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内容がアホくさくて、どうしても最後まで読むことができなかった。本当にイラついた。思い出すだけでムカつく。
なんだこれ?
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星5つ:感動
星4つ:最高
星3つ:面白い
星2つ:普通 ← ここが基準
星1つ:つまらない
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記録文書的なものかと思ったら、小説の形をとっていたので驚いた。
第一印象は内容的なものではなく『”、”が多過ぎる』でした。
小説の形をとっているので読みやすいが、結論はなく、事実と思われることの羅列だと感じました。
すでに周知の事実がほとんどで新しい衝撃的なことは特にありません。ただし、問題意識を社会に提示する意味合いは強いと思います。
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小説としてではなく、日本の現実を知る本として読みました。題名や表紙から受ける印象よりも、読みやすい。会話が多く、知らない単語もなるべくわかりやすくしているし、内容も絞ってあるからだと思う。
でも、読後はものすごく暗い気持ちになる。
だめだこりゃ、という感じ。どこまでも体制側が優位になるようになっているし、今の政権がもっとそれを進めていくだろうし。
一人でも多くの人にこの本を読んでもらいたい。
まあ、でも次の世代のためにできることをやっていかないと、とは思う。いつでも日本を出られるように準備しつつ。
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2013/11/07-11/24
国家の安寧のために行われているだろう事実を知り驚愕。善悪の綺麗事では計れない実社会がここにある。
現役官僚によるリークドキュメントである。終末が中途半端。
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読んで楽しくはないが、衝撃の内容。ネット上ではもうおなじみの内容かもしれないが、小説として読むとまたグッと現実味を帯びて来る。テロに遭うのも当たり前か・・・。
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読後感が、とにかく最悪の小説だった。それは小説構造のせいでは決してなく、その内容のせいなのだが。
いろんなところで話題(?)になっているようなので著者のプロフィルなんかはそのへんで拾ってもらうとして、この記事 http://www.asahi.com/articles/TKY201311020009.html が事実だとすれば、この小説は『空気さなぎ』的な小説ということになる。リトルピープル的なひとびとが騒ぎ始めているのかもしれないが、個人的には、もう少し天吾的なる人物に、この作品の体裁を整えて欲しかった感がある。具体的に挙げるとすれば、頻繁に視点が移動しすぎて、読者としては非常に体力を使う書き方で、とても疲れた。もう少し、視点に重量を持たせた方が多くの人が読めるものになったと思うが、いかがか。
政治家の息子に生まれる、というのはどういう思いがするのだろうか。おそらく彼/女にとってみての、「一般市民の子に生まれるのって、どういうものなんだろう」という問いと同等のもので、あまり意味をなさない問いであるとは思う。
しかし、僕は考えてしまう。この小説が描くような、固定化し、強固で、不公正な、澱のようなこのヒエラルキーのひとつに属する自分や、友人や、親や、同僚や、街行く知らない人々は、本当に無力で、ひ弱で、強固な壁に対する卵であるしかないのか、と。
わからない。考えても、考えても、答えは出ない。
絶望的ではあるけど、たぶん、生まれたその時に、運命とはある程度決まってしまっているのだ。着地すべきところに落ち着くのだ。放たれた弾丸のように、せせらぎに落ちた一滴の雨粒のように。
でもおそらく、それは100%ではない。逆らう余地が、努力の領域が残されているはずだ。
そこに希望を見いだすのは、とても酷なことだと思う。そこには「運」という変数が大きな割合をしめているからだ。
でも、その中でももがき、出来る限りのことはしたい。それが結局、不本意な結果をもたらそうとも、「上の人間」から唾を吐きかけられようとも、いいんじゃないのか。
「結果よりも、過程が大事だ」なんて言葉もある。まだまだ若造の僕は、ついつい結果に目がいってしまう。でも、それでいいじゃないかとも思う。少なくとも、この小説を読んだあとは、「過程だ」とは考えられない。でもこの著者はたぶん、結果を求めていない。自分が書けなくなっても、第二の「若杉冽」が出て来ることを歓迎するだろう。
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現役官僚の書いた本です。小説という形だけど中盤までは真実でしょう。一般人がどこまで真実を知ってるかわからないけど、利権に群がる人たちが原発推進してるわけで、よく知らずに脱原発を非難する人は読んだ方がいいと思う。実際の電気量の需要は原発なくして問題ないことは立証されちゃってるから。。ノンフィクションものいろいろ読んでるけど、本当に国家権力ってこわい。そして人間ってなんでこんなに未熟なんだろうって思う。歴史を勉強しても繰り返してる。著者の言うように隠れキリシタンのような人はどこの組織にもいるというが経産省にもいたってこと。でも終わり方はひどい。安っぽい小説になってしまったなぁ。。。印税の一部は福島に寄付されるので古本ではなく買って読んでください!
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なんとしても原発を推し進めようとする政治家、電力会社、エネルギー関連団体などの、いわゆる原子力ムラの利権に対する執念が、国の根幹を揺るがすゆがんだ流れを作り出していく過程を「リアルなフィクション」として描いている。原発が外部からの攻撃にいかにもろいものかの一例として、ここでは送電線がテロリストによって爆破される。電源が途絶えることにより、冷却不能に陥った原発はやがてメルトダウンを始める……。著者は、東大法学部卒で霞が関の省庁に勤務する現役の国家公務員である。
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現役官僚による告発本として話題の小説。面白かった。電力会社と政治家の構図、実在政治家のリアルな実像、原発政策のホンネなど非常に興味深い反面、この国の危うさや恐ろしさも感じさせられた。
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原発再稼働をめぐるフィクションだが、どう考えてもこれノンフィクションでしょうと思ってしまう。現職の官僚が書いているということで小説としてのおもしろさは期待しないので、出来ればノンフィクションで書いて欲しかったなと思った。しかし最後まで読んで小説化の意味が分かった。この強烈な最後を読むのは正直恐ろしかった。3.11以前であれば荒唐無稽なノンフィクションとして読めたものが、今ではこれは十分あり得ると思って読める分、体が震え恐怖を感じた。そして知りたいのは本当に鉄塔はあぶないの。あぶないのであれば・・・これは人事ではない、今そこにある危機なのだ。
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衝撃的な内容でしたが、文章が読みにくく、スラッとは頭に入ってきませんでした。
ただ、知らぬが仏では、すまないですね。
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若杉冽/著
キャリア官僚による、リアル告発ノベル! 『三本の矢』を超える問題作、現る!!
再稼働が着々と進む原発……しかし日本の原発には、国民が知らされていない致命的な欠陥があった!
この事実を知らせようと動き始めた著者に迫り来る、尾行、嫌がらせ、脅迫……包囲網をかいくぐって国民に原発の危険性を知らせるには、ノンフィクション・ノベルを書くしかなかった!
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電力業界全体が外部へ発注する金額の総計は5兆円ほど。もはや悪名高い総括原価方式のためコストダウンへのインセンティヴが働かないだけでなく、世間相場より2割ほど高く発注していた。この内1割5分は受注企業の取り分とし、残り5部を受注会社が作る任意団体に預託金として預け、それが政治家への寄付金に回されている。総額2千億円で内2割の400億円が日本電力連盟(電気事業連合会)に再預託される。この金が商工族の政治家を動かしているというのはありそうな話である。東電は破綻処理されるべきだったと思うが、この献金システムを温存するために生き残れたのだとしても驚かない。
作者は現役官僚らしいが実名で曝露すると国家公務員法に触れるので小説の形を取って発表したと言う事らしい。しかし小説が現実の世界にインパクトをどれだけ与えられるかは疑問だ。作中人物のモデルになった河野太郎さんも読んでる様だが・・・
最終章のテロについては似たテーマではドイツでベストセラーになったブラックアウトと言う小説があり、そちらの方が読んでて怖い。原発の対テロ対策が出来てないのはその通りなのだろうが。アメリカなんてエネルギー省の原子力施設にSEALやデルタフォースなみのスナイパーがいるくらいだが。
ノンフィクションとして読むには少し無理が有り、小説としては物足りない。週刊誌のそれっぽい記事だとしたら程よく面白いのに。
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現役官僚による内部告発としては意味があるのかもしれないけれど,小説としてはイマイチな感じ。ラストはあれでいいのか?という読後感も残ります。