紙の本
他人事ではないよね
2013/11/30 11:33
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:らっち - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後の場面にはけっこう目頭が熱くなるものがあった。
漫画調なので、スラスラ読めたけど、自分でも避けて通れない
問題だけに、ちょっと考えさせられた。
長さもちょうどよくてこの手の話題の本にしては
読みやすい本でした。
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2013/12/09読了
未婚、共働き、シングルマザーと様々な状況で描かれていたのがよかった。
いずれは自分にもやってくるだろう、親の介護。漠然とした不安が大きくてきっとこのタイトルが目に止まったのかもしれない。
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「誰もが経験するけれど、誰にもいえない家族の不安に、そっと寄りそう大人のためのコミック」
とありましたが、『ある!ある!!』と思いながら読み進みました。
身近に似た環境の人がいると話をする機会もあるのですが、なかなかそんなシチュエーションもないので、この本をきっかけにすこ~しづつ心の準備ができるといいですよね。
原作協力の滝乃みわこさんのあとがきに
『ふと、「ああ、”守る””守られる”の関係は逆転」したんだな」と実感しました。そのとき初めて、子どものときから守ってくれていたことを親に感謝したのです。』
とあります。
親への感謝の気持ちをつい忘れる日もありますが、逆転した関係を笑って過ごしたいと思います。
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未婚、共働き、シングルマザー
それぞれ違う環境に生きる同級生の女子を主人公に
色々なパターンの「介護」を考えるストーリー
自分も「親の介護」を考えなければいけない時期にきてるけど
すっかり姉に頼りきっていてダメな妹&娘です
漫画が可愛いので重くなりがちなテーマだけど
するすると入っていける感じ
主人公の女の子たちも同じくらいの年代&シュチュエーションで
共感しながら 今後の事を考えさせてくれます
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祖父母や親の介護そして死に向き合う40代の3人の女性の暮らし。それぞれの事情や状況があり、唯一の正解などはなさそう。
それでも、守られてきた子供から、守り介護をしていく側になっている立場を自覚しなければならないと感じさせられた。
どうしても視点が介護側になってしまっているが、老いと死を前に誰かの世話にならなければならない側の様々な心情も見つめてみたいと感じた。
14-5
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本当にリアル。でも主な人々の性格が割と穏やかであったり、優しい人だから殺伐とした感じはしない。必要以上に大騒ぎしないという意味では理想的なのでは。
途中アンケートがあり、介護経験のある方の中で、自分の親を看た人、配偶者の親を看た人、両方の親を看た人、見事に別れていた。自分や周りの人々がどんな状況になるかは分からないし、自分自身も老いた時にどうなるのかは分からない。確かに貯金は必要だけど、考え過ぎず自分のしたいことをやることが悔いのない人生なのではないかと思う。
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おひとりさまカスミがおじいちゃんを看取る。共働き夫婦ハルカが姑の認知症を夫に気づいてもらうまで苦労し、やっと夫婦ふたりとヘルパーで姑を支える体制に。シングルマザーのサヨが癌におかされた実父を看取る。2年前に父を見送り、半年前に母が倒れてから近くで暮らすようになった自分には、他人事でなく自分にもありうる話として読んだ。切ない。
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自身が中年にさしかかり、親の介護問題が目の前の現実となった。この本の良い所は、おひとり様・dinks夫婦・子持ち主婦と現代女性をそれぞれの立場から描いている点だ。大概のこれらの書籍は家持ち・子供同居・標準世帯という家族構成で、女性が社会進出し結婚退社しない人々も多いという現状の中で、いまだに旧態然とした家族構成でのみ語られる。故に当てはまらない人々が半数は存在することになる。だからといって、この本ですべて網羅はしてないまでも、自分に近い状況はあるかもしれない。そこは高く評価したい。
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自分の家族、自分自身の今の状況と重ね合わせて共感もてた。
優しい絵でほろりとしながらも楽しく読めた。
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三人三様の介護の様子。遠くに居て、父の介護をまったくできなかった私は何も言う資格がないけれど、母の最期はちゃんと看取ってあげよう。人生の最初と最後の10年は人の助けを借りなくちゃいけないのだから。
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たんたんとした線で描かれる「親の老い」の物語。
実用書や問題提起というよりは、(良い意味での)当たり前の、日常の物語がとても丁寧に描かれていて面白い。
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親が老いるごと、そして親を看取ること。
読んだからといって何か結論が出るわけではないけど、
「わたしもこんなこと言われたな」とか
「親が老いるときはこういう風になっていくのかな」とか
これまで経験してきたこと、
そしてこれから経験するであろうこと、
そういう気持ちたちのアルバム整理が出来るような本。
優しい絵柄で読みやすい。
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著者はイラストレーター・漫画家。
書籍・雑誌・季刊誌・新聞等にイラストやコミックを掲載中。
多くの人が経験する自分の親の介護・親の死。
①おひとり様のカスミ
②共働き夫婦のハルカ
③シングルマザーのサヨ
同級生である3人のそれぞれのケースについて親の介護・親の介護というテーマで綴られたコミックエッセイ。
自分にも大いにあり得るケースであるもなかなか想像もしづらい。しかし、本書は文だけではなく、コミックエッセイであるので絵で直接的に訴えかけてくる強さがある。
向き合いたくないテーマであるものの、なんとなく自分に当てはめながら軽く準備する気持ちにさせてくれたのは大きな成果である。
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一番ショックだったのは既読だったこと。
かなり読み進めてから、「あらこれ読んだことあるわ」気がついて、なんだ老いているのは自分自身じゃないのさ、と思ったことでした。
そして困ったことに、初読の時よりずっと心に響くのです。
母の義姉、父の妹が亡くなったこの頃、守る守られる関係の逆転の悲しさをしみじみ感じます。
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守られる側から守る側に。
他人事ではないのだけど、なかなか受け入れたくない。でも少なからず、ほとんどの人が経験せざるを得ないのが辛い。