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以前から好きな作家。
かわいい絵柄で、ちょっとアブノーマルな題材を好む作風。
エッチシーンはないが、エロチック。
基本何も進展せず、結論も出ない、同じところで足踏みしているような恋愛話が3点。
・真昼の果て
幼馴染の3人、男A、男B、女。
男Aが女に告白すると、男Bが男Aに告白。男Aはこれまで通り3人で仲良くありたいと思うが。
・夜毎の指先
思わせぶりだがタイトル詐欺。
二十歳の姉と十七歳の弟。
姉が弟に告白。
弟も姉が嫌ではない。
だが踏み出せない。
片方が踏み込むと
片方は引く。
もう片方が思い直すと
もう片方が引く。
一緒にいる時間は長いが
二人きりの時間は短い。
家族だから。
どうなっても
家族であることは変わらない。
最後の姉のセリフと
最後のコマがとてもいい。
・どうせまた朝が来るから
女と女。
結婚して初めて先輩の女性に
告白する事が出来たOL。
一晩のガールズトーク。
この人しか描けない、言葉にできない
雰囲気がとても好き。
ライオリ連載の母と息子のも
単行本になってほしい。