電子書籍
擬人化
2017/02/06 14:08
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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
こたつや木を擬人化しているのが面白かった。足だけの幽霊みたいなのは結局何だったんだろう。何で消えてったんだろう。
紙の本
これはおもしろい
2016/03/21 20:48
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投稿者:ごましお - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちょっとクセのある絵とお話だが、わたしはツボにはまった。味のある、ひねりのきいたところがよい。一番すきなのは、大きなかわいい子のはなし。
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【デザイナーメモ】新人作家さんのデビュー短編集。担当編集さんによる「ちょっと不思議で、くせになる」というアオリが収録作を非常によく言い表していると思う。
収録短編を並べてみて、表題作のモチーフであるスカートをはじめとした「テキスタイル」と、ストーリーのそこここに見え隠れする「母性と少女」というモチーフが最近の少女まんがでは非常に新鮮に映った。そこをなんとかイメージにしたいといろいろ案を練ってみたが、やはりそういう案は頭でっかちの感が強く、最終的にはそうした案から谷さんが取捨選択したモチーフで素晴らしい絵を描いてくださったので良いカバーになった。
もともと「女の子のスカートの中にいる男の子」という案を出していて、そのスカートの中に収録作に関連するさまざまな小物が……というアイディアだったのだが、谷さんが男の子を裏表紙側に移してスカートめくりの構図になった。結果的に詰め込み過ぎにならず、上品にまとまってよかったと思う。同時にオビの入り方も綺麗に消化できた。
題字は作家さんが面白い描き文字を描けるという確信があったので描いていただき、加工した。またこの作家さんは不思議な落描きを沢山しているはずということをやはり確信していたので、担当さんに供出を打診したところ、期待通りの落描きがどっさり届いた。そのなかにわざわざ描き下ろしてくださった「スカートのテキスタイル集」があり、それを素材にして本体表紙(カバー下)・扉・目次を作った。原画は黄味の強い紙に美しい赤青2色で描かれているのを再現できなかったのが心残り。
オビはクラフト紙に金と赤の2色刷りで、金の先刷りに赤を重ねて3色目の茶色を作っているのだけれど、印刷会社さんが当初難色をしめしていたのを最終的にやってみましょうと快諾してくれた。壁紙や包装紙の金泥がイメージソース。
個々の収録作のロゴは雑誌掲載時のもので、近田が担当したものではないが、良いものが多いと思う。「おこったちゃん」の扉は大いに花を添えてくれてたいへんありがたい。(カバー、オビ、表紙、目次などを担当)
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タイトルと表紙から裁縫やデザイン関係の短編集かなと思って手に取った。ページを開いてみて、不思議な世界が広がっていたのに吃驚した。
スカートの中の話や古いセーターの話があるかと思えば、不思議な同居人(?)の話があったり。コミカルなこたつが出てきたかと思えばあの世に来て天国にいくばかりの人の話もある。街を見守る木の話に子供に手をかける母の話。
不思議なことは不思議なまま、詳しく語られることは無くて。だから何度も読み返したくなるのかもしれない。
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クリスマスツリーのお話がなんだかとてもよかった。ヨハンのことをどう思ってるかっていうマリアの気持ちは、結局最後まで伝わったわけではなかったんだけど、でもなんだか悲しいとは少し違う、不思議な気持ちになった。切ないも違う気がするんだよな・・・何なんだろう・・・とりあえずすっごく美人さんでした、マリア。
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「世にも奇妙な物語」に採用してほしい短編集『いちばんいいスカート』 - マンガHONZ
URL : http://honz.jp/articles/-/40478
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1つ1つの作品が、ほんわり心に残る作品でした。
子供の頃の「絵本を読んで、心に響く感覚」を思い出しました。それを、今、大人になってコミックで同じような気持ちを体験している感覚。
あまり普段自分には縁のない、変わった雰囲気の素敵な1冊でした。
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すごく好み。全体の雰囲気と話の描き方が鼻につかなくて、好きな感じ。足だけの幽霊と同居する話、街のシンボルの木の話はおとぎ話みたいで素敵
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どこかシビアなテーマがあるような感じの漫画でした。恋愛など様々な話を扱っているのだけれど、地に足がついている感じがする。
最初に掲載されている表題作と足が出てくる話と、一番最後の話が好きでした。
好みのものが多かったので、次も読んでみたいかも。
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デザイナーの母から、女の子のスカートがふくらんでいる理由を聞いた僕。
その不思議に魅せられて…!?
表題作「いちばんいいスカート」ほか6編を収録。
ちょっと不思議で、ちょっと変。だけど心がほっこりする、珠玉の短編集。
「みづくろい」
服は、人生の大事な一部。
「同居もん」
一人暮らしの私の部屋に現れた透明人間は…?
「おこったちゃん」
おこったちゃんは、おこたです。いつもおこってます。
「空に落ちる」
"あの世"って、どの世?
「みんなの、大きなかわいい子」
僕のお母さんは、町の真ん中に立つ大きなモミの木で…
「よいお菓子 わるいお菓子」
"好き"と"きらいじゃない"って、けっこう違う。
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不思議な設定が多い短編集。
どれも良いけどお気に入りは「同居もん」「みんなの大きなかわいい子」。
足首だけの幽霊が家にいるっていう設定が妙にツボです。全く害はなくて寧ろトゲ子のことを気に入ってて居ついている感じ。
ラストで足は何を思っていたんだろう…と気になります。
街のツリーのマリアとヨハンの切ないんだけど温かい話もやさしい気持ちにしてくれるので好き。
あと「空に落ちる」で舞台になる天国の話も興味深いです。天使が言ったことがちょっと衝撃でした。
読み終わった後何かしらの想いが伝わってきて、あったかい気分になる作品です。
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不思議でほっこりする谷和野さんのデビュー短編集。 こたつの擬人化「おこったちゃん」がキュンとした。足だけの幽霊が出てくる、「同居もん」、母と娘の関係を描いた「よいお菓子 わるいお菓子」、どこか懐かしい作風も魅力的。
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『魔法自家発電』の完成度に驚いて、こちらの初コミックスも読んでみました。もう、目の付け所、発想が凡人の感性ではないですね。“同居もん”とか“おこったちゃん”って何アレ?スゴイです。これからも注目の漫画家さんです。
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こういう現実味のあるファンタジーはたまんねぇなぁと思いました。
そして何より心がポカポカと暖かくなる。
僕的には全て好きでしたが特にお気に入りの作品は、
いちばんいいスカート、同居もん、みんなの、大きなかわいい子です。
良質な短編集でした。
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読後感の良い、ほんのりファンタジーな短編集。
意外なものが擬人化されていて驚きました。『魔法自家発電』も読みたいですね。