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チェルノブイリで被曝したベルラーシの少年と日本人医師たちとの交流の物語。この医師とは、有名な鎌田實さんだ。しかし、私がこの絵本を手にとったのは、作画が小林豊さんだったからだ。小林豊さんは、信念の画家だ。昔、講演会に参加したことがある。「世界遺産の仏像をテロリストの破壊から守る運動、素晴らしいことです。でもその仏像の前に子供や老人の死体が山のように積まれ転がっているのを、皆さんはご存知ですか。文化人の方々は、なぜ、まず彼らを守ろうとおっしゃらないのか。僕はそれを伝え、彼らを一人でも多く助けるため描き続けます」私は頭を殴られた気がした。私たちは結局、安全なところからしか、ものごとを見れていないのだと分かった。だからちっぽけで偽善者の私は、せめて小林さんの絵本をこれからも読み続けていこうとあの時、決めたのだ。
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4-1 2014/02/19
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「災害・原子力」「職業紹介」に。
チェルノブイリ原発時の実話。日本人看護師ヤヨイさんの話。
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世界の被災地を支援する医師・鎌田實さんの実話です。子どもたちが見えない放射能に怯えるなんて「二度とこんな悲劇をおこしてはいけない」という鎌田さんの後書きの言葉、パイナップルの缶詰が届けてくれた「にんげんのあたたかさ」「いのちのおもみ」「ひととひととの、きずなのたいせつさ」が心に焼き付けられました。
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〝1986年4月26日、お隣の国ウクライナのチェルノブイリで、原子力発電所が爆発しました。黒い雨が降り、放射能で大地は汚れました...ベラル-シでは、人が住めない地域が広がりました。病気の子どもたちが、どんどん増えました...事故から10年後、アンドレイも重い病気になり、辛い治療を受けていました。何も食べられず、髪の毛は全部抜けました...アンドレイが食べたがっているパイナップルを、雪の中、毎日毎日、探し歩いてくれた日本人がいたことを、私たち家族は絶対に忘れませー ん・・・〟「子どもたちを助けてください!」 この悲痛な叫び声に応えた医師・鎌田實氏が、ベラル-シ共和国の放射線汚染地帯へ医師団を派遣、14億円の医薬品や医療機器の支援を行うなか、一人の日本人の行動が、絶望を希望に変えた・・・。白い街で、優しさの連鎖がおき、冷たい雪があったかい雪に変わった、奇跡の実話絵本。