紙の本
何度も読み返す一冊
2023/06/30 00:24
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投稿者:アカイ - この投稿者のレビュー一覧を見る
何度も読んでるし、ストーリーも、なんなら台詞回しまで全部憶えているのに、読み返すたびに心を揺さぶられます。大感動するわけではありません。ただ言い表わせない唯一無二の魅力がある作品です。
紙の本
本屋で衝動買い
2017/02/23 22:52
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投稿者:わらび - この投稿者のレビュー一覧を見る
ふだんはやらないジャケ買いをしましたが、大当たりでした。
ハッピーエンドで終わったのは良かったけれど
できることなら、主人公を傷つけた男どもに罰が下ることを祈ります。
父親とかほんと最低じゃないか…。
電子書籍
人間の物語
2015/05/30 13:55
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投稿者:ゆっくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
売春宿の店長とそこに体を売りに来た男内田の話を
オムニバス短編集で綴ってます。
2作目の店長のお婆さん環。
誰かに優しくされたらお礼に体を差し出す、そんな自分に
うんざり…
が一番好きでした。
皆痛い目に遭うと分かりながらやめられない、、
痛みがギシギシ伝わる作品です。
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絵柄の線が前より少なくてスッキリした感じで読みやすいけど、前のザカザカした線の絵が話の内容とも合ってて好きだったかなぁと思った。
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BL以外を初めて読んだ。思ったより重たくなかったと思う(当社比)
お気に入りは他人のものが好きな女のとこ
あの二人の表情が、ああ、、、って感じでw
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新人さん?と思いきやBL出身の作家さんでしたか。ルネッサンス吉田さん初読みです。
ガツンと喰らいました。
性の間で揺れながらもがき、生きる彼女達。
主人公の百花(ももか)は父親から受けた虐待の記憶によって自分を死なさないために、男性を憎んで憎んで、それを支えにするようにして生きている。と、同時に誰からも本当には求められない自分は無価値だと思っている。闇深く落ちることでかろうじて自分の居場所を作っていた彼女に、細い光(青年・内田)が射し込んで、少しずつ彼女を照らし出す。照らしだされた彼女は、彼女が自分の中から排除しようとしていたはずの「女性」だった。
「自分の足で」
「行って」
「取り戻せ」
なぜ「トラウマ」を持つ者が繰り返し繰り返しそれを思い出すのか。
わざと傷を開いてみせるような事をするのか。
思い出さなければいいだろう、と思う人もいるかもしれない。
そのこたえは、すでに冒頭のある一行の引用に示されている。
読んでみてください。
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疾走感がすごい。というか、疾走感だけのような気もした。
漫画よりの小説というか、小説よりの漫画というか、初めてこの作者のお話を読んだせいもあるかもしれませんが。
すごく簡素に言ってしまえばボーイミーツガール。
何だって要素を絞り込んでしまえばそんな風に短く言い表せてしまうものなんだけど、それだけじゃない物語ってそれだけじゃないとも言えるんだけど、私としてはボーイミーツガールで言いきれちゃうな、と思ったので。
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久しぶりにマンガで泣いた。
BLかと思いきや違ったらしいと気付き、後回しにしていた一冊。
男女恋愛モノなんか読みたくないのだが、まったくの杞憂であった。
愛しているけど、愛し方が分からないってことはあるのよ。
こういうハッピーエンドが描けるなら、吉田さんは大丈夫だと思った。
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201312/表紙にひかれ初読み。絵柄も書き文字もクセがあるけど痛々しいこの物語にマッチしてる。曲タイトルと絡めたり私信といった書き下ろしやあとがきから、作者自身と作者が好きなものが駄々漏れなように思わせられるけど、それらを含めての業と救済の物語にしてる。
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ほもかなと思って買った。ほもではなかった。
あたまおかしいサブカル系漫画だと思ってたけど読んでみたら予想の3倍ぐらいマトモでびっくりした。
ここまで負の感情を文字にしてる漫画初めて読んだ。なんだろうな、なんかむしろスカッとする。
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最強なのは自分をきちんと愛せる人間だと思う。それさえ出来ればどこでも逞しく生きていける。
しかしこれは痛々しい人の話。心にヒリつく負の感情は他人に向けなければ、自虐に向かう。でもそれさえも生の実感を得るために必要な行為だ。生きたいと思う程に自分を痛めつける。汚濁の中に安らぎを覚える。だけど救いはあるのだ。それは"愛"と言ってしまって良いのだ。
なんだか突き刺さります。
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スリリングな私信がいい。作中に登場する風俗店のリアリティが短編ごとに揺らぐことに顕著な、物語の不安定な綴られ方、しかもたどり着く結末があの既視感のあるハッピーエンド…。切実である。