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元医師である春日大社宮司が、自身の宗教的直観に、医学的な知識やらその他様々に聞きかじった知識を結びつけ、思いつくままに考えを述べたもの。放談と言っていい。神道の思想について知ろうと考えるなら他の本をあたった方がよい。神道は理屈ではないのだろうが、それにしても語っていることに矛盾が多く、支離滅裂とまでは言わないまでも、普段読んでいる本に比べると、そんな言葉が頭の中をよぎったりもした。
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平成26年6月ごろ読む、
感想ノートを見つけたので、令和元年9月記入
1年かけて生まれてくるから死ぬ時も1年かけて死ぬ。それで一周忌をする。
本当の歴史、命というものはおじいちゃん、おばあちゃんから伝わるもの。
父母は生き方を教える。
キリスト教、仏教は人間の力でいろいろ造り変えていかなければ生きていけない状況から出ている。
神教は、自然に恵まれているから、自然に生かされているということを体で感じ、感謝してきた。
戦後、その伝統、歴史を捨ててしまった。日本人の命が伝わらなくなった。
日本人の命を子供に伝えてください。日本人の歴史、伝統・・・すべての神を祖先を祭って、それによって生かされているという感謝の生活
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フォトリーディング&高速リーディング。
神道の事が知りたくて読む。元外交官の馬淵氏推薦。
旧華族で公家の家庭。大大神主だが、医者になるも、ふしぎな導きで神主の修行に入る。
日本人と日本文化について神道的なこと、医療的なことを踏まえての、質問形式のエッセー。
進化論を全く否定していないところが注意が必要だが、西洋的なキリスト教文明ではなく、日本人の固有の文化を注目するあたりは面白いと思った。
下記にちょっと気になる面白い箇所をメモ:
16:アインシュタインは大正年間に日本を訪問。世界大戦で文明が滅ぶこと、その中にあって日本が日本的なことで世界に貢献できるという、預言めいたことを語ったとの事。
20:人間はサルから進化などしていない。初めから人間。(といいつつも聖書的な創造論ではない。矢張り進化論の影響下にあっての話。)
32:春日大社の奥山原始林が世界遺産登録。アマゾンの原始林は世界遺産になっていない。春日大社は都会にあり、その都会の原始林ゆえに世界遺産へ。
55:神道のお祭りは神主体。ただ神を喜ばせるためのお祭り。踊りもそのための奉納。
66:祝詞の意味は母音にある。うたいも母音が重要。感じが輸入されて日本語が変わったが、祝詞にはそれがまだ残る。高天原は「ア」が重要。ゆえに「たぁーかぁーあーまーはぁーらぁー」と母音を強調してのばす。祝詞は全てそう。(母音が重要であるというのはヘブル語と同じ価値感か。)
126:色々な人とセックスをすると膣が変わり、弱い精子でも受精するような卵子になる。つまり、セックスの乱用は種族の弱体化へとつながる。
186:涙を流すほど感激、感謝、感動する事は体を整える。著者の結核はそれゆえに治った。
191:自然に生かされている、自然の中で生きるというのが日本人の考え、神道の根本。
193:アインシュタインのように、日本人が世界を救うという外国人は増えてきているが、日本人にその意識がない。然しいずれ目覚めると希望的観測を持つ。
209:先の戦争で負けた日本は、勝った側が日本人を改造しようと躍起になった。それをそのまま受け継いで、(まじめに洗脳され続けている)日本人。ここにも洗脳した側は驚く。