投稿元:
レビューを見る
仕事の方法は、常に改良が必要なもの。
今後、海外住まいを前提に働くつもりなので、ヒントがないか確認してみたい。
投稿元:
レビューを見る
ソニーで20年間に9か国の海外赴任を経験した著者による海外赴任の心得。私も海外赴任中なので、大変に参考になるところが多く、また励まされました。
現地の文化を尊重すること、日本との違いがあることを認めること、そして現地の人々と交流すること。ローカルとオープン。言葉でいうのは簡単ですが、実はとても難しいことだと思います。本書では、現地の映画、音楽、料理に徹底的に浸ることで現地の人々との交流を図ったり、現地採用のスタッフと食事などを通した密なコミュニケーションを取る事例が紹介されています。これらは簡単そうに見えて、実は難しい。自分の殻に閉じこもって、上から目線で「だからこの国はダメなんだ」と言っていても過ごすことはできます。だけど、そこからは何も生まれない。勇気をもって一歩、現地の人々に近づくことが重要なのだと思います。
避けようのないグローバル化をまずは受け入れる。そして外国の人々といかに交流をしていくかというのは、海外赴任だけではなく、日本に住む普通の日本人にも重要なテーマでしょう。相手の文化に興味を持つ、相手の人格を尊重する、自分をオープンにする。参考になるアドバイスが満載の1冊です。
投稿元:
レビューを見る
「誇りと喜びをはぐくむ」。カーテンで自宅を覆い隠しているうちは信頼感がうまれない。「違うこと」と多く接したひとがもつ強み。
投稿元:
レビューを見る
【選書の理由】
近年、海外留学を目指す学生、あるいは海外進出を志す若者が日本には少なくなって、覇気が失われているのではないかと思うので、上記(この本)を選びました。
-----
請求記号:
投稿元:
レビューを見る
私自身も駐在経験者だけに頷きながら読んだ箇所多数。そして目頭が熱くなった箇所多数。
SONYで9カ国の海外駐在を経験された著者の体験記は、海外赴任者にとっての教科書というか、貴重なケーススタディブックです。
投稿元:
レビューを見る
著者は、現地法人マネジメントとして、二十年間で、インド、トルコ、ルーマニア、ハンガリー、オランダ、ドイツ、イギリス、ベトナム、韓国を渡り歩いた元ソニー・マン。
そういえば昨日、インドでソニーの液晶ディスプレイが韓国企業勢に負けず好調のニュースもありましたな…。液晶ディスプレー事業における技術的差異のつきにくさ、価格競争の苛烈さについても、ソニー韓国では社長を勤められた著者によって、本書で明らかにされているところです。
基本、現地法人では販売代理店マネジメントも主要業務となるため、如何に早く実質的に信頼関係を構築するかが重要になるのだが、だからこそ、素朴に真摯に積極的に現場に向かう必要があるのだということが腹に落ちる一冊。
投稿元:
レビューを見る
■海外で働く
A.海外の現地法人に赴任した時、大切なのは、現地に溶け込むとだ。その手段の1 つに、映画がある。お勧めの作品を現地の人に教えてもらい、観て、感想を伝えれば、相手との距離が近づく。そして、その国の社会、文化、慣習も理解できる。
B.企業にとり、社員を海外に送り出して異なる環境・文化に相対させることは、組織の国際化を進めるだけでなく、多様性や革新性を高めることにもつながる。また、赴任者個人にとっても、世の中の流れに適応し、創造的に仕事をする力を身につける上で、異なるものに向き合うことは重要である。
投稿元:
レビューを見る
文化を理解しようとする姿勢や自己開示を積極的に行うことは、コミュニケーションの基本としてどこの国であろうと重要であるということ。
マネジメントのレベルになるとまた少し違うとは思うが、どのようにすれば仲間や顧客に信頼してもらえる人間になれるのかということは工夫することが必要。自分に欠けているのはプロフェッショナルになる部分だから、ひたすら勉強かなと思っている。道化は掴みだけ。その先は実力が問われるのだから。
ただ、そこを最近やりすぎて野球以外に現地の文化に興味を示さなくなっていたことを思い出させられ、反省した。
投稿元:
レビューを見る
何のきっかけで知ったかは忘れてしまったけど、気になっていた本。ソニーで20年にわたって海外駐在をしていた糸木さんが著者。20年間の中で駐在した国は、インド、トルコ、ルーマニア、ハンガリー、オランダ、ドイツ、イギリス、ベトナム、韓国となんと9ヶ国!しかも販社の社長までされているので経営者でもある。そんな人が言うことなのだからと思い、買ってみた。
一言で言うと、めちゃくちゃ面白い。
現地の文化で自分がどっぷりハマれるものを見つけ、それを極めることでビジネスの場面でも活かしていく姿が、具体的なエピソードの中で紹介されているのでイメージしやすい。
インドではボリウッド映画、ルーマニアではチョルバ・デ・ブルタという料理、ベトナムのでは「美しい音」という歌が糸木さんの仕事を助けてくれます。
各国での駐在経験に分かれていて、様々な国での仕事ぶりが読めるが、個人的には後半のベトナム、韓国パートがグッときて好き。これこそが海外で働く意義。
海外駐在をするビジネスマンはもちろん、留学や世界一周など、海外に出る人なら必読です。
投稿元:
レビューを見る
海外赴任や海外プロジェクトへの参画において、結局一番大事なことは、相手が人であるということ。
フラットに理解しようという姿勢と、自分が持つ感性や日本のおもてなしバックグラウンドを使いうことで、誠実で深い信頼関係を築いてきた糸木さんの経験談が書かれた本。
自分の仕事でも感じることが沢山あり、感動して泣きそうになった。
投稿元:
レビューを見る
著者の東芝・ソニーでの海外勤務(アラブ・ヨーロッパからアジアまで、駐在員から、現地法人の社長まで!)の実経験に基づいて、どう考え、どう動くべきかを纏めた本。コンパクトに纏まっていますが、本当に多様な経験をされていて、すごいなぁと思う限り。
自分はドメスティックな会社に入ったのですが、最近はグローバル化の波が押し寄せてきていることもあって、心構えを知っておきたく、本を手にとってみた次第です。海外勤務の予定は全くありませんが…。
「スキルよりも大切なもの」というサブタイトルのとおり、大事なものは単に英語ができる、というものではなく、関心をもって現地のことを知り、取り入れ、行動することなんだというのを実例で示しています。結構良い話もあって、興味を切らさず読了できました。(ベトナムのブラビアのCMはついYoutubeで見てしまいました)
ここまで現地にコミットして、お互いに理解が進んだら、当初は何も知らなかった土地でもきっと日々楽しい仕事ができるだろうなぁ、と思う次第。
たとえ、国内志向の人で望まぬ海外転勤を提示されたとしても、この本を読めば少し気持ちを切り替えて、前向きに考えるための役に立つんじゃないかと思います。
それだけでなく、もはや明日鎖国したら日々の暮らしが成り立たなくなるような今の時代、「海外」というものとの付き合い方は誰もが知っておくべきなのかもしれません。その意味では、例えば著者が苦手意識を持っていた韓国に赴任し、現地を自ら理解していく中で考え方も変わっていくという姿は、お手本のようです。
20年間、9カ国に赴任した著者が「どんな国でも、そこに目を向けてこちらが微笑めば、必ず微笑み返してくれます」と言うのは、素晴らしいことだなぁと感じました。
投稿元:
レビューを見る
ソニーでの海外赴任ストーリー。語学は最低限必要だが、重要なのは信頼・共感だということが読み取れる。共感というと異なる感情をすり合わせるイメージだが、どちらかというと混ざり合うイメージを持った。筆者は現地志向、人志向、文化志向のマネジメントと言っており、個々にも経営における”非合理性の合理性”が読み取れる。俗にいうマーケティングとか企画という分野は特にこの色が濃いと思う。なんたって文化を開発する仕事ですから。
投稿元:
レビューを見る
これが成功する方法だ!という本ではなく、9か国での実体験を書きながら、上手くいったこと、失敗したことを折りまぜ、大事な事はなんだろうねと言及しています。私自身、海外で1年働いて、共感できること、まだ足りないことがあるなと振り返ることができました。ビジネスは人が行うというのは世界共通であり、人にフォーカスすることで意外にも大きな結果が得られたりするものです。自分自身、頭は悪いので、大天才でなくても、泥臭いことを継続できる人が海外では貢献できることがわかったのも収穫。人の理解を引き続きしていきます。
投稿元:
レビューを見る
豊富な海外勤務の経験から得た気づきや考えを丁寧に分かりやすく書いてある。少し距離を置いて冷静に考えると、至極まっとうな当たり前のことを書いているだけにも読める。現地の人を知ること、現地の生活と文化に馴染むこと、現場の悩みを真摯に受け止めること、海外勤務者向けの講義で箇条書きされそうな内容ではある。ただ、この本の良いと思った所は、その主張に全て著者が問題に直面し悩み、解をひねり出して得た成果と経験が裏付けられている点だ。リアリティと信ぴょう性を強く感じる。また、著者の人間性にも共感する点が多かった。海外に出ても仕事や生活は人との結びつき。真摯で誠実な姿勢を持ちながら、現地の人を良く知ることが成功の秘訣という前向きなメッセージは、グローバルな世界で戦いたいと思う自分の背中を押してくれた。
値段が若干お高めで「今どきの流行に乗ったライトビジネス書籍か」とか、当初は星2つぐらいの姿勢で読んでいたが、読み進めるうちに、内容の相性が相まって、星4つに至った。
投稿元:
レビューを見る
どんな国で仕事をする場合でも、現地のメンバー一人一人に関心を持ち、現地を代表した立場で考えて発言することが大事、というメッセージ。海外赴任する人だけでなくて、海外の会社と一緒に仕事をする人にも有用な心構えだと思った。筆者の個人的な経験がたくさん書かれていてとても共感できる本だった。日本だろうが海外だろうが、チームで仕事をするための大事な点は同じだと思った。