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相変わらず、感情的な記述も見受けられるものの、わかりやすく問題点をまとめ、解説してあると思う。
彼の本は内容がそのまま素晴らしいというよりも、日本という国について考えるきっかけを与えてくれるところがすごいと。
私にとって他の本と違うところは、識者よりも、一般人寄りの目線で書かれているところかもしれない。
一方的に知識を受け取るのではなく、ちょっと熱い大学の同級生と議論してる感じ。それが楽しい。
この本をきっかけに他の本も読む、そんなハブ本的な役割を持っている本なのだと思う。
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日本人の知らない日本について書いてあると思う。
中韓に対する記述については多少ついていけないところもあったが、天皇についての記述などには大変満足した。
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確かに「国史」じゃなく「日本史」と表すのっておかしいよな。
「国語」の授業が「日本語」の授業って呼ばれたら「外国人かよ!」って突っ込むとこだわ。
ふつうに受け入れてたなあ。
もはや戦後ではない、からさらに数十年たっても、実は戦争の影響に浸食されてるんだな…
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歴史と神話を共有することは大事。
カルタゴは経済だけに走り、国がなくなった。
攻める側は、一点に戦力を集中できるが、
守る側は分散してしまうのだ。
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海外に住んでいて日本が嫌いという日本人を見てそれ以来その人とは距離を置くようになったが、これも戦後の教育、日教組が大きく影響を与えていたのだと感じた。
最近やっとこうした風潮に変化が出てきたようでいいことだと思う。
この本で教育勅語復活というくだりがあるが初めてウィキペディアでその内容を見た。 いたって普通の内容なので驚いた。
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シリーズ第1弾の「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか 」の出版後,東日本大震災を通じて,日本人の中の愛国心が高まりつつある.
どうして日本人は日本を好きだと思わなくなったか,今後日本は他国とどのように関わっていけば良いかなどについて語られている.
昭和天皇陛下の処刑が免れた理由,GHQのWGIP(War Guilt Information Program)の恐ろしさ,九条改正について,中国・韓国との付き合い方,などなど参考になることが多かった.
相変わらず韓国批判が凄まじい.
一方,中国は敬して遠ざけるという方法や在日朝鮮人への対応は良いと思った.
カルタゴ滅亡と比較して日本の滅亡を説くのはなんとも極端だと思ったが,教育・外交・軍事にもう少し力をかけても良いという点には賛同する.
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筆者の主張が満載の対して面白くない本。冗談半分か分からないが、到底無理な主張も多くある。
情熱は伝わるがそれ以上でもそれ以下でもない。
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憲法学者の竹田氏による嘗ては日本人は日本が好きだってけれども、GHQにより日本を好きになれなくなった過程を丁寧に説明している。他にも隣国、中国や韓国との接し方はよくテレビで発言している事に似ているので、其処まで目新しい所は無い物の、もう一度確認として読むには良いと思う。9条への考え方など、竹田氏の考えを把握する上で入門的な一冊だと思う。
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読後の若干の違和感はありますが、話題になるだけの本ではあります。
戦後レジームからの脱却が必要なことも納得。
その答えが古事記や日本書紀というのが違和感の正体かなー。
道徳や郷土史、佐賀なら葉隠など自分の故郷に誇りを持てるような教育の充実なら賛成です。
続けて何冊か読んでみよう。
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何故、日本人が日本を好きと言うと、嫌悪感があるか。戦後GHQのWGIPが一因である。教育と言論を日本人から奪い、人心を操作した。共産主義のそれのように、民衆を操作するのは容易いという事だ。我々が幼少より、信じて疑わないもの。先生、教科書、親の倫理観、歴史、法律などなど。これらのバイアスを弄れば、イチコロなのである。怖い、というよりも、その感情を通り過ぎて気持ち悪い。
しかし、日教組の考えもわかる。戦前の軍隊は正しかったか?戦前の日本の空気は、まるで教室で起こる虐めのように、言論の自由を認めなかった。天皇のために死ぬ?日本国民の希望は、皇族を残すこと?何だか怪しい。この明治天皇の玄孫の発言だから更に。
書いてある内容は、目新しくはない。日本人として、自信を取り戻そうとの中身である。私は、著者を支持する。しかし、今も昔も、ロイヤルに対し民衆が感じたのは、父性ではなく母性。畏怖ではなく、敬愛である。連綿と続く皇族の歴史の中で、政治に関与した、薩長クーデター以降のその関わりを、冷静な目線で顧みるべきではないか。
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集団的自衛権の議論が進む中、改めて日本を考える。
論調や比較論法が極端で途中で読み止めたくなるところもあったけれど、自分の国を考えるヒントにはなる。
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フォトリーディング&高速リーディング。
表題についての深い考察かと思って読んだが、日本人を取り巻く内外の問題を取り扱った本であった。表題については「311以後」がこたえ。まえがきで既に答えていた。しかしながら著者の博識ぶりをうかがい知れる深く広い題材を扱った良書であった。
星四つ。
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大震災は少なからず日本人の意識に影響を与えたに違いない。日本が好きと言えるようになったのは、東日本大震災が最大の要因だったと私は思う。被災地の人々は、以下なら困難な状況にあろうとも、冷静さを失うことなく、譲り合いながら、礼節をも忘れず、誰に文句を言うわけでもなく、自分たちの力で立ち上がろうとする美しい姿を見せてくれた。素子、その姿は世界を感動させ、世界淳の報道機関が被災地の人々のことを絶賛した。異邦人たちが特に注目したのは、一人で何百人も助け出したような英雄ではなく、むしろ困難な中で助け合う一人一人の姿だった。ところが、異邦人たちが絶賛する日本人の姿は、私たち日本人にとっては、それがなぜ絶賛に値するのか分かりにくい。例えば、世界中のメディアが繰り返し報道したのは、ただガソリンを給油するために並んでいる車の長い列やただ食料の配給を待っている人たちの姿、そして、日本の被災地で略奪と暴動の類が皆無であったことなどである。いずれも日本人にとっては至極当然のことばかりだが、異国ではそれが信じられないようだ。私のフランス人の友人が、震災後にニュース映像で見た被災地の人々の姿に感動したというメールを送ってくれた。なんとそこには被災地の日本人の姿は、一人一人がおよそイエスキリストのように見えたと書かれていた。その後ミャンマーに行ったときガイドの女性からも似たようなことを言われた。東北の人たちの姿は全員が仏陀のように見えた。と。ヨーロッパやアジアの国々を訪れても決してキリストや仏陀のような聖人に合うことはない。そもそもめったに表れないからこそ聖人なのであって、もし身近にいるようなら2000年以上も拝まれることはなかろう。敬虔なるキリスト教徒と仏教徒がこのように語るのは尋常なことではない。要するにこの世の奇跡を見たと語っているに等しい。
もし東日本大震災がなかったら
では、なぜ被災地の様子が異邦人たちにはこの世の奇跡に見えたのだろう。各国のメディアがよく引き合いに出したのが、2005年に米国の南東部を襲ったハリケーンカトリーナの例である。私もCNNの報道を見ていて衝撃を受けた覚えが有る。ハリケーンの来襲によって警察を含む行政機関の多くが機能を停止し、その後に住民たちが暴徒と貸しニューオーリンズの巨大ショッピングセンターなどを次々と襲撃する事件が多発した。暴徒たちはギャングなどではなくつい数日前まで善良な市民だった人々と思われる。中にはお年寄りや女性そして子供までもが含まれていた。そして彼らは店を襲うことについて何の罪悪感も抱いていないように見えた。略奪品を抱えてにこにこ笑いながら出てきたからである。おそらく今は善良な市民として暮らしているのであろう。ニューオーリンズは米国では比較的貧しい地域ではあるが、それでも米国は世界最大の経済たいこくに違いない。私はこの映像を見たとき警察機能が停止したら人はこうなってしまうのかと思い性悪説という言葉が頭をよぎった。そして2008年に起きて中国の四川大震災では更なる蛮行があったと言う。少ない食料と水を巡って殺し合いが会ったというのだ。ニューオーリンズでの醜態都市線での惨劇は世界淳の人たちの記憶に残ってい��。いずれも世界に関足る経済大国で起きた出来事である。このようなことが災害時の常識とされていたため、各国のメディアは日本の被災地で暴動や略奪が起きないことを奇跡のように報道したのだ。まして、日本の被災者たちが礼節までも失わなかったことは驚嘆を持って伝えられた。そして、東日本大震災について米国のニューヨークタイムズ市は社説に米国人は日本人の精神から学ぶべきことがあるはずと書いた。同紙は強い対日強硬姿勢の新聞だが、そのような媒体がかかる記事を掲載したことは誠に意義深いと思う。災害によって被災国が国際的な関心を集めることはよくあるが、災害が被災国とその国民の国際的評価を押し上げたという話は私はこれまで聞いたことがない。私たち日本人はこのように異邦人に言われて初めて日本人の気質を知ることが出来たのではないか。たとえきっかけ外国からであろうとも日本人が日本人のことを知る機会が得られてのは喜ばしいことである。震災から立ち上がるためのスローガン頑張ろう日本が口々に唱えられ、家族や地域のきずなの大切さが確認されたことで、日本人は一つになった瞬間があった。そのことを忘れないようにしたいと思う。しかしもし東日本大震災がなかったらと思うと複雑な気持ちになる。おそらく失われた日本人の宝を取り戻すことはできなかったかもしれない。確かに震災前の日本は荒廃していた。金に魂を売ったようなIT会社の社長たちがちやほやされて、子供たちが憧れ、金銭至上主義や拝金主義が蔓延する社会になりかかっていた。日本がそのような荒廃した国になることを予測し、見るに見かねて命を絶った人がいた。三島由紀夫である。三島は自決する4か月半前の昭和45年7月7日産経新聞夕刊に寄港した記事を、次の言葉で締めくくっている。
「私はこれからの日本に対して希望を繋ぐことが出来ない。このまま行ったら日本は亡くなってしまうのではないかと言う感を日増しに深くする。日本は亡くなった、その代わりに、無機質な、空っぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目がない、ある経済大国が極東の一角に残るであろう。それでもいいと思っている人たちと、私は口をきく気にもなれなくなっているのである。」
そして日本は三島の予言したとおりの道を40年以上も歩み続け空っぽになりつつあった。そこに東日本大震災が起きたのである。
玉砕と特攻隊は理解不能の戦法だった
米国人がおそれたのは日本人の戦いぶりである。米国の兵隊は、全員死んだとしても自分だけは静観すると全員が思っていた。それに対して日本の兵隊は、全員生還したとしても自分だけは立派に死ぬと全員が思っていた。この2つの集団が戦争をしたらどうなるか、想像に難くない。先の集団はノイローゼになるだろう。日本人の戦い方は武士の節婦に似ている。陸上戦で武器弾薬が尽きたら、白旗を上げて投稿すれば、国際法により命は保証されることになっている。投稿して捕虜になっても、その日から食事が与えられ、終戦後には安全に本国に返されるのだから、戦えなくなったなお登校しないと言う選択肢などあるはずもない。ところが、日本の兵隊は、武器弾薬が尽きたら抜刀突撃を刊行するのだから、米兵たちは大きな衝撃を受けたに違いない。日本人は、最後に捨身となって突撃して部隊が全滅す��ことを玉砕と称してたたえた。硫黄島の戦いは先の大戦を代用する激戦の一つに数えられる。島を守る日本の守備隊は約2万人でそのうちのほとんどが戦死あるいは戦闘中に行方不明になった。生還したのはわずか数パーセントにすぎなかったという。それに対して米軍は戦死6821人、戦傷2万1865人、計2万8696人の損害を受けた、この戦いでは米軍は日本軍を壊滅させたにもかかわらず、日本を上回る死傷者を出した。殲滅船の商社がより多くの死傷者を出した戦いは人類の戦争市場異例である。当初米軍は硫黄島は5日で落ちると読んでいたが、実際には上陸作戦が開始されて昭和20年2月19日~3月26日に栗林中道抽象が最後の犯行を刊行するまで、実に1か月以上を費やすことになった。沖縄県でも同様で、米軍は予定していた以上の損耗を生じさせ、予想したいた以上の時間を要している。米国兵は日本人はくるっていると思っていたに違いない。キリスト教に置いて自殺は禁じられているため、線上で自殺攻撃をする行為自体が、米兵の全く理解の及ばないことだった。理科不能な攻撃を受けてノイローゼになって帰還させられた兵士も多かったと言う。くるっている人は何をするかわからないので、狂っている人とやりあうほどやりにくいことはない。米国の首脳が、二度とこのような人たちと戦争することを望まないと考えたとしても無理はなかろう。そして玉砕の延長線上に考えられたのが特別攻撃隊だった。250キロの爆弾を抱えた飛行機を片道燃料で飛ばし、生きたパイロットごと敵艦に突入する先方は、米国人を唖然とさせた。世界の人類の戦争史上、係る作戦をとったのは大戦時の日本軍を除いて例はない。実際に与えた損害もさることながら、米兵に与えた先進的打撃には大きなものがあったとされる。戦場の兵士が母国に手紙を送る際に、特高について記述することを禁止し、検閲を施すなど、米軍が特攻隊に関して言論を封じたことからも打撃の大きさが想像できる。
保護区に知れ渡ると、不安が蔓延して兵士の戦意喪失を招くと考えられていた。実際に迎え撃つ部兵たちの多くは涙を流しながら打っていたとも伝えられる。そして日本人の子の理解不能な戦い方に対しては、敬意さえ払われたのだった。私は祖国と家族を思う一念から恐怖も生への執着もすべて乗り越えて、潔くて機関に体当たりした特別攻撃隊印の精神と行為の中に男の遂行ナビ額を見るのであると語ったのはフランスの作家で後に文化大臣となったアンドレマルローだった。また米軍の兵士の中にもマルコムマックが版海軍大尉のように我々の空母の飛行鋼板を貫いたこの男は私より立派だ。私には到底このようなことはできないと言って特攻隊員に敬意を表したものもいた。米軍はどうしたら特高が行えるのかという研究もしている。ところが、米国では実行不能というのがその研究成果だったようだ。米国で同様の志願を募っても全米で1人も応募しないと考えられているので、まさか日本では応募多数で選抜まで行われていたとは想像もできなかったであろう。薬物を打って意識を朦朧とさせてを鎖で操縦桿に縛り付けているのではないかなどと本気で分析していたのである。
国を愛すれば未来は輝きわたる
日本経済の規模はいまだ大きい
日本人は戦争に負けてからという者すっかり誇りと自信を失ってしまっ���。しかし2つの原爆が落とされ日本十の都市が焼夷弾で破壊され、見渡す限りの焼け野原になっても日本人は希望を失うことがなかった。それまで戦争に注いでいた情熱は今度は敗戦からの復興に充てられた。戦争の記憶を消そうとするかのように。そして奇跡の復興を飛べ、世界有数の経済大国の地位を回復したことは第6章で述べたとおりである。私は戦後の高度経済成長期に生まれたため物心ついたときすでに日本は経済大国だった。そのため、私の世代は日本が貧しかった時のことを知らない。そして今や、戦争の記憶のない世代が日本社会の大半を占めるようになった。だから、日本が経済大国であることや、平和であることを当たり前のように思っている人が多くでも致し方のないことである。現在の日本は内需外患を抱えていて、経済ひとつとっても長引く不景気とデフレに苦しんでいる。しかし日本経済の規模はいまだ大きく日本人の多くが思っている以上に世界に対する影響力は大きい。GDPを国際比較すると日本経済の大きさがわかる。2012年の名目GDPは日本が5兆9640億ドルで世界第3位。韓国の1兆1559億ドルをかなり大きく引き離している。日本のGDPが他国の何倍にあたるかいくつか挙げてみよう。ロシアの約3倍、スウェーデンの約11倍、オーストラリアの約15倍、ベトナムの約43倍、ミャンマーの約112倍、ウガンダの約284倍、ラオスの約647倍、ブータンの約2711倍、ツバルの約15万倍いかに日本のGDPが大きいかを理解していただけたろう。日本の国土は約37万8000平方キロメートルで世界60位しかも世界の陸地の0.25%に過ぎない。それほど小さい国土しか持たない日本が世界有数の経済力を保持しているのである。ところで日本の県のGDPを比較すると次のようになる。東京都が韓国より上位、大阪府がオーストラリアより上位、福岡県がフィリピンより上位、静岡県がニュージーランドより上位となる。日本の県レベルでアジアや欧州、大洋州の1か国分程度の経済規模を持っていることがわかるだろう。
ネット上に面白い地図があったので紹介したい。これは日本の各都道府県と近い経済規模の国、地域、週を探し出してそれぞれに国旗や周期をあしらった者である。日本は小さな島国だが、日本だけで1つの立派な経済圏を形成していることが、資格的にもわかる。ちなみに10か国が加盟する東南アジア諸国連合のGDPの総計が日本のGDPの3分の1である。ついでに起業の売上とも比較して置くと、トヨタ自動車の2014年3月期の連結決算の見通しが23兆5000億円と発表されたがこれはフィンランドやフィリピンのGDPに匹敵する。また日本はGDPでは中国に第2位の座を奪われたが、2012年の国家予算では日本はいまだに米国に次ぐ第2位の規模を保っている。米国のCIAが発行する資料によれば2012年の世界各国の国家予算で世界最大の算出を計上したのが米国の3兆6490億ドル、次いで日本が2兆5700億ドル、その次が中国で2兆310億ドルだった。また、韓国の国家予算は2492億ドルで日本の約10分の1程度である。私たち日本人は豊かであること、そして平和であることに慣れてしまい、それが当たり前のように思っている節がある。しかし敗戦によってすべてを失い、ゼロからのスタートを切った日本が短期間のうちにこれほどの経済復興を果たしたことはまさに人類の奇跡と言うにふさわしい。長引く不況の中にあるとはいえ日本はい��だ絶大なる経済力を保っている。戦後の貧しい日本を知らない世代も先輩たちの努力を忘れてはいけない。日本人が大国であることに慢心したら、国の未来はないだろう。
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GHQによる日本人の精神的武装解除の手口や、現行憲法の問題点、さらに中国・韓国との付き合い方について、保守の立場から分かりやすい解説をしている本です。
日本国憲法については、宮沢俊義の「八月革命説」を批判するとともに、保守論壇でしばしば語られる「押し付け憲法」は無効だとする説をも批判し、「君民一体」「君民共治」の日本の国体は、戦前・戦後を通じて一貫しているという立場が打ち出されています。
そのほかでは、「在日は日本の宝」という考え方が打ち出されているところに興味を引かれました。著者の立場も、在日コリアンのゆるやかな帰化をうながすという立場に収斂していくものではありますが、「異質であるからこそ、日系日本人とは違ったものを作り出せる可能性」を認め、彼らが日本人意識を持ち始めることが国益につながるという観点から、いわば戦略的な「共生」をうながす舞台を整えることの重要性を見ようとする姿勢が、おもしろく思いました。
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特に前半は筆者の言いたいことを言いたいように気持ちよーく書いてるだけように感じた。後半の外交に関する意見は、新しい視点も得られて面白かった。