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「本の未来」を多角的に見つめた一冊。平易な言葉で書かれているので、誰が読んでもわかりやすいです。これまで内沼さんが手掛けてきた仕事はもちろん、今の仕事に辿り着くまでの軌跡も綴られていています。考え方が前向きで企画・発想力も豊かで柔軟。本はもちろん、クリエイティブを生業としている方にもたくさんのヒントを与えてくれることでしょう。「ワクワクすることには人がついてきて、結果的にお金もついてくるから、ワクワクする方を選ぶ」の一言に納得。B&Bのトークショーに何度か行ったことがありますが、動機は「ワクワクするから」だもんなー。
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本とビジネスについて書かれた本。
著者の本の拡張した定義はわかるようなわからないような。凄く新鮮味がある感じではなかった。
ただ、本のある空間が好きで、いつか本を書いてみたい、本のある空間を作ってみたいという私の気持ちを後押ししてくれたような気がする。
著者の行動力の高さ、面白いことをやってやろうという意気とビジネススタイルは興味深い。
本が好きで、本がある空間が好きで、本のあるビジネスにちょっと手を出してみたい人は読んでみるといいかもしれない。
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わかる。わかるんだけれども。本というものは最早概念になってしまうてきな。コンテンツになってしまうてきな。「カレーも本かもしれない」というのは、一種正しいことかもしれない。しかし、私はひとつおもうのだけれども。そこまでした先に本当に本当に人間の幸せみたいなものはあるのだろうか。そこまで便利さを追求して、そこまで利益を出して、果たして人間は本当に幸せになれるのか。読んでいて、果てしなく遠くにおいて行かれる気になり、悲しくて悲しくて、私の生きてきた世界ってやっぱりこういうものなんだって現実を突きつけられて、なんかわたしウェブとかスマホとかやっぱりなんかよくわからないな、、そういうものってほんとうにいるのかな。あるんだからしょうがないんだけどっていう自問自答。アイデアインクシリーズはほんとうにすごいです。アイデアとしては抜群。
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自分の業界と重ねあわせて共感し、納得し、ちょっと元気が出た。
同年代の内沼さんがこうやってずっと活動しているのは本当に勇気のみなもとなのです。
ブログも書きました
http://blog.hanalabo.net/?eid=96
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本好きとしては気になる、これからの本、出版界の有り様。いろいろな本がでているけれど、サクっと業界の状況を知ることができて、著者なりの予想も納得感があった1冊。それにしても、教科書がタブレットになった世代が成人になる時代はどうなってるのかな? たぶんそう時間はかからないような気がするけど。。。
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電子書籍の普及により
紙の本は廃れるだの、
出版業界の未来は暗いだのと、
言われているけど、本当にそう?
本は、ネットもスマホもSNSも
イベントも、
あらゆるコンテンツや
コミュニケーションを飲み込んで
その形を拡張していますね、
というお話。
なるほどなるほど、と
読みながら何度も頷いた。
“本好き”の人たちに向けて
一生懸命新刊を
アピールするのではなく、
まだ本のおもしろさを知らない人に、
本そのもののおもしろさを
伝える仕事がまだあるはず、
というところに特に共感。
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本は売れない、出版文化は駄目だ、という前に
この本に書かれているようにやってみることはたくさんある。
B&B、とてもよい本屋でした。
毎日イベントを開く、この発想は中々思いつかないものですね。
また本書で指摘あるように、フジロックやサマソニでも10~20万人
の動員。それに対して、コミケは3日間で59万人!!!
同人誌という要素であっても、本の持つ力はまだまだ
侮れません。
あと、アイデアインクの本は新書より読みやすい感覚がして
良い書籍ですね。
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本には知識と情報とアイデアが詰まってる。電子書籍は読みづらいからまだまだ紙には及ばないけどこれからもっと便利な機能が充実したら良いな。知識の伝達は読む、聞く、話す、書くの要素があって成り立ってきたしこれからも当分それは続く。本は基本的にはなくならい。そんなことを思いながら読みました。
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「本と人との偶然の出会いを作る」という態度は、一貫している。また、この供給過多の出版事情を、スリム化する意味も込めて「本にまつわる情報をひとつに絞る」こと、それを内沼氏は、、伝えたい情報を単純化するとも言っていた。
加えて、その機会を今ある環境で最大に利用するというコンセプトは、きちんと伝わってきた。
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出版界の未来は暗く思えても、本の未来は違うぞというお話。
「本」の概念を拡張し、「本屋」の概念を拡張してみれば、売り方も売り物も違ってくる。そうした工夫のなかでビジネスは競われるものなのだろう。
今までの取次と書店のビジネスモデルが機能しなくなったことから、書店の廃業は続く。後継者のいないシャッター街の論理を超えるのは難しい。
「本」の概念を拡張して考えても、街の小さな漫画本を扱っていた書店は、コンビニに役割を奪われた時点で、立地がよほど良くない限りは閉店に追い込まれるのはしかたがない。取次のコンピュータ管理化で工夫ができない以上は競争条件を見極めることしかない。
「本屋」の概念を拡張して、コミュニティセンターになるもよし、雑貨も売っても良いわけである。
本が借りて読むものから、買うものになったのは、豊かになった社会が背景にある。今後、本は買うだけでなく、書くものだったり、作るものになると本との付き合いはむしろ多様になるだろう。
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B&Bの内沼晋太郎氏の著作。出版業界の未来は暗くても、本の未来はむしろ明るいのだと。曲がりなりにも、この業界で働くものとして、なんとも勇気づけられる1冊。とにかくこれまでの「本」に対する概念を拡張すること。デジタルに繋がるからこそ、その価値が高まるコンテンツの活かし方(=それこそ本!)を考えるべし。それぞれの考え方はWEBの分野ではよく言われていることが中心なんだけれど、この著者がリアル書店(という言い方自体がナンセンスかもしれないが)の現場の中心にいるというのが面白い。とかくネガティブな切り口で語られることの多い業界であるが、タイトルの「本の逆襲」はそれらに対するアンチテーゼだと著者は言う。あーB&Bでなんかやってみたいなぁ~。
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「本」を紙の本としての定義を飛び越えて考え、それを実行している。紙の本と電子書籍の話はよくあるが、それを飛び越えているところが面白い。本が好きで好きでたまらないであろう著者が、いろいろ研究し、実践している姿にも好感がもてる。
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世の中にある物は全て本だと無理やり感はあるけど、
著者の本屋のイベントに一度行ってみたいと思った。
業界内の慣習に慣れてしまうと視野が狭くなり新しいことに挑戦できなくなる事を再認識した。業界は違えど、無理と決めつけずまずは行動することが成功への近道。大手よりも機動力のある中小に成功チャンスがあると感じた。
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自分の好きなものをみんなにも好きになって欲しいって思ってる人の話は面白い。それを広げるために、どうするか考えてあれこれ実行できるかっていう所が大事なのかなと思った。まぎれもないSIDE B精神でした。
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購入。
出版業の未来と本の未来を分けて、本の未来についてと著者の経営している書店や業務の紹介がある。
本を使う企画を立てたりするブック・コーディネーターが著者の職業になる。文庫本葉書、カフェの文庫本セットのように本との接点を増やそうとしている。
本の定義も冊子に限定せず、何でも本だと考えて扱おうとしている。
本屋と書店も区別して考えている。書店は主に空間、本屋は本を媒介にして人とのコミュニケーションを求めるようだった。だから書店は減っても本屋は増えるという理屈が成り立つ。
これを読むと初対面の人に自分のできることをきちんと説明できて、協力関係に持っていくことの大切さがよく分かる。