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現在の尺度でもって当時の状況を非難したり嗤ったりするというのは、ちょっと違うのではないだろうか。
当時の出版物等、史料的価値がありそうなものを多数取り上げながら、肝心の史料批判をしていないので、それぞれの重要度合いや影響度合いが読者にはわからない。
書籍のタイトルにもあるように、「と学会」的アプローチをしているのだが、これはちょっともったいないと思うのだ。いつか来た道をまた行かないようにするためにも、歴史学的アプローチをして欲しかった。
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戦時中の雑誌や書籍で繰り広げられた言説をトンデモ本的に茶化しながら紹介している。これらが当時どのくらい真剣に信じられていたのかはともかくとして、このようなものが出回っていた事実が興味深い。
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タイトルや文章におふざけの気配を漂わせているけど、内容はガチ。こういう歴史を知ることは本当に大切だと思う。
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戦時国粋主義をなにがなんでも馬鹿にしたい、という内容。それは馬鹿にして当然のものだけども、あまりに著者の色を出しすぎている上に文章も下品で、イデオロギーを措いといても不快。資料文献の引用だけでもう十分に馬鹿馬鹿しいのに。
著者紹介くらい読んでから買うべきだった。
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棚前平積みラス1だったのを見つけジャケ買い。
戦中・戦後の市井の人々の暮らしをつぶさに知る事が出来る文庫版資料集のつもりでいたが、思っていたのとは少々違った。
確かに写真図版は豊富に思えるが、それら一枚一枚に寄せられた筆者の解説が大変に偏ったものであり、茶化すような小馬鹿にしたような姿勢の文章は読んで参考になるものではないと感じた。
また、例えば国民服のくだりひとつとっても「わがご先祖様たちはすんなり受け入れたのであろうか。」(p177)とまとめているが、私がこの本に期待したのはまさにそういった部分であって、取材なり資料から’当時の人達は実はこうこうこういう風に考えていた’という事を読めると思いきや、’こんな変な記事あったんですけどwww’くらいのノリの感想文ばかりで読み甲斐がなかった。
1刷
2021.4.21