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【あらすじ】
「俺、店を出すぞ」ある日、自称ツイてる養鶏農家の村田二郎が、村おこしに立ち上がった。その店とは、世界初の卵かけご飯専門店。しかも食事代はタダ、立地は限界集落の森の中とあまりに無謀。もちろん村の仲間は大反対だ。それでも二郎は養鶏場を担保に、人生を賭けた大勝負に出てしまう。はたして過疎の村に奇跡は起きるのか?食べる喜び、生きる素晴らしさに溢れたハートフルコメディ。
【感想】
とにかく、人生の教訓のようなものがたくさん出てきて、ああすごい。こういう考え方もあるんだなって思えた。二郎の自分の住む地域を想う気持ちが、本の世界を超えて伝わってきたような気がした。
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感動や暖かみに包まれた良い読後感。限界集落の住民も、ムーさんや直子を始め、心の優しい人ばかりで良い。読んでいる内に、たまごかけご飯やトミコ婆の居酒屋料理が美味しそうで思わずお腹が空きそうになった。家でもたまごかけご飯は食べるが、作中のは、愛情や人情が詰まった格別さを感じ、食べてみたい。「生きているうちにやれることはやっとくんだよ、やって失敗したよりも、やらなかったことに後悔する」というムーさんの母の言葉が心に沁み、励みになる。「裕福と幸福は別もん」も格言だなと感じる。著者の他の作品も読んでみたい。
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安心して読める森沢さん。 限界集落で養鶏場を営むムーさんが、 卵かけご飯で村おこし。 村の青年部がほとんど65歳以上っていうのも 笑えるけれど、現実だったら深刻。 働いて、お金を得て、自然と人と共に暮らす。 それプラス、人と関わって暮らすことって いろんな面倒なこともおきるけど、 それ以上の良い面も生む。 自分の財産をなげうって、村を元気にしたいムーさんと それを放っておけない幼馴染二人。 一人じゃないって素敵なことだ。
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限界集落の活性化ストーリー。こんな良い人、良い展開で実際はいかないだろうけど、良い話しだ。
2015.4.16
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限界集落の活性化を描いた話。
出てくる人物がみんな良い人たちで、読んでてホッとする。
そんな上手くはいかないよね、とは思うけど、笑いあり涙ありであたたかい雰囲気がいいな。
登場人物の言葉で心を打ったものは、書き出しておいた。
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限界集落を盛り立てようと、卵かけご飯で村おこしをするストーリー。
ひねくてた私は、実際はこんなにうまくいかないよ。作られたお話だなーと、思ってしまったが、アットホームな暖かい村の人々に、ほんわかしたのは事実。
第八章 若部剛のところで、余命について触れた言葉に、敏感に反応をしてしまった。
余命宣告をされた人とされていない人の違いは、ほんの少ししか違いがない。
知っているか?知らないか?だけ。
自分の余命もいつ絶えるかわからない。
精一杯、今を生きるのが必要だよね。と、あらためて思う。
柳生のおじいちゃんの言葉。
「裕福と幸福ってのは、別物だべ」
お金があるから幸福。って、錯覚をして、他人を羨ましく思う時も無きにしも非ずだけど、これは本当にそう思う。
幸福って、なんだろうね?
この本には、いろんな形の幸福が書いてある。
日常に溢れる幸福に気づけるかもね。
美味しい卵かけご飯が食べたい。。。
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ストーリー ★★★★★
卵かけご飯度 ★★★★★
ほっこり度 ★★★★★
とある限界集落。
養鶏農家のムーさんは、突然宣言する。
「俺、近いうちに、卵かけご飯の専門店を出すぞ」
村人を巻き込んだムーさんの計画は、成功するのだろうか?
深刻な問題となっている限界集落がテーマですが、明るく、時にはほろりとさせるストーリーです。
登場する村人たちは一癖も二癖もあるけれど、みんな良い人ばかり。
ちょっと上手く行き過ぎているところは、「小説だからね」と思っていたのですが、実は仕掛けがありました。
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森沢流町おこし 笑
出てくる人達がみんな魅力的
あとがきより
「裕福」と「幸福」は決してイコールでは結べません。
ー中略ー
誰かを笑顔にーあるいは、誰かを幸せにするために、自分もにこにこしながら生きる事。もしかすると「幸せの本質」って、そんなところにあるのかも知れないな、と、この物語りを書き終えたいま、ぼくはなんとなく思っています。
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図書館で借りたもの。
限界集落を活性化すべく、卵かけご飯専門店を開こうとする話。
全てが余りにも上手くいきすぎて…なんかな~。
黒幕がいるにしても上手くいきすぎな気がして。
あまり問題も起こらず淡々と話が進んでいった印象で、、期待しすぎたかな。
食べ物の描写はさすが!
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ほっこり まったり ほのぼの♪
田舎の風景描写がとても綺麗で頭の中ですぐに形を思い描けた。
ヒカルが襲われた時とか、ほっこりの中に衝撃的な内容もあってどんどん引き込まれます。
主人公、むーさんの前向きでおおらかな物事の捉え方に、うんうん。と頷けたり元気づけられたり。
気持ちが落ち込んでる時に読むと力をもらえる、そんな素敵な言葉にたくさん出会えました。
たまごかけごはん専用の器、実物をぜひ見てみたいなー^^
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いつも読み終わると温かい気持ちになっている森沢さんの作品!今度の主役は、「卵かけご飯」でした。
世界初の卵かけご飯専門店を山奥の村で開いた、
ムーさんこと村田二郎。
ムーさんを手助けする、美人の幼馴染、中村直子。
この二人を中心に、
「卵かけご飯」にかけた村おこしが始まりました。
限界集落にふってわいた事業に
村人たちは大反対しますが、
ムーさんがすすめる、卵かけご飯を食べたとたんに
みんな、納得せざるを得ななりました。
ムーさんの卵かけご飯は本当に美味しかったのです。
愛情こめて育てたムーさんの鶏の生みたて卵。
「ヒカルの卵」という名前にも
悲しいエピソードがあるのですが、
それがかえって物語に深い味わいを出しています。
どんな困難にも立ち向かっていけるという
村落の個性的なメンバーが
小説をより一層面白く、感動的なものにしていました。
愛すべき登場人物たちですね。
物語の構成がいいのか、
悲しいエピソードがあるのに、
切ないストーリーで終わらず、
前向きの明るいラストで終わっているのは、
まさに極上の卵かけご飯を食べた気分になりました。
『ヒカルの卵』で
卵かけご飯、食べたくなりました。
ところで、この小説の舞台にはモデルがあるそうです。
『ヒカルの卵』を思い出しながら、
いつか、訪ねてみたいと思っています。
作品中のモデル
・兵庫県豊岡市にある卵かけご飯専門店『但熊』(http://www.eonet.ne.jp/~tankuma/)
・東京都青梅市にある、『たまご倶楽部』(http://www.tamago-club.co.jp/)
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読みやすかったが、やはりできすぎ感は否めない…あまりにも都合よく進みすぎて、だから読みやすいのだけども…なんとも…。
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面白かったけど、すこしだけ消化不良。なんか回収しきれていないような。母親も病気である必要なかったし、なんとなくスッキリしなかった。★3.5という感じです。
それにしても今年は森沢さんの小説にドハマリしました。気づけば8冊も読んでいました。
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気持ちが凹んだときは顔をいつもより五度上に向けて歩くの。
激励じゃなくて、優しくて温かくて、少しだけ強くなれそうな言葉に出会えた本。
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「裕福」と「幸福」は違うんですってよ!
ふん綺麗事言いやがって!
ダメだね心が荒んでるときは
素直に言葉が入ってこないわ
それでもちゃんと高評価している自分偉いな
自己肯定感満載の感想が始まってます
打って変わって何かといえば「自分はツイてる」と言う主人公のムーさんは言ってみれば他者肯定感満載の人物だ
他者というか自分の環境そのものを肯定しているような気がする
それはきっと自分というものを肯定され続けた幸せなおいたちにあるような気がしました
よし今からでも遅くない
もっともっと自分を肯定して生きていこう!
そうすればムーさんのように他者を肯定して生きていけるようになるはず!
まあただ自分を甘やかすだけというオチが目に見えてますがw