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やっと、大輔君が告白し、栞子さんがそれに応えてくれた。これで、物語も終盤へと向けて進んでくれるかな。そろそろ栞子さん関係の謎や伏線は全部回収して終わっていいかな、と思うくらい長いきがする。
ただ、ストーリーや登場人物などの掘り下げなど読みどころ満載だから飽きずにずっと読めれるから大好きなシリーズとなっているけど。
また、志田さんの正体が判明したり、栞子さんの近況を母親に報告してる人がころころ変わったりと波があるように思えた。栞子さん周りの登場人物を深く掘り下げ、だんだんとキャラクターが立ち出してきた感があった。
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面白かった。一気読み。
特に「ブラックジャック」が良かった。手塚治虫、「神様のベレー帽」見てすごいなと思ったけど改めて感服。色々読み返したくなった。
ほっとしたのもつかの間、最後、不穏な終わり方で続きが気になる。次巻も楽しみ♪
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まさかのブラックジャック。だったら僕も詳しいぞ、とだいぶ「手口」が読めるようになってきたけれど、それは登場人物も同じなようです。みな先回りや裏取りが得意になってきてる。そんな中、愛を自分で味わう必要はなくて、ただ知識の一つとして蓄えればよい、というママン…。
ともあれ、若者の恋愛が進展するとオジサンはなんだか嬉しくなりますな。
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まだ続くのか、5巻。
熱烈なファンではないものの、なんだか新刊出れば読んでしまうのです。
「BJ」登場で、やっと知ってる本(?)が出てうれしい限りです。
でも、「知ってる」ぐらいの素人には濃ゆすぎたぁ。
ん~む、過度の読書って人生を狂わすぐらいのオオゴトなのか?
何事も過ぎたるは及ばざるがごとし、ってことか。
しかし、若いってのはいいことですね。ほんとほんと。
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今回は栞子さんの内面を描くことに力が注がれていた感じ。
個人的には二人の恋バナはこの位にしておいてほしいんだけど、そうはいかないのかな。
最後にヤツが登場したお陰で次巻は嵐の予感。
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ついに栞子さんに想いを告げた大輔
しかし栞子さんは返事を引き延ばし、ついには
「五月の終わりまで待って」と告げる始末
ヤキモキしながらもしかし相変わらずのスローペースな様子で
返事を待つ大輔は
最近噂になっている、古書店への「変な客」の話を耳にし——
様々な人間で綴られる
愛の形のお話
*
<<ネタバレ>>
もちろん最後はニンマリ
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シリーズ第5弾、古書をめぐる薀蓄、そして未知の物語に触れるチャンスを与えてくれる、1冊で2度3度美味しいお得な物語。
今作は「芳書月刊 」「ブラックジャック」「われに五月を」と短編構成に戻っている。さらに章の合間に断章が挟まれ、語り手の視点変化が謎解きの解説編のようなアクセントとして機能している。物語の構成にトリックが仕掛けられてるのは過去にもあったが、今回も読者のヤキモキ感をあおりつつ、そうきたか!と思わせる手練手管は円熟の極に辿り着くほどではないか?好きだな~
ビブリアが世に出るようになって紹介された本が復刊されて書店に並ぶことが多くなった、「せどり男爵~」「クラクラ日記」今回も「愛のゆくえ」とかどうなんだろ?個人的には「黒いハンカチ」小沼丹が非常に気になった。早速ブックオフで確認したけどありませんでした。
なにはともあれ二人は相思相愛になれてめでたし♪だけど、不穏な空気を匂わすエンディングも次への期待を高めてくれる。さらに母親智恵子の存在感も圧倒的、最初の最初から全てに彼女が絡んでるんじゃなかろうか?ビブリアのシリーズが完結したら、智恵子シリーズを是非お願いします。
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ビブリア5巻読み終わりました。
この巻では、いつもと違った栞子さんを見ることができたと思います。栞子さんについてもっとわかる巻といいますか。
いままでのお話ではあまり見ることのない一面が見えたり、なにより栞子さんの語りでのお話もあったので面白かったです。栞子さんの綺麗な言葉遣いはとても素敵です!
語りが大輔さん以外のビブリアもおもしろいですね(^^)
そしてこの巻ではついに2人の関係が進展するのかとワクワクしながら近所のおばさんのようにニヤニヤしながら読んでいました笑
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やきもきさせる第5弾w
もうここまできたら、続巻を待ち望んでシリーズ読破するしかない状態かとw
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前巻で栞子に告白をした大輔への答えが返ります。
そしてトラブルメーカーの栞子の母も再登場。そして、あの人が戻ってきます。
新古書店がほとんどになってしまった現在、古書店が再注目されるのは本好きにはたまらなくうれしいですね。
またこの本をきっかけに再販される本が増えるのはやはりうれしい。
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1年近く待って、もう読み終わってしまった。どうしても一気に読んでしまう。
3話とも一筋縄ではいかないストーリーで、それぞれが古書に絡む。その古書も気になる。
また1年待ちましょう。
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前巻ラストでの大輔の告白の結果をじりじり待ちつつの5巻(笑)4巻は江戸川乱歩メインの長編だったけれど、今回は今まで通りの短編連作ストーリー。
プロローグとエピローグで「愛のゆくえ」、せどり屋の志田の過去に触れる「彷書月刊」、絡まってしまった親子関係を紐解く「ブラック・ジャック」、十代の天才歌人・寺山修司 の「われに五月を」の4作品が登場。あと「黒いハンカチ」「詩集 普通の鶏」も幕間に登場。
栞子が大輔からの告白に返事をするため、母に会おうとする。智恵子にあってどうしても確かめたいことがあったから。けれど、智恵子に会うためにはある条件をクリアすることが必要で…。
母親に会うのに条件がいるのね…。智恵子はあいかわらず謎な人で怖い。知識の海はどこまでも広くて深い。でもそこに至るためにすべてを捨てなければいけないのなら、それはとても寂しく孤独なような気がする。智恵子はだから娘を求めるのかな?でも忠告もしてるし、やっぱり謎な人だ(笑)栞子を引き留めたのはやっぱり大輔の存在で、彼の最後の言葉はとても良いと思いました。
あと1、2冊で終わりそうな感じ。
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シリーズも円熟味を増してきて堂々たる風貌になってきましたな。安定した面白味の中にゆっくりと変化と深みを加えていくから面白いです。
今回幕間にいつもと違う視点(語り手)を挟むことによって作品世界の広がりを増しています。特に栞子さんの視点というのは新鮮な感じでした。そしてそれがあるから、あの仕掛けが活きるんですね。最初アレ? と思い、ああと納得。
そして大輔が栞子さんの言葉に返した答えが素敵。恋愛ものとしてもツボを押さえてきますな。そして相変わらずの母娘対決は和田慎二みたいだと感じてしまったりもするのですが。
今回扱われている作品で読んだことのあるのは『黒いハンカチ』(小沼丹)のみでした。この本を読むと益々本が読みたくなりますな。
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湘南にある小さな古書店を舞台とした物語で、推理小説の要素を含んだ物語です。
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
静かにあたためてきた想い。無骨な青年店員の告白は美しき女店主との関係に波紋を投じる。彼女の答えはー今はただ待ってほしい、だった。ぎこちない二人を結びつけたのは、またしても古書だった。謎めいたいわくに秘められていたのは、過去と今、人と人、思わぬ繋がり。脆いようで強固な人の想いに触れ、何かが変わる気がした。だが、それを試すかのように、彼女の母が現れる。邂逅は必然ー彼女は母を待っていたのか?すべての答えの出る時が迫っていた。
シリーズ5作目は、古書堂の若き女性店主である篠川栞子と誠実なアルバイト五浦大輔との関係や、幼い頃に家族を捨てて家を出た母親との確執などを縦軸としながら、古書店に持ち込まれる古書にまつわる謎を解き明かしていく物語です。
このシリーズの面白さはストーリー展開もさることながら、いろいろな古書に関する事柄が丁寧に紹介されているところです。古書というと一部の文学好きの方のためのものというイメージがありましたが、この作品を読んでとても身近に感じました。
また、古書の内容だけではなく作者の逸話や当時の社会情勢なども紹介されていますので、書籍が出版された頃の世の中のことや、どうしてこのような作品が書かれたかという背景なども知ることが出来て、本好きならずとも興味深く感じるのではないかと思います。
私もこの物語に出てきたことをきっかけに何冊かの古書を読みましたが、こうやって本に知り合うというのもまた楽しいなと感じています。
以前、神田神保町まで歩いて10分ほどの場所に勤務していましたので、古本屋街には時々足を運んでいろいろな古書店を覗いていました。当時はただ単に店内を覗いて回るだけだったのですが、読んでみたい古書を決めて探して歩くとさらに楽しいだろうなと思います。
シリーズ5作目まで読んでから気づきましたが、本の分類としてはライトノベルズに分類されるようです。
ライトノベルズというと「中高生が読む恋愛小説」という固定観念がありましたが、なかなかどうして奥深くて興味深い一冊でした。
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安定した世界観で今回も十分楽しめました。
何ヶ月も待って、数時間で一気読みでしたw
今回は特にブラックジャックの章が面白く感じました。
このシリーズは読み進めれば進めるほど、主人公の栞子さんよりも母親の智恵子さんに惹かれていきます。