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澪が迷いながらもしっかりと自分ひとりで道を歩き始める覚悟を決めたのが印象的な巻だった。
とうとう次巻で最終巻かぁ…
号泣する準備はできておりますよ!
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後世に名を残す料理人となるか、顔の見える人々の体を思う料理人となるか、二つの道を未だに決めかねる澪ですが、最後にはやっと決心が。
ご寮さんは幸せになったし、つる家には新しく、何とも頼もしい人が二人も増えたし。
悲しい事も多いけれど、澪の上の雲も早く晴れますように。
わがままなお嬢さんだった美緒が、こんなにしっかりと・・・だとか、若旦那はやはり、生まれついての料理人・・・だとか、色々と感慨深い場面も多かったです。
摂津屋さんも、最初は怖い人かと思っていましたが、かなり好きになりました。
そして、最後の特別収録『富士日和』で、久々に小松原さまが!
しかも、「琥珀寒」!あの!
二人の運命はもう交わる事はないのだな・・・と思わせる終わり方でしたが、それでも、少しすっきりとしました。
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今回も楽しく読めました。
いよいよクライマックスに近づいたようで、次作が早くも楽しみです。
とても言葉がきれいですきです。
~霜月は、またの名を『神帰月』(かみかえりつき)と言うけれど、本当に神様はちゃんと帰っていらした
~立春大吉。この文字は縦半分に折れば左右がぴたりと重なるから縁起が良い。それに裏から見ても立春大吉と読めるから厄除けにもなる、ていわれてるんだす。
なんとも粋な。
素敵な表現。
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そうか、次で終わってしまうのか・・・・・。さびしー。
あのアットホームな雰囲気のつる屋は、もう戻ってこないのか。
コマツバーラ氏の、次巻での本編再登場は?
あと、おまけ編に出てきた料理って、アッチの作品に出てきたアレじゃないかな?たぶん。
そんなこんなで次巻を待ちたい。
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これまで色々な試練があったせいか。ご寮さんが無事にお輿入れできるかどうか不安で仕方なかった。色んなことが前向きに動き出して本当によかった。
そして味方として期待してよさそうな摂津屋助五郎の今後の立ち回りに期待。
しかし、あと一巻で澪の心願が叶う様が描き切れるのだろうか。お話はどうまとめられるのか今はそれが不安。
野江ちゃんと手を取り合うことはもちろん大事なことなんだけど…、源斉先生にも幸せになって欲しいです。
それにしても、小松原様との未来が潰えてしまった頃、自分が思い描いていた今後の展開は、
澪がつる家で「大関位」をとり、お城で話題になる→将軍様の希望で登龍楼と料理対決→小松原様と再会→登龍楼に勝ち、ご褒美に野江の身請けを許される(もしくは身請け銭相当の賞金)→事情があって男やもめとなっていた小松原様と結ばれる(もしくは小松原様が武士の身分を捨て、澪と二人料理で身を立てる)
というものだったけど、二人が不自然な形で結ばれるより、小松原様との過去を抱え、澪が試練を乗り越えて料理人として大成する方がこの小説の現実味、深みを増しているなあとしみじみ思います。でも小松原様の本編での再登場期待!(不自然か...)
とにもかくにもあと一巻しか読めないなんて残念です。
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御寮さんが幸せになれたのも、つる屋に新しい板前夫妻が来たのも、佐兵衛さんが包丁を握ったのも、鼈甲玉が売れたのも、なんもかんもよかったなぁの一言につきますね。
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ええええええええええ!!次巻が最終巻!!?
なんとなく勝手に高田さんのライフワークとしてずっとずっと続くものだと思ってた。そしてそれを望んでもいた。ものすごくショックです。これがなくなったらその後何を楽しみにして生きていけばいいのだろうか。。。
あいかわらずの安心感。落ち着いて情感あふれる表現はしばし時を忘れさせてくれます。ただ、今回は道を急ぐあまりにいろんなことがうまくいきすぎてちょっとシラケるものを感じました。1冊の本としてはちょっと残念な結果に。
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鼈甲珠が売れて良かった。澪の行動力はすごい。
だけど、そこまで自分の信じる道を頑なに進んでしまうのもどうなのかな。自分の心を信じることで、妙な道に乗ってしまうことがないのはそれでいいのだけど、あり得ない程の有り難い話なのであれば、そちらに進んでみるのも、それはそれでいいと思うけどな。ということで、やっぱり一柳の板場に入ってもらいたいなぁ。一流の料理を学ぶのも必要な気もするけれど。そちらへは行かないのかなあ。
源斉先生と一緒になって、医療所をするのだろうか。
それにしても、最後の富士日和がなんとなく悲しかったな。
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相変わらずの安定感で、今作も読み終わって清々しく、温かい気持ちになれた。これだけの人気シリーズになっても、ブレずに丁寧に書かれていて、そういう作者自身の姿勢が澪ちゃんの姿と重なる。
四季折々の楽しみ事を大切にし、慎ましいながらも背筋の通った美しい佇まいで生きる人々…情の通い合い…
生き生きと描かれていて、情景が臨場感を持って目に浮かぶ。
次作で終わってしまうのは残念!
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女料理人、澪が七転び八起きで料理で紡ぐ人の絆。待望のシリーズ第9段。悲しく辛いことの重なった前巻から一転、明るい行く末を予感させる、やっと迎えた夜明けのような一冊でした。
澪の大切な母代わりのご寮さんの輿入れ、澪の料理魂を引き継ぐ新たなつる屋の料理人、政吉とその妻臼。贅と、細心を尽くした一流の料理を設えるのか、大衆に寄り添った懐と体に優しい料理を恭するのか。どんな料理人になりたいか、という悩みを抱えながら、遂に幼馴染みの野江の身請け、という心願を胸に勝負に出た澪。
澪の、野江の行く末が幸せであることを祈りつつ、この物語が終わってしまうことを心から惜しみつつ、最終巻を待ちたいと思います。
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毎回、主人公のひたむきさに心を打たれる。
常に自分自身と対話をし、問いかけ、答えを導き出す彼女の姿に励まされ、私自身もこうでありたいと思わせてくれる。
同じ料理人として、彼女のように生きたいと思う。
親友を想ったり、今の自分の在り方に迷ったりと、勝手に自分と重ね合わせて読んで、勇気もらってます。
最終回はどうなっていくのか、ドキドキしながら待っています。
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10巻目。もうそんなになりますか。出る度に読ませていただいていますが、登場人物達の生き生きとした感情を楽しませていただいています。舞台は江戸時代の料理屋さん。主人公はそこの女料理人です。料理とお客様に対する初心のまっすぐな気持ちに励まされます。次月で完結とのことで、登場人物の境遇にも変化が出始めていて楽しませていただきました。
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努力とか献身とか無私だとかが、まっとうに正しく報われたらいいと、願うことが出来る。そしてそれを願うことが出来る自分が嬉しくなる。そんな小説です。
…次巻最終巻だそうで。たのしみです。清右衛門先生はやはり馬琴なのでしょうかしら。
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いよいよ、つる屋を巣立つことと、野江ちゃんの身請けに動き出した今回。
芳や美緒、つる屋にも変化があり、そして澪自身にも再び目の前に広がる分かれ道。
でも、やっぱり澪には譲れない心星があるし、それを気付かせたのは源斉先生。
展開がたまらなすぎます。種市風にいうなら、「お澪坊、こいつはいけねぇ」って感じです。
次回が最終巻だそうです。心の準備ができていなくて寂しすぎますが、どうなるのか楽しみです。きっとハッピーエンドが待っているはず!
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新刊!終わりに近づいてきた感じ。しかし毎度美味しそうなごはん達!丁寧に食べてくれる人達のことを思って作られるごはんは美味しいだろうなぁ。