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良書。
さすが、荒川静香さん。
現在のフィギュアスケートの採点の実態が判った。解説者でも難しく、ましてや素人には難しいことも。
結局は、見て楽しむことが大事かな。
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技術的なことまで書いてあって読みやすかった。でもジャンプは実際に見るとやっぱりアクセルとサルコウしか区別がつかないのだが。
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母が以前からフィギュアスケートの大ファンで、僕も浅田真央の活躍以後テレビで見る機会も増えたのですが、ジャンプの回転不足だとか、採点基準だとか、どうもテレビで見ていても素人にはよくわからないところが多いなという残念がありました。
で、この本を本屋でたまたま見かけ、もうすぐソチオリンピックだしということで、買って読んでみました。
フィギュアの金メダリストで、テレビ解説でもわかりやすい荒川静香の本だからと期待して読んだところ、ほぼ期待通りの知識が得られ、満足できました。
6種類のジャンプについては絵入りで説明があり、残念ながらそれを見てもやはりはっきりとはわからないのですが、どこに違いがあるのかはとりあえずわかりましたし、現在の採点基準や、ジャッジがどのような判断基準で判定をしているのか、それが本当に客観的・公平と言えるのかについて、かなり本音ベースで具体的に書いてくれており、こちらは納得がいきました。
日本人のシングル男女の上位選手はもちろん、キム・ヨナ、パトリック・チャンなどを中心とした世界トップ選手の特徴、なぜ彼らに高得点が出るのかという理由についても詳しく説明があり、これも大満足。
ソチの前に、この本を読むことができて、とても良かったと思います。
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以前から、テレビでたまたまついてれば楽しんで見る、程度には好きだったフィギュアスケート(スポーツ全般に興味を持ったことがほぼ皆無なので、これでも好きな方)。それが今年(2013)の全日本は、諸々のきっかけのおかげで、放送前から楽しみに待ち、集中して「観戦」しました。色んなドラマがあって面白かった。にわかもにわかもいいところですが、フィギュアファンになりました。
ルッツとかアクセルとかって何?とググったり、選手の情報をwikipediaで見たりしているうちに、なんかそういう本出てるだろうと思って検索して見つけたのがこの荒川静香さんの新書と、中野ゆかりさんのインタビュー本(中野さんがインタビュアー)。たまたま寄った本屋に在庫があったので、こちらから。
とりあえず、フィギュアスケートという競技にはどんな技があり、選手はどういうトレーニングをして、コーチや振り付け師とはどんな仕事をして、どのように採点され、その採点方式もどういう風に変わってきたか。という基本的なことを知るにはじゅうぶんな本でした。荒川静香さんの経験談も興味深し。さくっと読めるし。
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鑑賞、観戦、どちらとも取れる難しい競技だけに
ジャッジの出す点数に疑問が湧くこと多々ありだったので
ルールや採点法、一度ちゃんと知ってみたいと思っていました。
なぜあの選手はいつも高得点?
好き嫌いや先入観が入るのでは?
などといった様々な疑問にしっかりと解説しておられます。
この本を読んでから観ると
フィギュアスケートはもっと楽しめると思います!
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フィギュアスケートファンで世界の有名選手がわかる人にとっては非常に興味がある内容で楽しめると思う。フィギュアスケートはほとんどの人が経験したことのない世界なので解説してもらって初めてわかる世界だと改めて思った。
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今季フギュアスケート観戦のお手元に一冊
外からではなく中にいる人の目から見ているのが新鮮。
気軽に読めて、観戦ポイントが増えて楽しみも増す。
第1章:ルールと採点基準
素人目にはわかりにくい採点基準やジャッジの判定の妥当性について、
スケートの発展のために改訂が重ねられていることはじめ、
妥当性や正当性を保証してくれるので、なるほど、と思えた。
当事者としては、ネットなどでの的はずれな論争が歯がゆいのかしら。
第2章:ワンランク上のシングル競技観戦
シーズン全体をとおした、あるいは一試合ごとの戦略、
気持ちの持っていきかたなど。
第3章:選手たちの舞台裏
「スケート靴が合わない」問題はどうして生じてしまうのか、
氷の状態、滑走順など、当事者ならではの実態がくわしい。
自分ではコントロール不可能なさまざまなものの総合として
ひとつひとつの作品があるとおもうと、選手全員ひとしく、
とにかく気持よく滑って最善の演技が見せられますように、
と祈るしかないと改めて思う。
第4章:振付師とコーチたちの役割
荒川さん自身の経歴も振り返りつつ、振付師との出会いや
コーチを移る理由とその効果など
第5章:私のオリンピック体験
長野とトリノ2回の出場の経緯からどんな気持ちで臨んで
どういう結果に結びついたかまで。
第6章:ソチオリンピックでの戦いはここに注目
男女シングルのみどころを中心に
第7章:メダル候補たちのここに注目
男子)高橋大輔、羽生結弦、織田信成、小塚崇彦、町田樹、無良崇人、チャン、プルシェンコ、ジュベール、フェルナンデス、デニス・テン
女子)浅田真央、村上佳菜子、鈴木明子、宮原知子、安藤美姫、キム・ヨナ、コストナー、ワグナー、オズモンド、ロシア若手女子たち(ひとからげか・・・)
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フィギュアスケートは好きなのでジャンプの区別もできるようになり、わりと知ってることは多いと思っていたけれど、まだまだ!知らないこともたくさんあり、読んで新しい発見がありました。
ソチオリンピックが楽しみになります〜!
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バンクーバー五輪以降、本格的にフィギュアを観るようになったので、選手、解説者の視点で書かれた新採点法の初期の頃やルールの移り変わりは興味深かった。
注目選手の紹介、採点への過剰な批判に関しても記述があり、今読むのにぴったりなフィギュア本。
写真付きの本は高い!と思う人にもおすすめの手軽な1冊。
ただ、気になる点が。
1.謝辞に田村明子さんがまとめてくれたという主旨の文面があったのだけど、執筆におけるかなりの作業をお手伝いしてもらったような印象を受けてしまう。(田村明子さんは好きなので彼女のアドバイスが入っているのは嬉しい限りなのですが)
2.(笑)の多用。
3.ソルトレークの代表を逃したことについて。モチベーションがなかったことを、「世界のメダルを争う日本人選手が身近にいなかったから、面白さがわからなかったのかも」→そういう選手がいたら頑張れたと読めてしまった。
空白期間の続いた男子シングルやペアでは同年代や若い世代がパイオニアとなるべく頑張っている経緯があるのでなんか残念。
正直といえばよいのかもだけど…
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ソチの女子SP前に読みました。
キムヨナ側の疑惑判定だとか、荒川さんはキムヨナ擁護だとか、ネットで度々見ていたので、どういう基準で見ると妥当な点になるのか?と思って読んでみました。
結果、これなら納得!とまではいかなかったけれど、なるほどと思えるところは沢山あって、ソチの滑りは素直に観れたかなーと思います。
今まで、解説サイトを見てもイマイチ分からなかったフィギュアの判定が、とても分かりやすく解説されてるので、にわかファンとしては勉強になりました。「靴が合わない」に関しては、私も「お金が掛かるからスペアが無いのかな?」と思っていたんですが、そう簡単な話じゃなかった。ソチのフィギュアは終わりましたが、読み物としても、荒川さんのトリノ体験だとか、十分に面白いと思います。
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採点基準や個別の演技(技)がとても分かりにくいフィギュアスケートについての解説本。
解説者としての客観的な説明・意見と、オリンピック金メダリストとしての経験的な話がバランスよく書かれているのでとても良い。
同じジャンプでも、アクセルとルッツとトゥループの違いなどが図解されているが、図を見てもいまいち分からないという(笑)
面白いと思ったのは、採点方式・基準が実は毎年のように変わっていて、選手はそれに合わせる必要があるということ。それまで不要だった技術が急に評価されたり、それまで練習して身につけたものが評価されなくなったりするらしい。
これは企業経営など社会でも似た面があり、ルールが変わると価値が変わる、あるいは行動自体がルールを作る。
そういう意味では、個人やコーチなどの能力に完全に依存したスポーツのように見えて、実は環境要因にとても左右される、不確実性の高い競技なのだということがよく分かった。
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帯にある「ソチを100倍楽しめる」かどうかはわからないけど、スケート関係の本は初めて読んだ。すぐに読めます。わかりやすい文章です。
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解説でも、冷静でわかりやすい荒川さんの本なので、難しいフィギュアの審査方法について(すべて理解するには自分の力量的に至りませんが)なんとなく理解することはできます。
キムヨナと真央ちゃんの特質の違いなど、自分が感じていたものとは逆の点をついていてナルホドと思いました。
とりあえずソチ五輪でフィギュアが始まる前に読めてよかった!更に楽しくなりそうです。
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友人のお勧めだったので、ソチ五輪の女子SP前に読了。初心者にわかりやすく1時間くらいで気軽に読める本。
フィギュアスケートという競技について、採点方式、競技者の苦労、解説者として外部から見た競技等、トリノ五輪金メダリスト荒川さんの視点で多角的に述べられていて興味深い。
採点の曖昧さは競技として仕方なく、「採点者の全員に文句なく認めさせる演技をするしかない」らしいので選手は大変だと思う。年々変更されているという点は知らなかった。
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フィギュアスケートの採点方法の変遷や、どのようなジャンプが評価を受けるのかという採点法に関して(素人目からすれば)平易に説明されており、同競技を見る上で抑えておきたいポイントを掴むには打ってつけの本。また主要選手の強みについても、解説者ならではの視点から納得のいく説明をしているのでその点でも面白い。欲を言えば主要選手の紹介のところで最近の大会の成績の変遷などもあるとよかった。