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他者からの評価を気にしすぎる自分に突き刺さるような言葉が並んでいました。読み物として大変面白いのでサラサラ読めるかと思いますが、私の場合ページを捲る度に過去の自分の行動を見つめ直したので読了まで時間がかかりました。
今までが自己中心的であったこと、物事の価値を決める世界が狭すぎたこと、「変わらない」道を自ら選び苦しんでいること…
読み終わった後は僅かながら世界を見る視点が変わります。アドラー心理学を完全に理解するには今まで生きた年数の半分の時間がかかると本書で書かれている通り、読んだだけでは人は変わらない。生きていく中で「導きの星」を見失わずに、自分の為にもっと真剣になる勇気を持たねばと思いました。
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出張先で暇つぶしに読もうと買って読んだ本。。
帰りの新幹線で一気に読み終えました。
対話形式でページ数も少ないため、アドラーの考えの一部を限定的に取り上げてあるのかもしれませんが、それでも、わかりやすいために十分にアドラーの心理学に引き込まれました。
適当に買った本でここまで考え方や人生観を揺さぶられる本は初めてでした。
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タイトルが1番。
アドラー心理学の深い部分をうまく描写している…のに最後はいかにもな尻切れトンボで残念。しかしヒントは多い。
⚫︎目的に沿って生きている。目的論。
⚫︎大切なのはなにが与えられているかではなく、与えられたものをどう使うか
⚫︎いまのライフスタイルをやめるという決心
⚫︎口実を設けて人生のタスクを回避しようとする事態→人生の嘘→勇気の問題
⚫︎課題の分離。選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か
⚫︎自由とは、他者から嫌われること
⚫︎他者からどう見られているかばかりを気にかける生き方こそ、自己中心的
⚫︎より大きな共同体の声を聴け
⚫︎横の関係に基づく援助→勇気づけ
⚫︎幸福とは存在レベルでの貢献感
⚫︎人生における最大の嘘、それはいま、ここを生きないこと
⚫︎他者に貢献するのだという導きの星
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人々は私の仲間である。
すべての対人関係を横の関係とする。誉めるのでもしかるのでもなく、横の関係に基づく援助「勇気づけ」を行う。
自分と他人のか課題を分離する。他人の課題に介入せず、自分の課題には介入させてはならない。
健全な劣等感とは、他者との比較のなかで生まれるのではなく、理想の自分との比較から生まれるもの
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読書時間 3時間(読書日数 9日)
フロイトやユングと並ぶ「心理学の三大巨頭」と言われるアルフレッド・アドラーが説いた思想を「青年」と「哲人」との対話形式により分かりやすく解説されている本。
「幸福とは何か」「勇気とは何か」について書かれている。
「目的論」という考え方には相当衝撃をうけた。つまり「こういう風にしたいから、こう考えている」という逆転の発想をしていることに違和感もあったし、なるほどとも思えた。
「全ての悩みは対人関係の悩みである」というのも、相当インパクトがあった。
他者貢献の話は何となくわかっていたつもりだったが、「他人がどう思おうと構わない。自分が貢献感さえあればいい」というのも凄い考え方ただと思った。そして「今この瞬間を真剣に生きていれば、過去も未来も関係がない。人生は刹那の連続である」という締めくくられている。
もう一度読み込みたい本の一冊となりそうだ。選択理論の本を読んだ時の衝撃にかなり近いものを感じることができた。
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絶賛されていたのでハードルが上がっていましたが、それでもすごく良かったです。
アドラーの言うことには、そりゃそうだ!それができないから困ってるんだよ!と思うところもあります。
しかし、そんな自分を説得できるハッとするような言葉が多く散りばめられていました。
なんて言うんでしょうか。変わらないと幸せになれないとわかっていながらこのままでい続けようとしていた自分に、
やさしく説教してくれるような感じというか、嫌でも自分を見つめ直すことになると思います。
読んでいるだけでも少しだけ変われたような気もしたので、心地の良い読書ができました。
人間関係で悩んでいる方は、素直に実践してみる価値はあると思います。
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対談形式ってのがいいです。
今までこういう本になかった、読者側の視点がうまく誇張して呼応してるからこそ、教えの部分が染み込んでくる。
アドラーの考え方はすごく的を得てて、あらゆる自己啓発の総括みたい。
何度も手に取りたくなる一冊です。
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タイトルや帯を見ただけでは決して買わなかったであろうけれど、HONZのメールやツイートでずいぶんとプッシュされていたので、本屋で見かけたときについ買ってしまった。
対話形式はうまい工夫。感嘆符の多さや「青年」の激しやすさが若干うとましくはあったけれど、内容自体は自分の考え、感覚になじみやすいもので、あまり違和感なく読んだ(だから感嘆符がよけいに邪魔だったのかも)。嫌われるのが怖いってあんまり思うことないんだよね…今は。
自己啓発の源流というのもダイヤモンド社から出ているのも納得という面がちょっと「安っぽい」感じを与えているけれど、入門、紹介のためにはこういう作りが最適なのかも。
「なぜあなたは変われないのか」みたいな帯のフレーズはやっぱり好きじゃないけれど、この本がなければアドラーのことなど知らないままだったかもしれないものね。岸見さんの本を読んでみるかな。
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めも。
人生のタスク=対人関係
行動面
1 自立すること
2 社会と調和して暮らせること
心理面
1 わたしには能力がある、という意識
2 人々はわたしの仲間である、という意識
⚫︎人は「この人と一緒にいると、とても自由に振る舞える」と思えたとき、愛を実感することができる
⚫︎わたしはこの人になにを与えられるか?
⚫︎自分が自分のために自分の人生を生きていないのであれば、いったい誰が自分のために生きてくれるだろうか
⚫︎人生の意味は、あなたが自分自身に与えるものだ
⚫︎わたしが変われば、世界が変わる。わたし以外の誰も世界を変えてくれない
☆世界はシンプルであり、人生もまた同じである☆
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対話形式の文章によって、とかく難解な心理学が理解しやすかった。アドラー心理学についてさらに深く知りたくなった。
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アドラー心理学は、別名「個人心理学」とも「勇気の心理学」とも呼ばれています。
幸福も、不幸も、すべて自分が「どう見ているか」という主観がすべて。すべては、世界を直視する“勇気”を持つことができるかどうかにかかっている。
アドラーの思想は、僕らに「自分自身と真剣に向き合うこと」を容赦なく迫ってきます。
詳細なレビューはこちらです↓
http://maemuki-blog.com/?p=2365
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本書には啓蒙・宗教・哲学・科学の要素が含まれている。一つの事象を説明する際、方法によってそれら4つの大きな枠組みに区分けされるではないか、という感想を持った。
ここ数年は、過去(現状も厳密にいえば過去になる)のデータを分析し、傾向を一般化したり、将来を説明したりすることに関心を持っていた。しかし、アドラーはそうした決定論ではなく、今の目的を扱う目的論の立場に立っている。ある目的を達成するために、今の感情が規定される、という見方は新鮮だった。未来にある(と思われる)目的から今を眺めることで、その時々で意思決定・行動をとりやすくなるかもしれない。
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最近売れている自己啓発本の源流(と言っている。そうかも知れないと思った)。哲学に手を伸ばしたくなる一冊。
今、不幸だと感じるのは「ライフスタイル(思考や行動の傾向)」が不幸であること選び続けているから。ライフスタイルを変えるのに必要なのは「勇気」。これまでの人生を考えず、「いま、ここ」に向き合い決心し、前に進むことでしか、変わることはできない。
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自己啓発本はなんとなく嘘っぽくて避けてきたが、あまりにも有名になったので読んでみた。
アドラーの心理学をもとに対話形式にして、具体例が多くわかりやすく書いてある。
後半のほうが理解しやすい内容。
ただ一回読んだだけではすべてを理解することは到底無理で数回読まないとなかなか実践できないなと思った。
また、「それはわかってるけど、現実そんな簡単にできない!」と思う部分も多かった。(周りなんて気にせずやっちゃいなよ!的な考え方をしているのが本書なのだが…)
でも、なにか新しいことや変えたいと思っていることをやる気にさせてくれる本ではあると思った。
時間があれば、あと数回読みたい。
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読み始めたばかりの時には「アドラーの心理学とは屁理屈なのか?」と思ってしまいましたが、最後まで読むと、自分が考えていることと重なることも多く、哲人が言っていることもかなり納得できました。
ただし、ここに書かれたことは、きちんと理解して使わないと危険な武器にもなりかねないと思います。特に人に対して使うときには。