投稿元:
レビューを見る
このネチネチ感.やはり石持浅海だと,ほくそ笑む.些細なことを緻密なミステリに仕立てあげる手腕は,他に類を見ないような気がする.ちなみに些細なことを爆笑コメディにするのは清水義範さんだろうな.石持さんは大好きな作家さんなのだが,どうも作品ごとに明暗が分かれてしまう気がする.今作はちょっと僕には合わなかったかな.残念.
投稿元:
レビューを見る
石持作品が誇る悪魔的頭脳の持ち主が二人という贅沢さはそれだけでお腹一杯なくらいですが、主人公の造形に企業人としての顔も見れたような気がします。
前半で興味を引き付けておいて、後半に一気に引きずり込むのが抜群に上手かったです。
投稿元:
レビューを見る
こんな復讐の仕方もあるんだ!!頭を使って使い切って復讐する。もちろん捕まらない。復讐心を持ち続けるこのエネルギーに感心してしまう。
投稿元:
レビューを見る
石持ワールド。
脅威の推理(思考)合戦です。
野望を秘めた学生ベンチャーとエンジェル投資家。
互いの本当の想いを巡って、見えないバトルが激しいです。
脳内台詞でほとんど埋まってるかも?!
予想外な結末をお楽しみに!
投稿元:
レビューを見る
石持作品は好きなのですが、これについてだけいえば、
全体に物足りなかったです。
最後も唐突な感じがしましたし。
投稿元:
レビューを見る
一話ごとに異なる事案の推理が展開されます。短編として主人公二人の頭のキレっぷりが披露され、最後は全体を通して一本のストーリーとして帰結します。
言葉や行動の選択の裏にある意思を暴く思考過程は素晴らしいと思いました。ちょっと強引かなと思う部分もありますが、それを打ち消すくらいの説得力はあると思います。個々の事実から一つの真実を導き出す過程が綴られているので登場人物の頭の中を覗いたような気分になりました。
投稿元:
レビューを見る
復讐するための資金稼ぎに、まず会社設立から始める話。
展開が楽しいが、ラストはちょっと予想外。
それでいいんかいな。
投稿元:
レビューを見る
復讐の為の計画を綿々と練るはなしかと思いきや、復習自体の計画に関するエピソードは少ない。
初めから真ん中くらいまでは、話の展開も読めず。。。入りきれもせず。。。残り25%で一気に展開といった感じ。
ネタバレになるので、あまりいえないけれど、やはり題材が復讐なだけに気持ちが良いものではないような。。。
投稿元:
レビューを見る
2013年12月5日読了
表紙とあらすじにひかれて購入。
著者の既刊も特に知らなかったので、まっさらな状態で読了。
なんというか、長い焦らしプレイだったような…(笑)焦らされるので先が気になって読み進めるも、爽快感を味わえるようなタイプではない。けど、面白い。ラストはそうくるかーという感じ。全体的に静的な話だった。
ただ途中の推理がトンデモ過ぎるというか、飛躍してて読者ポカーンってなる…。どうしてそうなったの。
とはいえ、解説を見る限り動的な話もあるようなのでそっちも試してみたい。
投稿元:
レビューを見る
主人公の田島は大学院生。
ある事件がきっかけで仲間ふたりとともに大学に復讐を考えている。
そして、その資金を稼ぐため起業するのだが、
投資を引き受けてくれた投資家・小池にも同様の思いがあって・・・
ふたりの天才の思考・行動と復讐の行方はどうなるのか?
といった部分がメインなんだけど、どうもしっくりこなかった。
ふたりとも仮定に仮定を重ねた空論を持ち出すんだけど、
それがまさにビンゴ!なんだよね。
そんなふうにうまくいくもんかねー?
あと、どちらの動機もなんだか弱い気がした。
投稿元:
レビューを見る
2014.01.01読了。
いつも通り、頭のいい人同士の推理バトルは楽しかった。ただ、若干行きすぎた感は否めなかった。2着目のベビー服とセミの抜け殻はそこまで行くかなー?あと、言葉の端々捕らえすぎでしょ!おちおちフツーのこと喋れねぇよ!
また、ラストは落ちが弱く(伏線張って、犯人はお前みたいなのがない)、ミステリーと思って読むと、物足りなく感じると思った。
でも、人が物事を通じて変わっていく様、最初はこう!と思っていたのに、起業や最後の行動を通じて、それまでなら取らなかった行動、心変わりを描いているのはいいなと思った。
読み物として時間を潰すのに良いが、読了後、これは!と感じられるものではなかったかなー。
投稿元:
レビューを見る
石持浅海作品は結構気に入って読んでいたところだったが、
この本に関しては、よく言われる断定的な推理とご都合主義が
許容出来ない水準で気に入らず。
うーん。他の本で口直ししたい。
投稿元:
レビューを見る
復讐ということでもっと執念深く泥臭いものを感じるかと思ったが、登場人物からはそれほどの深みを感じなかった。そこまで考えるか?と思うほど二人の天才的な先読みが面白いような都合良すぎなような。
投稿元:
レビューを見る
真実が何かとは別に仮説を発展させる思考ゲームのような構成は石持氏が得意とするところ。
キャラクターと舞台設定重視のミステリーが主流の時代において、変則的な本格の一種であるこの路線は、読んでいて非常に楽しいです。
投稿元:
レビューを見る
カテゴリがミステリらしいが、ただの推測で話が進んでいくものをミステリとは呼べない。推理してください。