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図書館で表紙のカラフルさに目が行き、思わず借りてきてしまいました(笑)
不勉強で恥ずかしながら、西行という人物が人間として感じられたのは大河ドラマの「平清盛」を観てからでした。なので、西行と陸奥の藤原秀衡について書かれているこの本は興味深く読みました。
いきいきと人間臭く暮らしている東国が魅力的でした。
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もう だいぶ経つけれども
東北、それも藤原氏の跡を辿る旅にいったときのことを
思い浮かべてしまった
作家の想像力というのは
改めて凄まじいなぁ
と 思わせてもらった
むろん その当時のものがそのまま
残っていることなどありもしないだろうけれど
きっと この場所で
きっと こんなことが
きっと こんなふうに
きっと あったのだろうな
と 読んでいて
映像や会話が浮かんでくる
いい時間だったなぁ
満足 満足
の 一冊でした
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西行が東国に行って大活躍である。
何か根拠があるのだろうか?
どういう目的でこの小説を書いたのだろうか?
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【奥州平泉で織り成す藤原秀衡と西行の交友】密命を帯び遠く京より訪れた西行が、奥州の地で目にしたものは、戦乱もなく日々穏やかに暮らす人々。ここは王道楽土か極楽浄土か。
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舞台は、奥州平泉…、
時代は、奥州藤原氏第2代当主の藤原基衡の治世…。
平泉探索の密命を受けた、若き僧侶の西行が、
後に第3代当主となる若き御曹司の藤原秀衡と出会い、
浄土思想の下に建立された中尊寺に込められた想いや、
仏教都市・平泉の成り立ち、蝦夷の人々との交わり、
現世の人々の幸福を祈り、薬師如来を本尊として、
毛越寺の整備へと至るまでを見届けるお話です。
まず…、本作品のとてもレアな点は、
藤原基衡の治世を描いている点でそぅか…。
奥州平泉が描かれる作品の多くは、
前九年、後三年の役を扱ったお話のエピローグにて、
平泉の誕生が描かれるか…、
平家物語のラストにて、平泉の滅亡が描かれるか…、
どちらか、といったところでして、
なかなか、中興となる基衡の治世は描かれません…。
しかし、
亡くなった万物全ての極楽往生を願った中尊寺と、
現世を生きる人々の幸福と平和を祈った毛越寺が、
並び立つ平泉の仏教思想と、清衡、基衡の想いを、
無理のない解釈で、エンタメとして描くには、
基衡の治世は、とてもしっくりきました。
一方で、その基衡ではなく、
西行、秀衡、そして、運慶といった、
後世にも名を残す人物たちの若者時代を、
キャラクターやお話の軸に据えている辺りは、
お話のアクセントとなっていて、面白かったです。
なかなかの佳作だったと思います。
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河南町付近で神社仏閣めぐりをしていたら西行法師を祀っている寺があったので、西行がどんな人か知りたくて読んで見た。
意外と骨太な坊さんだったようで好感が持てた。
でも西行目線ですが、西行の事よりも藤原秀衡の生涯と言った感じです。
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西行を取り上げている話という事で借りてみたが、奥州藤原氏の秀衡とのやりとりや、人々との触れ合いに、引き込まれた。
その国の生活や文化について、生き生きと描かれていて、とても良い作品だと思った。
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風景の描写が美しく丁寧に読む。西行を中心に何冊か読んだが西行の敵味方関係なく接する姿は共通で感受性の強い人なのかも知れない。
でも何故かハマらないし、一人物というだけでテンションも上がらないのは時代そのものを好きで西行は案内役みたいなものととらえているからなのか