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いま、保育において大切にしなければならないこととは?
これからの保育に求められる視点とは?
本書では、佐伯胖氏と大豆生田啓友氏の対談をもとに、「子ども観とは」「遊びとは」「学ぶとは」「育つ・育てるとは」といった保育という営みの根本にある問題について考えていく。さらに、「子どもを人間としてみる」ということを人間学的な視点から考察した、汐見稔幸氏の特別寄稿も収録。保育制度の大変革期にあるいま、改めて保育の「新」と「真」を考える、保育関係者必読の一冊。
〔ここがポイント〕
・対談を通して佐伯の保育論をわかりやすく解説。
・時代や制度が変わっても変わらず大切にしたい保育の見方、考え方がわかる。
・汐見稔幸氏による特別寄稿
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学問の世界の深さと広さに戸惑いつつも、興味深く、共感できる内容。つまり、普段こどもと関わっている人なら多少なりとも感じている事柄を、科学的に説明付けているだけなわけなので、小難しいことは記憶に残らなくても構わない、のだろう。たぶん。
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子どもを本当に尊重して見守っていくということ。これからの課題にしていきたい。
奥が深い1冊であった。
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教育図書館OPAC:
http://nieropac.nier.go.jp/webopac/BB20015147
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タイトルが本全体の主張そのもの。この一文だけ見ると至極当たり前のことを言っているようだけれども、その意味するところは奥深い。
子どもは皆一人一人人間として今を真剣に生きている存在であり、大人が「教えてあげるべき存在」というのは大人の思い込み。教育とは大人が子に対して思う「こうあってほしい」「こうすべき」に向けて行うものではなく、寄り添うこと。身近な大人(親・保育者・教育者)が特別な他者として子に関わり、子に共感し、子に畏敬の念を持つことによって、子が自分自身で育っていく。(=佐伯胖先生のドーナッツ理論)
子に接する上で参考になる箇所が幾つもあり、何度も読み返したい一冊。
本著で紹介されている二人称的アプローチは保育のみならず社会のあらゆる場面で有効だと思う。