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そうなの、1年使わなかったものは今後も使う可能性ってほとんどなくて。
上手い収納を意識して片付けると二度と発掘しないブースが出来たりして。
余白のある片付けが理想。
片付けたい。
だが片付かない。
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自分の生活は部屋にでる。
片付けを通して人生をみつめる小説。片付け方法の本を読むのに飽きた人にオススメ
よくありそうな設定なのだけど、最初の人の話が一番好きかな
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これはいいなぁ~、今まで読んだどのお片付け本より片付けたくなるなぁ~。
でも、片づけって継続だから、そこがなかなか難しいんだけどねw
ラスト1編は、かなりグッときましたねぇ。
健康で、親より長生きしてくれることが何よりなんだろうけど、やっぱり生き方も大事だものね。
垣谷さんは、新しめの作家さんなので「若いのにこんな小説を?」と思ったら、年齢的には遅いデビューの方で、なるほどと納得。
またもや続けてガンガン読んじゃいそうですw
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マイブームの垣谷美雨作品4作目。片付けのモチが上がるかと期待して読み始めたのだけど、残念ながらそこまでではなかった。さらさらと水でも飲むようにすんなり読めるのだけど、あまり残るものがない。もっと、優しい悪魔の禁煙の懊悩のような、捨てたいのに捨てられない、片付けたいけど片付けれらない、みたいな葛藤を読みたかったのだけど、散らかっている物の名前の羅列だけでは響いて来るものがイマイチ乏しかった。片付け屋のおばさんも、とびぬけて魅力的なカリスマでもなく、だからと言って感情移入して読めるような等身大の存在でもなく、なんとも中途半端な感じがしてうーん、なんだか惜しいなぁと思ってしまった。
4篇のうちでは一番最初のエピソードが一番好きで、特に主人公の女性をホームパーティーの子守りとして便利に使う綾子にきっぱり断りを入れたシーンはスカッとして、そこだけ3回も読んでしまった。
逆に最後のエピソードでチ中学生の息子を亡くした女性の家の片付けの話は、3人の同じ境遇の母親が集まったところからあまりにもスムーズに事が運んでしまって、それもなんかリアリティが乏しい気がした。この作家さんの作品では女性同士が意気投合して長期に渡って仲良く交流する話が多くてあこがれるのだけど、現実にはたいていそんなにうまくいかないからこそ女の友情には価値があるのじゃないかと。
でもまた別の作品を読みたいと思う。
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図書館でなんとなくタイトル気になって借りてきた。何年か前に母が借りてきたのを1冊読んだだけだったけど,さらっとして読みやすい。
家ってその人の全てというか、生き様なんだなー。私も一時期すごく整理整頓できてた時期、あったけど,あれはなんだったんだ笑
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最初は、テレビのゴミ屋敷特集を見ているようだった。読んでいくと部屋の汚れは心の乱れという事で、部屋の整理だけじゃなく人生そのものを整理するという片付けコンサルタントの十萬里。
ウチはゴミ屋敷でもないので、他人事の様に読んでいたけど、3話目の「豪商の館」を読んでギクリとした。
勿論、ウチは豪商でも館でもない。でもこの依頼人の様に、一見片付いている様に見える家の扉の中には、使ってない物がたくさんある。収納が多いだけ。私も使ってない布団、食器処分しなくちゃという気分になった。
十萬里さんが片付けコンサルタントになったエピソードとか読みたかったな。
2016.4.2
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片付けをテーマにした連作短編集。
大庭十萬里は、原因を探りながら片付けの手助けをする50歳代り太ったおばさん。
タイトルどおり、その人の人生の再生のような話、現実味が強くて、楽しめなかった。
唯一「清算」30歳代、高給取りの会社員の足の踏み場のない部屋の話が面白かった。
部屋を片付けようという気が少し起こったけど。
(図書館)
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一話目がどきどきするほど面白く、しかし似たような話が続くと飽きそうな題材だな、と思ったのだけれど。
気持ち良く裏切られた。
片づけ屋は一生懸命だけれど、善人ではないし、だからこそ押し付けがましくない。
自分の足で立って歩いてきた人間は、例え立ち止まっても、蹲ってしまったとて、歩き方を忘れたわけではない。
力を充電し、いらないものを退けたあとには、開けた世界が待っている。
さて。
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『あなたの片づけ手伝います』最近よくありがちなタイトルの片付け指南本の著者で、50代の元働く主婦、大庭十萬里が、4つの家庭に訪問する連作集。
ただし、十萬里は、自分では片づけない。あくまで『手伝い』なのがミソ。
十萬里に家の中を点検された住人は、無愛想で無遠慮な十萬里とのやりとりの中で、時に憤慨しながらも、自分の家族、人生、願望…などに目を向け始める。
十萬里の片づけの『手伝い』の物語は、○ンマリのように、いかにも成功者然として、上から目線で一方的にモノを捨てまくる!スッキリしたでしょ!という快感ではない。
家族との関わりや、住人のこれからの人生に、淡々と関わっていく距離感が心地よい。
個人的には、ケース2の『木魚堂』がベスト。
思い出の品々がいつもそこにあることで、亡き人の事を四六時中思い出してしまうことを、辛いと認めることは難しい。
簡単にモノを処分出来てしまうことを、薄情だと決めつけられたくないね。
そして十萬里さん、…うちにも来てくれないかしら。私が色々捨てようとすると、とりあえずまずは反対されるので、片づける気力が萎えてきた今日この頃。
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片付けられないことを顧客の人生の問題として部屋だけでなく人間関係を整理していく。
片付けられない生活に風穴をあけ、その人本来の活気を取り戻していく。
こんなアプローチの片付け屋本当にいるのかな。テレビの片付け屋企画はあまり興味がなくて見ないけど、こんな片付け屋なら見てみたい。
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モノと人との関係について考えさせられた。片付け本はたくさん出ているけれど、片付け小説?は珍しい気が。どの人もそれぞれ重症になっている理由がちゃんとあって、そこと向き合っていく過程が興味深かった。そんなにうまくはいかないだろうけど、だからこそ面白く読めた。うちも片付けなきゃ!
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不倫相手との結婚を夢見る女性、妻に先立たれた家事を娘任せの父親、広い家にストックだらけの物に囲まれ一人で暮らす老婆、子供に先立たれた無気力な専業主婦。片付けられない背景に、心のもの悲しさが見え隠れしていた。すぐに片付けて物を捨てたくなった。
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多分、この作家さんの本は初めて読みます。面白かったです。部屋の乱れは心の乱れ、というよく聞く言葉を思い出しました。家が散らかるのには人それぞれに様々な要因があって、たんなる片付けではなく心の持ち様から変えていく、というのが興味深かったです。どのお話も、始まりはひりひりしましたが前向きな終わり方なのも良いです。十萬里さん、ドキドキするけど家にも来て下さい…!となりました。溜息吐かれたらこわい。喘息持ちに本格的になりましたし、整った部屋でいようと思います。がんばります。
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なーんか片付け屋がキャラ定まらなくて読みづらし。
ありがちなキャラ、ありがちなエピソードなんだけど
イマイチ片付け屋のキャラが立たないせいで
全然入り込めず。
最後は片付け屋目線なんだけど、
てことは今までの人たちって…と思うキャラ造形。
サラサラ読めて何一つ得るものはなかった。
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2017/3/31
片付け屋の大庭十萬里に依頼してくる片付けられない人々の話。
明るく楽しく切なく、スッキリ!
部屋の乱れは心の乱れ!