紙の本
ハッピーエンドで、よかったです。
2015/10/06 15:52
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投稿者:reika - この投稿者のレビュー一覧を見る
「魔女の宅急便」が好きなので角野さんの作品を選んで読みました。やっぱり良かったです。
帯には、一人の少女の成長物語とありますが、他の脇役たちも成長したように思える最後でした。読んだ私自身も、読み終わった時には、爽やかな気分になりました。
ナーダの正体は、実は死んだ人なのですが、前向きに生きるということを教えてくれます。そして、最後は、みんな小さな幸せを感じられるような終わり方でした。
読んでみてよかったです。
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ブラジルに住む、日本とポルトガルのハーフの女の子、アリコ。
母はおらず、日本人の父と二人暮らし。
ある日、アリコは初めて一人で映画を観にいき、その帰りに不思議な女の子ナーダと出会う。
何もないという意味らしいのだけれど…。
陽気でアリコの事は何でもお見通し。
アリコの心はかき乱される。でも惹かれる。
そして、恋も知る。
自分なんて始まらなければよかった…。そんな風に呟いていた少女が、ちょっぴり大人になる、そんなお話。
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アリコの成長のお話、表紙が素敵
この作者さんの書く話は温かい気持ちになれるので好きです
ナオキも前に進み始めてよかった
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カルバナバル(カーニバル)の国、ブラジルが舞台。
日本人の父・ナオキと親子二人で暮らすアリコ。ポルトガル人だった母は、自分を生んだ後に、ブラジルを離れ、亡くなっている。15歳のアリコは、漆黒の髪に紺色の瞳。美しく成長したが、アリコにはそれさえもコンプレックス。
だれもかれもが明るいブラジルで、無口な機械工の父と、アリコ。まぶしい太陽の光の国で、その光に作り出された影の中にひっそりと生きているような二人。
アリコは映画館で不思議な少女と出会う。ナーダ(なんいもないとの意味)と名乗った少女は、アリコを惹きつける。
そして、ナーダに誘われた食事会で、ジットという青年と出会ったアリコは、はじめて恋をする。
けれど、ナーダはジットは本当は死んでいるという。
ナーダも、本当は実在しないのでは?
では、アリコが会っているのは 本当は誰なのか。
本当に存在しているのか。
前半、少し読みにくいと感じたが、さすがの角野栄子。途中からぐんぐん、引き込まれました。
アリコの成長する姿がいい。
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ある日、映画館でアリコは「なにもない」という意味のナーダという名前の少女と出会う。
自由で気ままで奇妙なナーダ。
ぱっと目を引く赤毛で、翡翠色と水色の瞳を持ち、足はいつもサンバのリズム。
シャカシャカ、シャカ。
反発しながらも惹かれ、振り回されながらも彼女に会いたくなるアリコ。
内気でこもりがちだったアリコがナーダと出会ったことをきっかけに、少しの冒険心を出し、恋を知り、抑えていた母への想いを追いかける。
光と影、はっきりと分かれているような強い日差しのブラジルが舞台。
眩しい光だと思っていたら影だったナーダ。影から光へと踊りだす「これから」のアリコ。
ちょっと不思議で切ない少女の成長物語。
あとがきの「エイコ」のブラジルでのお話も印象深い。
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愛する人の死は心を病める。アナマリアもまた、、、
アリコには、強く生きて欲しいと望むしかないのが切ない。
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大好きな角野栄子さんの新しい作品
リオの熱気が伝わってくる
くっきりとした光と影の国なんだね
ブラジル
不思議な少女ナーダと成長していく
《 近づくよ 心とろける カーニバル 》
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ブラジルで父子家庭の日本人のナオキと、亡くなったポルトガルの母を持つハーフのアリコ。
亡くなった母を今でも想う父ナオキの寡黙さと
美しい容姿でありながら人生に距離をおくアリコ。
アリコの目の前にあらわれた少女のナーダの
不思議な魅力と正体不明の怪しさ。
アリコが少しだけ、オトナになれるまで。
ナーダっていうのはアリコの亡くなった双子の姉。
失った片割れの存在。
児童文学寄り。
ナーダの存在が全体的に結構曖昧だから、前半は退屈気味。
カーニバルでナーダの正体が判明するところがよい。)^o^(
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ブラジルリオを舞台に15歳のアリコが神出鬼没のナーダに感情をぶつけながら恋に成長に。⁄ 祭の喧騒にある他人の夢に入り込んでしまった?終始、自分が包まれてしまうよう。小学生のときの読書、読了感がこんな感じだった。読み応えではなくふわり温まった
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不思議な世界観のおはなし。期せずして大好きなポルトガルがキーワードの1つとなるお話で、一気に読みました。
角野さんの実体験からインスピレーションを得た作品とか。登場人物がそれぞれ個性的で頭に映像が浮かびやすい。
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表紙のポップな絵柄に魅かれ読んでみた本です。
ナーダという不思議な少女の魅力は~?と、サクサク読み進めることができました。
最後はどうなる?なんて推理小説っぽいところも好きでした。
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角野栄子さんがこんなさびしいお話を書くなんて
遠くでカーニバルの喧騒が聞こえてくる
私にとっては、小野リサのアルバムNaNaのアウトロのイメージ
幸せじゃないお話とは知っていたけど
悲しくはならなかった
「フェリシターデ」だからかな
うんと大人の人にも読めるストーリーだと思います
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『魔女の宅急便』の角野さん。お年を召されてもお洒落で可愛らしい角野さん、書く物語もオシャレ。
ブラジルが舞台。
喪失感を抱えた少女が、ナーダという謎の女の子との出会いによって変化していく。
南米の文化も味わえた。
光があるから影がある。なるほど。
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「カルナバルの国、ブラジル。初めて一人で映画を見にきたアリコは、右目は翡翠色、左目は水色の少女に声をかけられる。名前はナーダ、「なんにもない」という名の少女。何者にも縛られず、自由気ままな彼女は、周囲の人と打ち解けられないアリコの目にうらやましく映る。ある日、ナーダに誘われた食事会で、ジットという青年に出会う。ナーダに会っちゃだめ…と言われつつも、自分の気持ちに嘘がつけないアリコは、ジットと会っていくうちに、ナーダの秘密を知っていき-。青空の下、サンバの季節と共に、大きな波がやって来る!「魔女の宅急便」の著者が描く、ブラジルに住む少女の成長物語。」