紙の本
Preparense para perder
2016/01/03 12:36
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投稿者:鯉狂い - この投稿者のレビュー一覧を見る
『負ける準備をしておけ!!』
タイトルを見たとき初めては何を意味しているのか分からなかった。
ーおいおい、この10年明らかな『勝ち組指揮官・モウリーニョ』の話なんだろ、これ?自分を『スペシャル ワン』とか言ってるヤツから出るセリフなワケないだろ?ー
ただ、結果から言うとモウリーニョはマドリーでしくじった。それも盛大に。。。
これまで見えて来なかったモウリーニョと代理人・メンデス一家を知るにはうってつけの一書。そして本書からは、彼らが『マドリーという器』に負けたさことも伺える。el pais の記者が『お前のフットボールはマドリーのそれではない』と糾弾し続けるかのような内容をその一端として、マドリーというクラブを知るにも本書は有意義ではないだろうか?
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反モウリーニョは絶賛し、親モウリーニョは批判するとしてスペインを2分している一冊。レアルに就任してからの選手との確執の3年間を選手やスタッフ目線で綴っています。
今まではモウリーニョしかメディアで喋ってなかったので彼視点でしたが、これが本当だとすると「やっぱり。。」ってのと「びっくり」が交錯します。虚栄心の塊でメディア操作をするモウリーニョの悪い面がクローズアップされてます。
まさか最初の1年目からここまでの確執があるとは思わなかったなぁ。エジル/イグアインの放出経緯やフロレンティーノ会長の表と裏が垣間見えます。その他「レアルのディズニー化」「権力を一箇所に集中することへのリスク」といったビジネスからの視点もちょっとあります。
世界のTOPに君臨する人たちなので選手にも監督にも経営陣にも大きなエゴがあって、それぞれの見方次第で全く違うストーリーが描けるという事かと。
多分、すべての立ち位置の人が何が正解か?なんてどうでもよくてゴチャゴチャしてわからないんだと思う。
本作は中立の立場のジャーナリストが書いたみたいですがどこまで信ぴょう性があるかわかりません。
正直、モウリーニョファンは観ない方がいい思うww
またサッカー好きじゃないと全く理解出来ないと思います。
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衝撃の事実の連続だった。代理人がこれほどまでに権力をもっていること。表と裏の顔をみなこれほど使い分けていること。内部分裂などという生易しい状態ではとてもなかったのだ
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レアルマドリードで監督を務めていたモウリーニョの今まで明かされていない姿が赤裸々に語られている。訳者が記述している通り、これは被害者である選手側からの一方的な見方であり、とかくモウリーニョが虚栄心に溢れた人間として描かれているが、これもまた一つ真実なのだろう。サッカー好きとして、ニュースで伝え漏れて聞こえていた噂話の裏側を垣間見れ、とても興味深かった。
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カシージャスがいきなり控えになったり,CR7が悲しいと発言したり.
レアルには何かあると当時思っていたが,そうした疑問に一つの解を与えてくれた.
ただ多くは伝聞推定だし,信憑性のほどは・・・って感じ.
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そのまま全てを受け取ることは難しいにせよ、なかなか興味深い読み物だった。
モウリーニョ体制のマドリーを批判的な視点で、しかも内部から描いたルポである。
この本で描かれる物語は、ポツポツと漏れ聞こえる事実を数珠繋ぎにするものであり、そこに説得力を感じるところはかなりの部分を占める。
レバンテに関する著述などは、もしこれがこのまま事実だとすると、バルサとの対戦でバジェステロスが守備の穴になっていた事実が意味深となってくるし、さらにその後の八百長疑惑騒動などもさらに深読みしたくなってくるところだ。
しかし、ディ・マリアやコエントランへの評価の低さなど、さすがに賛同しかねるところも少なくない。まあ、コエントランは良しとしても、ディ・マリアへの評価は賛同しかねる。
そうした意味も含めて、物議を醸したことが納得の出来るルポである。実に面白い読み物だったので星五つとするが、異論は多くあるところだろう。
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rマドリーでのモウリーニョを選手側からの取材を元に書かれたノンフィクション。
そのためモウリーニョが悪役。ここまで病的では無いけど事実の一端はあるんだろうと思う。まぁグーナーとしてはエジルが来てくれた遠因でもあるなら感謝…はしないな。
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読み終わってどっと疲れる本。私はモウリーニョのサッカーは嫌いだが、それでもこれまでかとばかりのモウリーニョ批判にうんざりという印象。訳者の木村氏のコメントの通り、これも一つの事実なのだろう。そして子供にはあまり読んでほしくない本である。しかし、これも一つの現実だということを大人が知っておくのもいいのではとも思う。