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Ⅰ~Ⅳの時代は1933年~1949年で、第二次世界大戦前、中、後が描かれている。ナチスの動きを中心に、英・仏・露・米の各国に暮らす登場人物たちの日々の物語である。立場や環境は異なるが、それぞれ自らの信念に従い突き進んでいこうとする人間の強さや勇気が伝わる作品。ケン・フォレットの人間史はすばらしい。
作者があとがきによると「百年三部作」の二作目にあたるらしい。一作目は「巨人たちの落日」とのこと。三作目が楽しみである。
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1941年〜1942年のヨーロッパ、米国、ハワイの物語。
ナチスによる障碍者殺戮、ユダヤ人迫害、ドイツのソ連侵攻とモスクワ攻防戦、パールハーバーからミッドウェイ海戦、アメリカとソ連それぞれの科学者による原子爆弾開発競争が話の軸をなす。多くの登場人物(特に男性)が死亡する。デイジー・ペシュコフ(ロシア移民2世の米国人)とロイド・ウィリアムズ(ウェールズ炭坑労働者一家の軍人)が主人公として確立していく。前作「巨人たちの落日」からのつながりが重層的につながり、非常に面白い。
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7月-1。3.5点。
第3巻。本格化する第二次大戦。
ハワイでは登場人物に、日本軍の攻撃が。
主人公たちの身の危険、愛憎劇等々、読み応えあり。