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天下無双の快男児「陣借り平助」こと魔羅賀平助が竹中半兵衛や上杉謙信たちの陣を借りながら戦国を駆け抜ける、痛快武人伝。
架空の人物である「陣借り平助」が戦国時代の武将たちと関わりながら大活躍する展開は、第2作である本巻でも発揮され、前作以上に読み応えがありました。
終盤には、将軍義輝の死とともにかつての盟友との邂逅が描かれ、同作者の「剣豪将軍義輝」とのコラボが実現し、読書の楽しみを味わいました。
どこの集団にも属さず、自分の道を進み続ける生き方は、現代にあってとても魅力的であり、次巻の平助の活躍がとても楽しみです。
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http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2010/09/post-4571.html
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陣借り平助シリーズ2冊一気読み。続いて2作目のこれ。
前作に引き続いて胸のすくような好漢、戦国時代の傭兵「陣借り」家業につく磨羅賀平助の活躍を描く。
前作後半では、平助出生の謎部分が多かったが、本作収録作品はすべて平助の「陣借り」家業の活躍を描く…とはいえ合戦ではない「陣借り」もあるのだが。
か弱い女性の味方に付く心身タフガイ、という図式は今の世においてはジェンダーの問題から繊細に扱わないといけないのかもしれない。が、ことフィクションにおいては、そう目くじら立てずに楽しんでもいいんじゃないかと思う。
この本にはか弱く、少し思慮の足りない女性に助力するカッコ良い平助…という話がいくつか収録されているが、読む人が読んだら不愉快なんだろうか?俺は胸のすく気持ちになり、「俺もこうありたい」と思ったんだけどなぁ。
あの「剣豪将軍足利義輝」のサイドストーリーも収録されていて、楽しかった。あんな壮絶な戦いを義輝がしている時に平助ときたら(笑
3作目も出ているようなので、近いうちに読もうと思う。