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これは夢に向かってひたすらまっすぐに突き進む主人公たちの、輝くほどまぶしい一冊。
こういう結末に向かって話は動いていくのだろうな、とある程度の予想はつくのだけど、それは「こうなって欲しい」と心から願う、一人の女性ジョッキーのファンの想いとなる。
競馬には縁がない私だが、読みながら頭の中に風を切って疾走するサラブレッドのシルエットが浮かぶ。一度見てみたい、人馬一体になって前へ前へとゴールだけを目指して走る姿を、一度見てみたい。そう思った。
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地方競馬教養センターを卒業した主人公を受け入れてくれた厩舎は経営難で閉鎖の危機にある地方競馬場で「藻屑の漂流先」と呼ばれる崩壊寸前の厩舎だった。
殆ど「色物」として呼ばれた新人ジョッキー。厩務員はアル中に老人に言葉の不自由な青年。調教師は一日中パチンコ三昧。そんな中で少女は勝利を目指す…。
とほぼ定番のお膳立てが揃った所から物語は一気呵成。
あらすじを書けば予想外の展開など殆ど無い定番の展開だから、それを読ませるのは著者の力量。
レースシーンの描写は鮮やか。
いい台詞は何箇所かあったけれど、最後の五行は素晴らしすぎる
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地方競馬のダメダメ厩舎からデビューした
才能のある女性騎手の成長物語。地方競馬の現状がよく描かれていて、岩手競馬ファンとしては他人事ではない。
さわや書店のいまイチオシの本だったのですが、間違いなくオススメです。一気に読みました!
そして今年岩手競馬で久しぶりに女性騎手がデビューするそう。本書を読んで4月の彼女の騎乗を応援しましょう!
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読み終わったあとの爽快感がハンパない!
おもしろ過ぎて、あっという間に読み切ってしまった(笑)
やし、休憩時間の暇つぶしには向かない本ww
紆余曲折しながらのサクセスストーリーはたまらんね♪
人のやさしさと馬のやさしさが心に沁み入るお話しでした。
明日からまたがんばろう!って元気になれるよ(^∇^)
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読んで良かった。これ、がちで泣けると思うんだ。泣き過ぎて喉が渇くんだ。ポタージュがおいしいんだ。こういう本出会えるからやめられないんだ。読書を。
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これこそ読書の醍醐味!
最高に面白かった。☆5つじゃ全然足りない。
ハラハラドキドキして胸がジーンと熱くなって、時に涙して。
何よりこの爽快感。読み終わった後のさわやかさが半端ない。
こんな面白いのに全然話題になってないのはどうして!?
一言でいえば競馬小説なのかな。
でも競馬に興味がなくても絶対に楽しめること間違いなし。
舞台はとある地方競馬場。
そこに新人女性ジョッキー瑞穂がやってくるところから物語は始まる。
瑞穂が所属するのは今にも潰れそうな厩舎。
おまけに一癖も二癖もある落ちこぼれの調教師や厩務員たち。
地方競馬教養センターで優等生だった瑞穂も一勝もできないまま完全にスランプに陥る。
そんなのときに出会った魚目の馬フィッシュアイズ。
それまでの厩舎でひどい仕打ちを受けていたフィッシュアイズも心の傷を持っていた。
全くいうことを聞かないフィッシュアイズと心を通わせていく厩務員の誠、そして騎手の瑞穂。
今までやる気のなかった他のスタッフたちも瑞穂と誠の気持ちに応えるべく徐々に変わっていく。
中盤からグーッときちゃって涙が出てきてなかなか読み進められない。
彼らの一緒に戦っていく気持ちになって、レースの時はもう大興奮。
桜花賞に挑む彼らを全力で応援しちゃいました。
瑞穂の成長、馬との信頼感、競馬の興奮。
そして落ちこぼれた人達の再生の物語。
様々な要素が一つも無駄なく絡み合って、文句なし!
これ読んで感動しない人なんているのかな?
幅広い年齢の人にお勧めできます。
最終的にはいい人ばっかりになっちゃったりご都合主義的なところもあるのだろうけど、そんなことみじんも感じさせない秀逸な作品です。
切に切に続編を希望。
あ、映画化でもいいかも。
くさいけれど、感動をありがとう!(笑)
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18歳の女性新人騎手の成長物語。
読んでいてすがすがしい気持になる。
競馬について、詳しく説明されていてわかりやすい。
最初は言葉を覚えるのに苦労したが、慣れると一気に読み進み、最後はどうなるのだろうか?と逸る気持ちを抑えることができず、一気に読み終えた。
泣ける。
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面白くてどんどん読んでしまいました。最初はどうなることかと思ったけど、読後感はとても爽やかでした。実際の競馬でも女性騎手がもっと活躍したらいいな…。
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競馬小説
超なじみのない世界だけど、読みやすい
中央競馬と地方競馬があることも知らなかった
中学卒業して養成学校にいってプロデビューした10代の女の子が主人公
男社会での女性騎手の大変さとか
地方競馬の大変さとか
なんか大変な世界なんだなーと思った
いろんな困難を乗り越えて
クセありまくりな仲間たちと絆が深まっていくのもよかった
大変な世界で、こんな厩舎で、
女の子がよくがんばってるんだな~と感心しました。
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似た話を読んだことがあるなぁと思っていたら、この話の続編でした。こっちを読んだ後に続けて読みたかったけど、処分してしまったのが残念。
馬と心を通わせる描写が心地良かったです。
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競馬をテーマとした小説が少ない中、競馬初心者や未経験者でも物語の中にもすっと入っていけるようなストーリー展開になっているのが本作の強みだと思う。
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女性騎手の成長物語であり,また周りの人々や馬の成長物語でもある.曲者ぞろいの厩舎,ワケありの厩務員誠,そしてやる気のない調教師緑川,どうなるのかと思っていたら,潰れかけた馬フィッシュアイズを手に入れ,みんなで一丸となって,一歩一歩確実に夢に向かっていくところ,ワクワクしました.
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小説を読みながら、
こんなにハラハラドキドキしたのはいつ以来でしょう。
この満足感、ちょうど映画館で
ものすごく面白い作品を見終わったあとのような気分です。
今にも潰れそうな地方競馬の
紅一点ジョッキーとしてデビューした瑞穂。
ままならないことばかりの厳しい世界で、
彼女のひたむきに何かを追い求める姿が
仲間を、ライバルを、そして未来を変えていきます。
これから先、理不尽だなと思う目にあったとき
私もきっと
風のように駆け抜けて行く魚目の馬と少女の姿を
何度も思い出すんだろうなと思う。
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ずいぶん昔、宮本輝の「優駿」を読んでから、
競走馬ものに惹かれる。
この本は、
高崎中央図書館で時間をやり過ごすため探した本。
斜陽の最たるものらしい地方競馬。
そこに、養成所卒業ほやほやの女性ジョッキーが請われてやってきた。
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表紙の絵に惹かれて。新人の女性騎手が、つぶれかけの厩舎に就職し、地方から桜花賞を目指す。厩舎に慣れないフィッシュに、老馬のオトメがお母さんのように接するところが、とても好きだった。スピンオフとかないのかな。誠くんのその後が知りたい。競馬場にも行ってみたい。