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子供が自立したのをきっかけに、家の内(奥)にこもり家族のために尽力する「奥さま」ではなく、家の外でへ出て自分のために時間を使う「外さま」に、と一大決心した玉岡さんの大阪一人暮らし記。
えーと、ごめんなさい。先にお断りしておきます。
ダメだったことしか書いてません。レビューするかどうか迷いましたが、率直に書こうと決めているので。
玉岡さんファンの方、この本を楽しく読まれた(読もうとしている)方は、このレビューはスルーしてくださいますようお願いしますm(__)m
ということで、ネタバレには関係ないのですがネタバレマスクしておきます。
奥さまに対して「外さま」という言葉に面白さを感じて読んでみたものの……うーん。玉岡さん、もともと割と「外さま」だよね。
難しい年頃に本当に難しくなった娘さんたちはもちろん、姑さんのお世話も隣保の役員も檀那寺のなんやらも、ちゃんとやってらっしゃって「すごいなぁ、お忙しいだろうに」と思うのですが、がっ、なんだかずっと「外さま」感漂いまくりなんです……。
大阪一人暮らし記が中心だけど、長い期間のあちこちに書いていた短文を混ぜて一冊にしたのがよくなかったのかも。
奥さま・外さまは置いておいて、ちょっとローカルなお話。
同じ播州人として親近感を持って読み始めたのに、ガラも言葉も悪い・田舎とばかりで、ええとこをちっとも出してくださらなかったのが、とても残念。
確かにそれは悪いところだけど、それだけじゃないよとイメージアップになるようなことを、こういう方こそ書いてくださるといいのに、と思っていたので本当に残念。
自分で自分とこは褒めへんのやよという京都的謙遜とも違って、ご自分の生まれた三木市・身近に感じるとかの神戸、一人暮らしした大阪の都心地に関しては良いところを書いてらっしゃる。
三木市の便利なところ(駅近?)にご実家があるようで自称「街の子」育ち、較べて高砂・加古川を車がないと何もできない田舎とおっしゃってますが、加古川も姫路も(というか、ある程度の大きさならほとんどの街は)駅近なら車いらないくらい便利ですよ……。さらに誤解受けるようなこと書いてくださるなよ……。(高砂は駅前を知らないのでフォローできませぬ・汗)
宮様主催のパーティ、コンシェルジュ常駐のタワーマンション、幾度ものヨーロッパ旅行や、お子さんとのイタリア旅行で現地の押し売りが面倒でミサンガに10万リラとか、庶民の私はどこにも共感できず、だからといって知らない世界や体験できないことを覗かせてもらったという面白みを感じるエピソードでもない。
クスリと笑えるような面白そうなエピソードもあるのだけど、文章が合わないのかちっとも笑えない。
例えば、レディースハンデをほぼ無限で奪い取ってまで優勝を手にしたゴルフ大会。優勝者が翌年の主催なのに、翌年にはゴルフに飽きたと放置。仲間にせっつかれて2、3年後に渋々腰をあげたものの、各種手配や調整が苦手でご主人に丸投げ、とか……きっとあの方やこの方が書かれたなら笑えるお話のはず。なのに、笑えない。知り合いにいたら嫌だなぁと思ってしまう。
娘さんたちのことを「テポドン1号・2号」や「テポドンズ姉妹」と呼ぶのも、最後までどうにも受け付けませんでした……。
読み終わって、著者プロフィールを見て気付く。
自分より、母親に近い年代の方なので反抗心が湧いちゃったのかしら。
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図書館でふと手に取った本です。玉岡さんの小説を読んだことはありません。コメンテーターをテレビで見たこともありませんでした。日本経済新聞の夕刊に連載されていた短いエッセイです。夫さんと、犬との自宅暮らしから、大坂に仕事場を持とう、と決心し、引っ越しして暮らしはじめるのですが・・・。
最後になって、タイトルの意味がわかりました(笑)
さらっと読んでしまいましたが、関西のかただからでしょうか、くすっとした笑いをサービス。
所々に見られる夫や犬とのくだりは、熟年夫婦の機微ですね。同年代のかたなら楽しめるかもしれません。
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エッセー集なんですが、面白かったよぉ~~♪
同世代の方なんよねぇ。。。
処女作なんかを予約したり・・・
あんなこんな出、図書館の予約が増えてゆき、秋の夜長が待ち遠しくなる。
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世間話の楽しさ。
時々混じる真面目さ。
家族の個性。
と、作家のエッセイの必須要素(?)は入っています。
突き抜けていく愉快さはありません。
でも、ラジオから聞こえてくるような安心感はあります。