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★★★1/2かなあ。
初めての花房観音。
独特の世界観。
業?怨念?未練?嫉妬?恋?愛?
色々なものがまざってけっこう深い話だったりする。
他の作品も読んでみたい。
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どろどろした物語。。
今気がついたけど
幽booksなんだ。。
だから、幽霊が出てくるのか。WW
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花房観音の作品を読むのは3作品目。男と女のエロスを描くのが上手い。今回はホラー小説にエロスを絡めた感じ。装丁の華やかさとは裏腹に中身はドロドロ。そこがギャップがあって良かった気もする。男に惚れるというのは地獄だと本文中にあるのだが、まさにそうなのかもしれない。惚れた者の負けというか…。どんな姿でも会いたいと願ってしまうのは地獄だ。苦しい。
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2015年、48冊目はココのところ固め打ちの花房観音。
あらすじ:京都に住む女流作家、鷹村が編集の星野から依頼されたのは「幽霊の話」だった。霊感も何もない鷹村。そんなコトで、二人は霊の世話を生業とする『墓守娘』の取材に出かける。
構成は、奇数章が『墓守娘』の一人語り(京言葉)、偶数章が鷹村の過去の恋愛の思い出語り(標準語)となっている。それを序章と最終章がサンドイッチ。
花房観音、初の怪談ということだったが、個人的見解では「業」「情念」「嫉妬」「執着」渦巻く、ドロッドロ(この「ッ」は大事)の恋愛小説だった。感じたのは、怪談の怖さではなく、女性の暗部の恐ろしさ。しかも、上手いんだよ、描き方が……。
今回、大オチが少しベタかな、という気もするので、少し甘めの★★★★☆。
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2016.9.16 読了
報われない 不毛な恋をしていた 女性作家と、
長年 墓守をなりわいとしている老婆。
女性作家は 幽霊が見たい。
老婆は 見なくないのに見える。
作家が 取材で老婆の話を聞く。
その2人の目線で 交代に話が進む。
なんともいえない話だった。
老婆の話は ところどころ
感じるものがあったし、
作家の 身を焦がすような地獄の恋も、
そこまでの人に出会えて
羨ましい気もなくはない。
ラストがスッキリしなかったなぁ
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ホラーかと思わせといて、ミステリでもありました。
官能小説ぽい描写もちらほら。
惚れた男に呪われた二人の女、その顛末は地獄に落ちるだけ。
この男が全然魅力的じゃないのがいいんだろうな、こんな男に…みたいな。
ちっとも素敵じゃないのに、それが地獄のような、恋。
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初めて読む構成だった。この作者特有の物語って感じ。最後は「おぉ」となるエンドだった。墓守の婆さんの話はかなり吸い込まれるようにスラスラ読めた。
可もなく不可もなく、ダークな話を読みたい時に調度良いのかな。