紙の本
女性の、、、
2017/11/01 22:00
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投稿者:雲絶間姫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
大阪生まれ育ちのわたしには、文楽は身近なモノとして育ったワ。それでも女性の太夫がこんなに活躍した時代があったことは知らずに来た。ミーハーな親衛隊がつくなど、今のアイドルに負けないくらいの超スターである。いつの時代もそうだろうが、アイドルという虚構のアイコンとして生きるには賢く感受性の豊かな女性太夫の生き方、現在の話かと思うほどワクワクドキドキしながら一気に最後まで読めてしまいます。
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才能にあふれた綾之助は
天才は1%の才能と99%の努力という
言葉通りの人なんではないかと思う
ただ、本人は努力しているつもりではなく
好きなことをやっているだけと言うだろうと思う
そして、その才能を支える人たちに恵まれるのも
やはり、天才なんだろうなと思う
アイドルというのかなんなのか
清々しく、気持ちよく読めました
竹本綾之助って実在の人物なんだよねぇ。。。
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☆3.3
実在の人物、女義太夫竹本綾之助の物語。
元祖アイドルと言えるほどの人気。
追っかけに悩まされ、忙しさのあまり恋愛を知らずに育つなどまさしくアイドル。いや、現在のアイドルは上手くやってるようなので一昔前のアイドルか。
また、できちゃった婚をして芸能界を引退し、10年後にまた復活するってとこもアイドルっぽい。
明治初期も平成の世も人のすることは変わらないってことでしょうか。
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阿佐ヶ谷のコンコ堂さんの100円棚で買いました。
本当に、コンコ堂さんにも松井今朝子さんにもハズレがない。
松井さん自身、エンタメの世界に長くいたこともあって、芸能の裏側世界を書いて半端ない 笑。金、欲、名声。しかし、それらに全く絡めとられない主人公・綾ちゃんの清々しさも半端ない。
真に突き進む人には、有象無象はどうやっても絡めないんだなぁ。夢に向かって真っ直ぐな、明治時代の美少女浄瑠璃語り、綾ちゃんの青春ストーリーです。女子の痛快ものを読みたい人におすすめします。
ただし。小説ですが、早慶の学生の描写あり、早の学生に厳しいです 笑。松井さんは、早稲田卒ですが、なんぞ、恨みでも 笑、と、つぶやきたくなりました。早稲田関係者は、ご注意かもです!