紙の本
今回の主役はライカ―
2017/05/15 22:55
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投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る
視聴者参加型の殺人ゲームというサスペンスフルな事件が背骨となっていますが、事件の方ははっきり言っておまけみたいなものです。これはライカ―と彼が想いを寄せるジョーという女性の物語です。今まで謎だったライカ―のファーストネームがついに明らかに。しかもそれがエピローグの伏線なんだからずるいですよ。あんなエピローグを見せられたら、泣いてしまうしかないじゃないですか。
紙の本
涙・・・
2016/08/14 00:45
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投稿者:ひろさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後は涙無くして読めません.
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傷病休暇中に弟の清掃会社の手伝いを始め、警察に復帰する素振りを見せない相棒ライカーに苛立つマロリー。
ライカーは清掃会社で働く女性に心を寄せていたが、彼女にはFBIが付き纏っているのだった。
ライカーの再生と喪失。
間違いなく有罪であろう殺人犯に無罪判決を下した陪審員を追い詰めるラジオパーソナリティ。
異常な状況でキャラクタが見せるそれぞれの愛の形。
書評家の川出氏の言うマロリーシリーズの一貫したテーマ『人は愛する者のために、どれだけのことができるのか』
氷の美女マロリーの歪んだ愛情もまた一興。
ラストシーンで鼻の奥が痛くなる。
オコンネルはやっぱりいい。
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献本でいただいた一冊となります。
ニューヨークのソーホーを舞台した、なんとも骨太な警察ミステリー。
主人公は“氷の天使”とも呼ばれる、キャシー・マロリー。
ただ、シリーズ第7弾ということもあってか、どちらかというと狂言回しで、
物語の軸は主にマロリーの相棒・ライカーの視点で進んでいきます。
このライカー、マロリーの里親的な立場でもあるのですが、、
前作?での、傷病休暇中の精神的な苦痛(トラウマ)と、
どうにも後ろ向きに戦っているところから、物語が始まります。
物理的な傷は治っているはずなのに現場に戻ろうとしない、
そんなライカーに苛立ちを隠せない、マロリー。
でもライカーにも、戻れない理由があったりして、すれ違い。
そんなすれ違いに絡んでくるのは、ジョアンナという精神科医の女性。
三角関係、といったわけでもないのですが、
なかなかにディープな人間ドラマが浮かび上がってきます。
こちらを物語の縦軸とするのであれば、横軸となるのは、、
物語の根底を流れる一つの殺人ゲーム。
こちら、とある殺人事件の被疑者を無罪放免で解放した12人の陪審員が、
「死神」と呼ばれる殺人鬼に一人一人殺されていくとの“事件”です。
その“煽り”のツールはラジオですが、今だとSNSになるでしょうから、
この辺り、物語化出版された2003年の時代背景も垣間見えますね。
“人は愛する者のために、どれだけのことができるのか”
解説であげられていたこの一節が印象的で、マロリーの視点でも、
ライカーの視点でも、、そして、ジョアンナの視点でも、考えさせられます。
ラスト、それぞれが“何を得て、何を失った”のか、、
惜しむらくは、シリーズ物ということもあってか、
主要人物の描写が若干薄い点でしょうか、、
シリーズ最初から読んでいたら、もうちょっと感情移入ができたかも、です。
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読み終わってしばらくしてからジワジワと効いてくる、オコンネルらしい凝ったミステリ。
正直言って、前半はちと辛かった。イカレた人ばっかり次々登場して、まあそもそもヒロインのマロリーも相当変だし、いつもなら彼女をがっちり支えるライカーが病んでるし。これはいったいどうなることやらと思っていたのだ。
で、終わってみれば、さすがオコンネル。揺れ動く人物像の焦点が最後にぴたりと合えば、深々と胸を打つ姿が浮かび上がってくる。人は自分の大事に思う者のために懸命になるものだ。しばしば報われないけれど、それでも。
読み返したくなる名シーンがいろいろある。ミセス・オルテガと検死局長の普段隠されている人間味があらわになる場面が強く心に残った。
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マロリーのシリーズ7作目。
さすがオコンネルという捻りのきいたブラックな設定で、濃厚かつスピーディ、そしてどこかユーモラスに描かれます。
キャシー・マロリーは、ニューヨークの巡査部長。
今回は、相棒のライカーが傷病休暇中。
犯人に撃たれた心の傷を抱え、一向に復帰する様子がない。
留守にしている弟の会社を切り回していて、そこの従業員の女性にほのかな好意を抱いている様子。
ところがその女性ジョアンナはFBIに付きまとわれており、元は精神科医。
事件の影に気づいたマロリーは‥
マロリーは一目見たら誰もが忘れないような美貌でクールでカッコよく、優秀なハッカーでもある。幼い頃はストリート・チルドレンだったため、感情や常識に乏しい特殊な性格。
刑事夫妻の養女になったが、あたたかかった養父母は既に亡い。
そんなマロリーにとって、子供の頃から知っている兄貴分のライカーは唯一残された家族のようなもの。
一部がまだ子供のように純粋なマロリーなのです。
マロリーの強引なやり口に憤慨したライカーだが、マロリーの孤独と不器用な愛情に気づいて、何もいえなくなる。
一方、<ショック・ラジオ>という番組では、パーソナリティが危険な扇動を繰り返していた。
死神と呼ばれる連続殺人犯が、とある殺人事件で明らかに有罪な容疑者を無罪にした陪審員達を殺しているらしい。
‥ちょっと現実にはありえないと思うけど‥
陪審員制度の問題点や、情報が拡大したときの危険性を皮肉っていると思われます。
関係者が入り乱れる中、しだいに明らかになる真相とは。
‥FBI、かなりバカにされてる‥?
人は愛する者のためにどこまで出来るか。
もつれた事件の中の何気ないエピソードが、しまいには、号泣ものの切ないフィナーレへ。
2003年の作品で、あちらではもう11作目も出ているそう。
評価は高いのだが、日本人にはややとっつきにくい特殊な設定ゆえでしょうか?
美貌で変わった性格のヒロインは、国内ミステリでもいくらか出ているので、前よりも受け入れやすくなっているかも。
最近作のほうが出来がいいので、今後も楽しみです。
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美貌の超クールな刑事キャシー・マロリー、そのシリーズ第7弾。え? まだ7作目だったの? と正直思った。一作一作が濃いせいか、もっと長くたっぷりと付き合ってきたシリーズのように思えてならないのだが、実はまだたったの7作目。一作目からここまで執筆された時間はしかし20年の長きに渡るものだそうだ。なるほど。じっくり書く作家らしいシリーズ。外れのないストーリーテリング。それでいて際立ったキャラクターを次々と生み出すフリーク・ストーリー。まさに唯一無二のオリジナリティを有したシリーズと言っていい。
前作ではマロリーの乳母(しかし現在では浮浪者)が殺害されるショッキングなシーンから始まる。もちろんマロリーの幼少の秘密が解き明かされる重要な一作であったのだが、本書では、前作の最後に銃弾を四発もくらって瀕死の重傷を追った相棒ライカー刑事のPTSDによるトラウマと彼の恋とが主題になっている。恋の相手は、謎に満ちた女性ジョアンナ・アポロ。やれやれ。この作家は毎度毎度どうしてこうも魅力的で深みのあるキャラクターを造形してくれるのだろう。やはり奇才という名が相応しい作家だ。
さて本書はこの物語のタイトル通りのストーリーなのであるが、ある事件の裁判に関わるの陪審員12名中、既に最初から10名もの陪審員が犠牲になって死んでいるという呆れた展開。誰が陪審員の正体を明かすのかというと、これまた驚愕、何とラジオ局のDJがラジオ聴取者からの情報提供を放送することによって陪審員の情報が一般公開され、まるで公開処刑のように陪審員が死んでゆくという無理がありそうな展開なのである。
その無理な展開の中に、トラウマに悩み役立たずとなっているライカー。彼の掃除会社が受け持つ犯罪現場クリーニングの掃除人としてジョアンナ・アポロの登場。彼女に惹かれてゆくライカーという構図が出来上がり、様々な意味でライカーの危うさを懸念するマロリーと、それに協力するチャールズ・バトラーというセットによって、あっという間にオコンネル世界が構築されてしまっているというわけである。そして何よりも際立つキャラ。
ジョアンナ・アポロとその周辺に広がる死のリング。狂気のDJイアン・ザカリー。死神による連続殺人と怯えながら生き残りを賭ける陪審員たち。警察小説でありながら、常にオカルト的なスリルを全編に漲らせるマロリーのシリーズ。冷酷なマロリーだが、地理に弱く尾行が下手であるなどの弱点が見え隠れしたり、ライカーへの優しさが深い底の方に垣間見えたりと、人間臭い部分が珍しく描かれている一面も本作では見逃せない。
まだまだ翻訳を急いで頂きたいシリーズである。東京創元社は本当に翻訳が極めて遅い!
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異端の刑事、マロリーのシリーズ最新作。ずっと追いかけているものの間が空きすぎて直近の出来事をほとんど覚えておらず、前半は思い出したりするのと、例によって突拍子もない設定についていくので精一杯でした。が、中盤からオコンネルの世界に入り込み、堪能して読了。悲しい話ですが、救いもあり、面白かったです。最愛の育ての親であるライカーがトラウマを抱えて苦しんでいるのを見かねた氷の天使マロリー、明晰な頭脳を持ちながら人間の感情には疎い彼女がライカーのためを思い八方手を尽くしてがんばる様はいじらしいです。今回の主人公はマロリーではなくライカー。チャーリーの出番が少なかったのが少し残念でしたが、大変読み応えあり、満足して読了。次作から、マロリーがどう成長して変化してゆくのか(またはしないのか)が、楽しみです。
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マロリーシリーズ、第7弾。
いつもながら、本当にわかりづらく書いてあり、その結果、非常にわかりにくい内容なのに、なぜかぐいぐい引き込まれてしまうシリーズ。一癖あるどころか、みたいなキャラが多いこともあるのだけど、今回は特に顕著だったような。
だけど、なんでそうなる?なんでこう言う?という?の雨を掻い潜っていくと、たまに見える晴天がすごく眩しくて。つまり、そういうことか!というシーンが度々出てきて、その腑に落ちた感が嬉しくて、そのまま再び進んでしまうんだな。
読み終わった後も、自分が思っている内容が正しいのかどうか自信がない。が、じんわりとした悲しみが身体にまとわりつくようなラストに、そういう陳腐なことを考える必要もない気にさせられる。
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ある裁判で陪審員をした人間が殺されていく。
ラジオパーソナリティーは事件をあおり、FBIは狡猾な元陪審員の一人に振り回される。
マロリーシリーズなんだけど、今回はライカーが主役って感じです。
でもって、あれだけ強烈な個性の主人公を脇にして、どう動かすのかと思ったら、マロリー以上に強力な人物が登場。もっとも彼女は、マロリーの対極にいるような人で、なにより<大人>なんですけどね。
そう、今回は完全無欠のような、少なくとも本人はそうであると思っているマロリーが実はそうではなく、そしてその欠落に必要なのは<時間>であるという、話であったように思う。
<時間>を象徴する<大人>として、ライカーと元陪審員ジョアンナ・アポロがあったように思う。
そんなこんなで、今回はいろいろ視点がかわるし、事件はからみあってよくわからない状態が続くので、ちょっとしんどかった。
やっぱりストーリーを引っ張る主人公のパワーっていうのは、はかりしれないのものがあるのだろう。
が、しかし、最後の最後にやられました。
読み終わって、しばらくぼーーーっとしてしまった。
うん。これが<大人の矜持>なんだと…マロリーが理解したかどうかがちょっと気になりますけどね。
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またもや猫登場。
しかし、その描写に愛情が感じられないのは
私だけだろうか。
ライカーが酷い目にあっていて、かなり可哀相。
掃除をしながら立ち直っていくシーンは共感できるが、
意外性のない犯人でミステリーとしては今ひとつかな。
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香港に渡る前に愛読していた"氷の天使"キャシー・マロリーシリーズ。7年近く経って帰国、さて何冊新刊が出ているだろうと思いきや「吊るされた女」と、この「陪審員に死を」だけだった…それも分厚い、高い(涙)。やはり海外翻訳小説が絶滅の危機にあるというTwitter情報は本当なのだろうか。勘弁して…。
黒ロングコートを颯爽と羽織り闊歩する、ブロンドで美貌の女刑事…って、脳裏に浮かぶのは「MATRIX」のトリニティー役のキャリー=アン・モス程度(あんまり彼女は絶世の美女ではないか)。確かに尾行だの潜入捜査だのには向かない目立つ存在だ。彼女が「社会病質者」だと、この作品の重要人物がハッキリと言ってのけるが、ソシオパスにしてはマロリーは「全く感じよく振る舞おうとはしない」し、人間的魅力が有り過ぎる。というのも、彼女を庇護するライカーやチャールズの視点でもって、読者が彼女を見守ってしまうせいだろうか。
物語の重要な舞台となるのがチェルシーホテル。シド・ヴィシャスと、恋人のナンシー・スパンゲンの遺体が発見されたのはこのホテルのバスルームだった。アーサー・C・クラークがあの「2001年宇宙の旅」を書き上げ、リュック・ベッソンの「レオン」の舞台にもなったこのホテルに、攻撃的な猫(表紙の猫ですな)と住み続ける、身体障害と優れた知性を備えた謎の女性ジョアンナ。ライカーやその他の人物からの視点で彼女の描写が続くため、どうもマロリーの影が薄くなってしまう。
そして吐き気を催すほど酷いヘイトスピーチ、差別的発言で大人気という「ショック・ラジオ」パーソナリティのイアン・ザカリー。高聴取率を誇る彼の番組では、彼が被告となったある殺人事件の裁判で、無罪評決を出した陪審員が次々に殺されている。その部下で”イカレアマ”と罵倒され嘲笑され続け精神のバランスを崩して行きながらも「有名になりたい」一心で音響係を続ける女。この二人の人物描写がいささか弱い気がする。
まあ、まだ生きている陪審員も描かねばならないし、"死神"の連続殺人事件も説明しなければならないし、謎の死を遂げた妄想症の?FBI捜査官の事件も解き明かさなければならないしで、オコンネル様お疲れ様としかいいようがない。しかし続編は絶対に読みたい。創元文庫様お願いします~~~!
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マロリーシリーズ第7弾
ライカ―を退場させちゃうのか?と焦った。
氷の天使に残念な天才だけじゃダメだー
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アメリカの作家「キャロル・オコンネル」の長篇ミステリ作品『陪審員に死を(英題:The Jury Must Die、米題:Dead Famous)』を読みました。
『クリスマスに少女は還る』、『氷の天使』、『アマンダの影』、『天使の帰郷』に続き、「キャロル・オコンネル」の作品です。
-----story-------------
完璧な美貌をもつ天才的なハッカーにしてニューヨーク市警の刑事「キャシー・マロリー」。
彼女の相棒「ライカー」は、重傷を負った後遺症で現在傷病休暇中だ。
弟の清掃会社を代わりに経営し、警察に復帰する気がないかのような彼の態度に「マロリー」の苛立ちが募る。
そして「ジョアンナ・アポロ」。
「ライカー」の会社で働くその女性にはFBI捜査官がつきまとい、彼女に嫌がらせをしていた浮浪者は殺された。
「ライカー」が心を寄せる彼女は何者なのか。
訳者あとがき=「務台夏子」
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2004年(平成16年)に刊行された「キャシー・マロリー」シリーズの第7作… 第1作、第2作、第4作に続き、本シリーズを読むのは4冊目です。
ニューヨーク市警刑事「キャシー・マロリー」の相棒「ライカー」は、捜査中に4発もの銃弾を受け瀕死の重傷を負った後遺症で、現在傷病休暇中だ… 弟「ネッド」の代わりに「ネッド事件現場清掃会社」を経営し、警察に復帰する気がないかのような「ライカー」の態度に「マロリー」は苛立ちを募らせる、、、
「ネッド事件現場清掃会社」の清掃員「ジョセフィン(ジョー)・リチャーズ」という偽名で働く「ジョアンナ・アポロ」は、亀のように曲がった背と優美な長い脚、温かくやわらかい大きな茶色の目をした謎の女性… 彼女の周辺にはFBI捜査官の影がちらつき、彼女に嫌がらせをしていた浮浪者「バニー」は何者かに惨殺される。
折り紙つきの変人やアーティストの隠れ家であるチェルシー・ホテルの一室に、ニューヨーク一攻撃的な愛猫「マグス」と暮らす「ジョアンナ」… 「ライカー」が心を寄せる彼女は何者なのか?
そして、「イアン・ザカリー(ザック)」がパーソナリティを務める全国放送のラジオ番組によるおぞましい人間狩りゲーム… 狩られるのは、ある殺人事件で陪審員を務めた人々、、、
有罪確実と思われた被告人に対し、あらゆる証拠を無視して無罪の評決を下した彼らは、生きるに値しない馬鹿とされ、「死神」を名乗る謎の殺人鬼につけ狙われる… そして、件のラジオ番組は、全国に逃げ散った陪審員たちの目撃情報を募り、彼らの隠れた場所を暴いて、「死神」の後押しをする。
言論の自由を守るアメリカ市民的自由協会(ACLU)の圧力に屈し、法律もこれを食い止めることができない… かくして逃亡者となった陪審員たちは、ラジオ番組に寄せられる情報に追い詰められたすえ、「死神」によって喉を掻き切られ、次々と殺されていく。
本作品は「マロリー」の相棒「ライカー」が中心の物語でしたね… 彼の生い立ちや、ファースネームが「P」というイニシャルだけで出生証明書へ記載された理由、そして「ジョアンナ・アポロ」との恋愛、、、
そんな展開の中、「ライカ���」が死んじゃったのでは!? と思えるシーンが複数回あり、ハラハラドキドキの展開でした… でも、哀しい結末でしたけどね。
ただね、相変わらず無駄に長い感じがしますね… 物語の全体像が掴み難いところも相変わらずですしね、、、
とはいえ、本シリーズ、既に何冊かストックしてあるので、次作以降に期待したいですね。
以下、主な登場人物です。
「キャシー・マロリー」
ニューヨーク市警ソーホー署巡査部長
「ルイ・マーコヴィッツ」
マロリーの里親。故人
「ヘレン・マーコヴィッツ」
ルイの妻。故人
「ライカー」
ソーホー署巡査部長。マロリーの相棒
「チャールズ・バトラー」
マロリーの友人。コンサルティング会社の経営者
「ミセス・オルテガ」
チャールズの掃除婦
「ジャック・コフィー」
ソーホー署警部補
「ジェイノス」
ソーホー署刑事
「フリン」
グリニッチ・ヴィレッジ署の刑事
「エドワード・スロープ」
ルイ・マーコヴィッツの旧友。検視局長
「ジョアンナ・アポロ(ジョセフィン(ジョー)・リチャーズ)」
《ネッド事件現場清掃社》の清掃員
「マグス」
ジョアンナの猫
「バニー」
浮浪者
「イアン・ザカリー(ザック)」
ショック・ラジオのパーソナリティ
「"イカレアマ"」
ザカリーの番組の音響係
「ニードルマン」
ショック・ラジオのプロデューサー
「ティモシー(ティム、ティミー)・キッド」
FBI・ワシントンDC本部の捜査官。故人
「マーヴィン・アーガス」
FBI・シカゴ支局の捜査官
「ヘネシー」
FBI・ニューヨーク支局の捜査官
「ジョン・マクファーソン」
陪審員
「ヴィクター・パチョック」
陪審員
「アンディ・サムター」
陪審員
「ホレス・フェアラム」
弁護士