投稿元:
レビューを見る
お金、貿易、金融、財政といった経済の動きを歴史のストーリーを通じて平易に説明している。
世界史といっても事件と年代ではなく、背景、目的、結果と影響のストーリーにより、世界各国の関連性、連動性の視点や、資源、通貨レートと商品価格、貿易の自由と保護の意味あいなど、経済の基本的な事項が実感を伴って理解しやすかった。
14-23
投稿元:
レビューを見る
経済面から歴史を振り替えると、また違った歴史がみえると思いました。歴史は繰り返すと言うが、経済状況も過去に同じことがあった。経済問題においても、過去から学ぶ必要があると思った。
投稿元:
レビューを見る
分かりやすく経済を中心とした世界史を教えていただきました。ふたつ感想として思ったのは、通貨経済においては信用というのが本当に大事ということと、裁定により利益をあげるには情報の非対称性がものをいうので、勉強と情報収集を欠かさず情報感度を磨くことを怠ってはいけないということ。
また歴史は常に繰り返す、という言葉は知ってはいましたが、この本を読んで、本当に歴史は繰り返しているなと思いました。今後も勉強していきます。良い本だと思いました。
投稿元:
レビューを見る
「世界史」を財政・金融・経済にフォーカスしたストーリーで綴った本。
学校の世界史の教科書では説明されなかった「どうして?」の部分を、経済の基本原則から理解できるのが面白い。
とてもお勧め。
投稿元:
レビューを見る
日本や世界の歴史から、経済を読みとく本。現役の人気予備校講師が、書いたと言うだけあって、読みやすかったです。
ローマ帝国や、歴代の中国王朝が、滅んだり、衰退した理由が、財政の悪化や、デフレにあると言う話も面白いです。
円高、ドル安と言った身近な経済用語も、日本の戦後の経済発展や、アメリカとの貿易摩擦なんかの動きから見ていくと、その歴史が良くわかります。
愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶとも言います。一人でも多くの賢者が、増えれば、日本の政治も良くなるんでしょうか。
投稿元:
レビューを見る
世界史が苦手な自分には「出会えてよかったー」と言える本。2回読んでしまった。凝縮されているということは単純化されているということで、まぁアバウトな内容かもしれないけど、大筋を掴むという意味では目的を達成できる本でした。
投稿元:
レビューを見る
お金、貿易、金融、財政。
歴史と関連付けて分かりやすく解説してくれる一冊。
だけどお金って何?
というような根本のところの説明がなく、そこが残念。
ま、そこまで期待するのは無理な相談か。
投稿元:
レビューを見る
著者の茂木誠氏は駿台予備学校世界史科講師なので、まとめ方が図入りでとてもシンプルでわかりやすい。世界史としてはほんの入り口なので、さらに深めたい人へのお勧め本も紹介している。
投稿元:
レビューを見る
塾講師で世界史担当の著者が書いた本。
なかなかわかりやすい良書。
内容は
お金の起源とその歴史
世界経済と国際通貨
経済の自由化
投資とバブル
国家とお金
過去に起きた歴史的事件は経済学の側面から見てみると、その背景がよくわかります。
この本は世界史と経済学を互いにより理解することに役立ちました。
現在のパワーバランスはなぜ生まれたのか?
なぜ世界的にはドルが強いのか?
なぜドイツ・日本は世界大戦に突入したのか?
など、の問いに対して論理的な説明を試みてくれています。
驚きな点
・国家経済の発展は基本的に昔から貿易の損得によって左右される
・ヘッジファンドは鬼
・グローバリズムは常に経済的強者に恩恵をもたらす
・昔から世界は経済で動いている。(資本主義は自然な流れだが、共産主義や全体主義は特殊な考えに感じた)
・昔から結構バブル→バブル崩壊はあった
・関税の云々から戦争に発展することもある
・山田方谷、高橋是清は凄かった
この本を読んで思い浮かんだ言葉がある。
賢者は歴史に学ぶが、愚者は経験に学ぶ
投稿元:
レビューを見る
スタートラインにつくのを嫌がる人をつかせる本。書いてあることは、概説以前なのですが、おかげで全体像と流れの把握が容易になります。
これを読むと人類はちっとも進歩していませんが、それでも戦争の頻度は減ったかと。
投稿元:
レビューを見る
・ブレトン・ウッズ体制は固定相場制にしたが、これは日本に有利、アメリカにはどちらかといえば不利だ。しかし日本の軍国主義復活を嫌ったアメリカにすれば、日本の景気がよくなるのは都合がよかった。
・グローバリズムは常に経済的キョウジャに利益をもたらす。弱者は最初は保護主義をとって、強くなってから自由主義になるとよい。
・イギリスは農業を守るため穀物法を制定したが、それゆえアイルランドで多くの餓死者が出た。それで穀物法を撤廃したが、農業は構造改革を経ていたのであまりショックを受けなかった。
・実はアルメニア人は金融で名をはせた民族で、今でも西欧諸国やアメリカではアルメニア人は一定の政治的影響力を持っている。
投稿元:
レビューを見る
経済のしくみを世界史(世の中の人の動き)から解説していて分かりやすい。内容的に専門的な深さはないが、入門書、読み物としては最適。予備校の先生らしく、簡潔で分かりやすい表現で書かれているのもよい。
投稿元:
レビューを見る
予備校講師が解説する経済を柱とした世界史。戦争も革命も全ては経済活動から引き起こされるという視点。マクロ的観点で現在の経済問題を洞察すると、違った見え方ができる。
投稿元:
レビューを見る
経済があんまり強くない私には入門書のようで面白かった。世界史と経済のつながりが特に。両方つながって、現代があるのだなあと。もう少し世界史や経済の本を読んでみたいと思ったのでした。
投稿元:
レビューを見る
今まで単語としてしか記憶になかった歴史が、どういった理由で引き起こされたことなのか。そういったことが、経済を軸にわかりやすく説明されていた。
現在は、昔に比べて便利になり、さまざまなことが進化していると勘違いしていたけれど、考え方の根本は変わっていないのかもしれない。昔も今も人間の考えていることは同じで、移動手段や情報入手の方法がスピーディーになったに過ぎない。
むしろ、便利になった分、工夫をしなくなったから人間の中身は衰退しているのかもしれないと感じた。