むべきかを判断するための分析。
・第三者の目で把握する。
どのプレイヤーが利益を圧迫しているか?それは変化するか?インパクトが大きいプレイヤーは誰か?
・アクションにつなげる。
どの脅威も大きくて困りましたではなく、どうしたら大を小にできるか?どうしたら小を小のままにできるか?そのためには何が必要か?
特に代替品は要注意。売り手買い手のサプライチェーンは大きく変わらないが、新規参入者や代替品はルールを大きく変える。
そのためにはPest分析が良い。政治、経済、社会、技術というマクロ視点で物を見る。
バリューチェーン分析は、価値を生み出す自社の流れを把握する。開発→調達→製造→出荷→販売、マーケティング→アフターサービス。そのどこにコストがかかっているのか?それがミッションに合った部分にかかるコストなら、そのバリューチェーンは正解。効率だけを追い求めすぎない。
差別化は
顧客にとって重要か?競合と差があるか?
そんな「売り文句」をつくる。
あとはそれに向けて全員が向かい、組織能力とする。すると誰も追いつけない。
コストを下げるには
大きくなる「規模の経済」慣れて手際よく「経験効果」同じもの使い回す「範囲の経済」
規模の経済が効くのは固定費が高いビジネス
例えば研究開発費、広告費、減価償却費
規模の不経済がある。生産キャパ超え、付加価値より物流費が高い、量が増えても時期にムラある、量が増えてもオーダーメイド、マネジメントが複雑に
集中戦略は今ない市場を狙う。
こういう市場があるはずだ。派手なブランドじゃなく、修行の場としての大学を求める受験生もいるはずだ。
客に聞くな。客の片付けたい用事を想像しろ。
優良企業が陥る落とし穴
顧客のニーズに応える→顧客満足を超える→必要最低限に削ぎ落とした破壊的存在出現→最初は住み分ける→破壊の方が成長スピード早い→破壊までレベルを落とせず��ストで負ける
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経営戦略の考え方とフレームワークの使い方について、ストーリー仕立てで解説されている。
抽象的な話と具体的なストーリーを行き来しつつ話が進んでいくのでスゴくわかりやすかった。
フレームワークを覚えることではなく、自分なりに使いこなせるようになることが大事。使えるように日々練習していこう。
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3C, 5F等基本的なツールを具体的にどう使うかがわかりやすい。陥りやすい落とし穴も言及。
忘れがちな基本を復習するにもよい教材
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・戦略を使うときは市場/顧客/競争相手の定義を明確化する
-あいまいな定義で話すと前に進まない
・勝てる戦略で顧客目線が重要
-顧客にとっての過剰品質に陥る
-差別化戦略において、その差別化項目が顧客にささるか
-顧客への付加価値でバリューチェーンを見ることでカイゼンの起点になる
・フレームワーク使用の際、それがケースで効果をもつか前提条件の確認必要
-フレームワークの効果だけでなくメカニズムを把握が必要
-規模の経済は固定費主体の構造でしか効かない等
・PDCAは特にC,Aに力をそそぐべき
-いくら綿密に計画してもずれる可能性大
-計画からのズレに柔軟に対応し、創発的戦略を練ることが肝要
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3C、5つの力、バリューチェーンに始まり、マイケルポーターの三つの競争戦略、PLC、PPM、PDCAに至るまで、戦略思考の基本となるフレームワークのそれぞれについて、ストーリーに沿って、解説している。概念だけ知っていても意味がない、と繰り返し述べられているように、具体的な使い方とその際の留意事項にフォーカスしているので、非常に実用的にまとまっている。
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5F分析、3C分析、バリューチェーン分析、ポーターの3つの基本戦略など、グロービスのマーケティング経営基礎戦略の授業内容と連動しており、サブテキストとして最適。
各フレームワークを実際に使う時の注意点が具体的に記載されているのが一番の特長。細部まで熟読しながら実際に手を動かす(フレームワークを使う)のがオススメ。
読みやすさ ★★★★☆
学び ★★★★★
実践 ★★★★☆
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3C分析、5フォース、差別化戦略等、ビジネスを学んだ方は一度は耳にした事が有る基本的なビジネス用語について、タイトル通りのストーリーを交えて深く解説されている本です。著者が実際にグロービス経営大学院で教えていた経験を踏まえ、学習した人の頭に残る内容にしたとの事です。
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基礎的なフレームワークを網羅的に紹介。
フレームワークを作った後、どう考えれば良いのかも記載してあり初心に戻りたい時に便利。
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マーケティング手法がすぐに実践できるよう順序立てて書いてあるので、初学者の実践のお供になる。
内容は自身で深めていかないといけないが、とりあえず論理的な組み立てをするなら十分なレベル。
オススメできる。
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クリティカルシンキングあるいはロジカルシンキングを学んだうえで読めば、ビジネスフレームワークの初歩としてレベルがちょうどいい。
各章ごとに事例→解説(フレームワーク講義)→まとめの順に書かれているが、読み方としては各章を2回ずつ読み回す方がいいと思う。見方、捉え方をふまえてもう一度事例を考えることによって理解度が深まる。
それに加えて、自らに置き換えて考えることも重要。
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独り歩きして、使ってみたけど・・・となりがちなフレームワークを、事例を踏まえて理解することができる。
3C、5Force、バリューチェーンはうまく使いこなせるようになりたい。
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戦略思考を業務で活かすため、読みました。本書の内容を一言でいうと「自分なりのフレームワークでなければ、抜け落ちる」です。本書は身近な事例が提示され理解しやすいので、自分ごとに置き換えて身に付けるのに適していると思いました。