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みをつくし料理帖シリーズ第9弾。
次巻でいよいよ完結ということで、全体的に完結に向けた転機となる話でした。
最後に無事身請けできた数年後…なんて、安易な終わり方にならないことを祈りつつ、最終巻を楽しみにすることにします。
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今回もよかった。
澪のひたむきな姿勢に教えられるし、胸が熱くなる。
ご寮さんには幸せになってほしいけど、つる家からお嫁に行ってしまったのは寂しい。
次巻が最終巻らしく待ち遠しいけどさみしーー
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シリーズ9作目。
今まで辛いことの多かった(特に前巻はある意味クライマックスだった)つる家や澪に、ようやく訪れる春の兆しは、霜月から始まる今巻の時間軸とリンクするようで。
実の親のように慕っていたご寮さんのお輿入れ、つる家に新しくやってきた助っ人ふたり。澪のまわりにあたたかく新しい風が吹いている。
澪は己の進むべき道について、思い悩む。
天満一兆庵や一柳に代表されるような、いわゆる料亭の料理人として腕を振るうべきか、
あるいは、滋養に満ちた、身体とお財布にやさしい料理を市井の人に振舞う料理人となるか。
鼈甲珠で、扇屋と渡り合った澪の強さ、したたかさに胸のすく想いがした。
源斉先生がためらいつつも、澪の涙をそっと拭ってあげるシーンにぐっときた。源斉先生にも、しあわせになってもらいたいものです。
巻末付録には、小松原さま再登場。
知らずに口にした澪の料理で、彼の目じりに寄る皺がとても懐かしく思えた。
もう二度と出会うこともないだろうふたりだけれど、距離も時間も飛び越えるような、切れないキズナを感じて、切なくなる。
次巻で完結するそうですね。
どうか澪の頭上に、厚い雲を突き破って澄みわたる大空が広がりますように。
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このサイトで発売日に気づき、急いで購入。
本屋にあって良かった...。
前巻から発売まで一年?程間が空いたので、ちょっと記憶喪失気味だが、澪ちゃんの願いが叶いますように。
そしてまさかの特別収録。美しい料理と共に、思わず涙が。この作品読んでると涙が滲んで仕方ない。涙もろいのは私だけか。
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次巻でついに完結、との事で、それに向けての流れを感じさせる本巻です。
個人的に、澪は源斉先生とくっつくのが良いと思っていたので、その含みを感じさせるラストに、勝手に「もしや・・・」と期待しています。
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これまでの本を読み返してから、一気に読み終えた。利益を少なくして多くの人に楽しんでもらう商いか、利益を増やしそれを楽しめる人に供する商いか。正解はないが、どちらも状況と澪の目標に応じて工夫する姿に心地よい読了感が残る。次が最終巻らしい、とても寂しい。
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少しずつハッピーエンドに向かっているのだとあたたかな光が心に灯る回でした。
澪の決心を周囲の人たちが後押ししてくれる。
どうかみんな幸せになりますように。
次回最終回。雲外蒼天の結末が楽しみです。
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いつのまにやら9巻目となったシリーズ。
なんとなく感じていた通りとうとう次巻で最後。
クライマックスに向けての助走と取れる展開だった。
芳さんがプロポーズを受けて一柳の女将となり、
澪も今後の料理人としての生き方、野江を救い出す方法を考え、方向性を定める。
澪がいなくなった後の準備も整い始め、寂しさも感じるけれど変わらないものはない、ということを前向きに受け止められる。
このまま料理モノとしてシリーズを展開することもできただろうけれど、ちゃんと全体として物語を動かすという方向に進んでいるのは好感が持てる。
つる家の商売が安定してしまうとマンネリ化しかねない中、いろいろ仕掛けて(かなり厳しい展開もあるが)ストーリーを作り上げているからこそ飽きさせずここまでシリーズが続いているんだなと思った。
ともあれ、最終巻が楽しみ。
寂しいけど早く読みたい。
そして特別収録された小松原さまのお話に嬉しさと切なさを感じてしまった。
やっぱりふたりは結ばれないのか…無念じゃ。
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「一柳」主人から求婚されていた芳が結論を出し、澪はいよいよあさひ太夫の身請けに向けて始動する。
鼈甲珠を売り出す「ひとすじの道」は、そのまま長編のモチーフになりそうな成功譚で、『銀二貫』を彷彿とさせる。
最後に小松原数馬が登場するおまけ「富士日和」が収録されているのもうれしい。
なんと、次巻で完結だそうだ。発売予定の8月が待ち遠しい。
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いつの間にか出てた新刊!
ご寮さんがお嫁に行ったり、つる屋に新しい人が増えたり、良い変化がチラホラ。
でもやっぱり小松原様がいないのは…切なすぎる…。
次で最終巻だけど、楽しみに待とう!
神帰月ー味わい焼き蒲鉾
美雪晴れー立春大吉もち
華燭ー宝尽くし
ひと筋の道ー昔ながら
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お世話になった司書さんに薦められて読んできたシリーズ。
途中、どうにも読むのがつらくなって、
どうしてここまでしんどいことが続くのかと同情したことも多々ありましたが、
今回は1つ1つのお話に希望が込められており、
読んでいるこちらの身も明るくなりました。
自分の進むべき道はどういうものなのか。
悩む主人公に心星を示す理解者の存在。
仕事に慣れてきた時ほど自分の環境に甘んじたくなりますが、
常に自分の先を見据えて精進しなければいけませんね。
そういう人にだからこそ、周囲も力を貸すのですから。
もう1度自分の仕事を見つめ直し、精進しようと
思わせられる1冊でした。次巻がめっちゃ楽しみ。
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あと一巻。
あと一巻なのね。
発売当日、美雪晴れというタイトルに相反して大雪に見舞われ東京以降はほぼ全滅状態で、ネタバレのツイッターがとびまくっておりました。
それだけ、この発表は驚きだったのだろう。
まず、こんな人気シリーズを作者も出版社も手放してしまうという決心をしてしまうということ。
さらにはタイトルまで予告してしまうということ。
クリエイター魂に感服しました。
シリーズをひとつの作品として完成させるということを優先するというのは、それこそ作中の澪の決意やそれを諾する種市さんの気持ちとリンクしました。
ひとつ難をいうなら全十巻にこだわりすぎて、心星あたりから駆け足過ぎたのではないかということ。
とある人の気持ちなど皆最初から気づいていましたが、それがクローズアップされたのはいささか唐突で余韻も少なかったと。
高田郁さんは恋愛の描写がやや苦手なのかも。
けれど、それをさしひいてもこの巻はいい。
澪が進むべき道を選び、かなり大変な苦労をしてひとりで吉原にとびこんでいく。
一巻の時の苦労を思い出し、がんばれという気持ちになる。
おりしも、朝ドラでごちそうさんが闇市ですったもんだやっており、偶然だけれど面白かった。
さらに神戸市民としてはあの店の名前が出てきて思わず感涙。
私も小さいころ、父に手を引かれ三宮のジュンク堂から丸善などあちこち連れていかれ、終点はあの店でした。
父との思い出なども胸に去来し、涙が止まりませんでした。
高田郁さんありがとう。
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前巻までと比べると、驚くような出来事は起こらず、これまでの悲しい出来事の積み重ねでできた傷がかさぶたになって、それが少しずつはがれるように、いろんなことが前に進んで行くような印象の巻。
ご寮さんも幸せになって、次は澪と野江かな...と期待できる。
ここに来て、急に澪に強さとしたたかさが加わった印象。
もう少し自然さがほしかったな、と思うけれど、全巻通して読んだら分かるかな...
次巻が最終巻のようで、楽しみがまた1つ減ってしまうけれど、これくらいで終わるくらいがちょうどいいような気も。
いろいろなことが、収まってほしいと願うばかり。
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次巻で最終巻ですと……!(くわっ)
これを読むと、今まで出てきた登場人物たちが、お約束の日常モノではなく、ひとりひとり考え進んでいく姿に胸を打たれる。
終結に向かうので、1話1話はどうしても重くなるのだけれども、それでも前を向いている感がすばらしい。
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みをつくしの9巻。ここ最近、ガンガン話が動いていたんですが、この巻も動いてます。次で最終巻とのこと……。寂しいですね……