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スローガンの伊藤豊さん協力のもと、成長しているベンチャー企業の内実を語った書。
ここに掲載のある企業は、多くの人にとっては初めて聞く会社がそのほとんどかと思われるが、自身就職活動中にスローガンのセミナーに参加させていただいたこともあって、親しみのある企業のことを改めて知る機会となった。
私自身は働き始めて早三年が経つが、彼らに比べその成長速度によりいっそう差が出てきたことを感じずにはいられない。また、彼らの成長に伴い企業も成長をとげ、ますますその認知度が高まることは想像に難くない。
働く環境・働き方は人それぞれだが、読んで満足することなく今を改めて見つめなおし、新たな決断に向けて日々アクションすることが必要である。
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ワクワクする世界観も持たずに「まず大企業に入る方が転職を考えても有利」とか「人脈もスキルも身につくからまずは大企業へ」とか、いかにも正論らしきものに従い、安易に大企業ひ就職していく人が相変わらず多い。自らの未来に対して信念のない、世界観なき仕事をする人が増えることに強い危機感を持たざるをえない。
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就活の帰りの新幹線で購入し、一気に読んだ。
こういった類な本の中では、
登場人物の属性志向性が深く描かれていてその点は面白かった。
ただ、自分自身に向けて考えた時に、もっと深い思考をする手がかりになりそうで、なかなかなりにくい。
再度読みたい。
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「地に足のついたベンチャー時代が到来した」。本書の主張を最後まで読んで、共感した。
「1999年にマザーズが開設され、ベンチャーにとって日本では流行らないと言われていた空気が変わり始めた。ITベンチャー第一世代が活躍するも、2005年のライブドア騒動等をへて10年かけて淘汰され、イケイケゲームではなく、もっと地に足の着いたベンチャー時代が到来した」ー(引用、要約)
その中から、テラモーターズ、Sansan、ネットプロテクションズ、フォルシア、クラウドワークスの5社を取り上げ、社長の生い立ちから起業に至る経緯、またそのような会社で活躍する若い社員の生い立ちにも触れている。
私自身は、大手企業に就職して20年近くが経過しようとしているが、終身就社をしたわけではない。改めて就職活動をするならば、自分はどのような道を選ぶのか、考えてみたいと思う一冊だった。
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「ベンチャー」という言葉は、ホリエモンに代表されるギラギラしたイメージが拭えない。
でもこの本を読むとぜんぜん違う。たしかに行動力は常人離れしてる人が多くて目が眩むけれど、儲けのために事業じゃない。いま社会に必要なこと、「おかしい!」と思うことを自分が変えたいという気持ちを持った人がベンチャーをやっている。
いまは「知る人ぞ知る」だけれど、ベンチャーに光が当たるようになれば、大企業も変わるし、学生も選択の幅が広がるし、いいコトだらけだろう。10年後はどうなっているだろうか…
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オバタカズユキさんの文体、すごく好きです。一般的なベンチャー論ではなく、それぞれの会社の魅力や課題、働いている方々の話を引き出していたところがよかったです。
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事業モデルが社会一般的に受け入れられか
ビジネスモデルがしっかりしているか
会社の指針と社長の言動が一致しているか
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ベンチャー企業と学生をマッチングする目利きのプロが紹介する企業のうち、筆者が厳選した五社が紹介されている。今では有名になった企業も多い。社長はもちろん、特徴となる社員の紹介もされているのは会社を知る良い試み。
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才能の最適配置を掲げ、ベンチャーに絞ったマッチングビジネスを手がける伊藤氏協力のもとに、クレイジーで魅力的な五社を紹介している。社風やミッションたけでなく、そこで働く人のバックグラウンドやパーソナリティまで紹介しており、業界を有機的に見れて興味深い。
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大手至上主義いわゆる大手志向からいかに脱却するかについて書かれた本。かといって大手企業を否定する主張ではなく、あくまで自分の意思と合致するともいえない思い込みは良くないよというメッセージを感じました。
著者は「大手企業の中で働いたからこそ、その限界が見え自分のキャリア見えたのでは?」という質問に対して「はい、でもそれは大手だからというわけではなく、どこで働いても何かしら得るものはある」と答えていて、心からのセリフだとしたら本物だなと。
覚えておくべき三つのことは覚えておこう。
本書の一番最後のページの『20歳そこそこで完成などしない、自分という存在はこれからいくらでもつくっていける』という一文はとても印象に残った。学ぶことが多すぎてキリがない。
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フリーライターである著者が東大や慶応などの高学歴の学生が大手企業の内定を蹴ってまで入社するベンチャー企業5社の紹介とベンチャー企業のマッチングサイトを運営するスローガン社の紹介や取材を通した著者の見解などをまとめた一冊。
本書で紹介されているテラモーターズ、sansan、ネットプロテクションズ、フォルシア、クラウドワークスという5社は知名度があるところや初めて知ったところなど様々でしたが、5社ともに技術では先駆的なものを感じたことと創業者がブレない信念を持っているという2点は共通して感じました。
本書では学生や創業者の半生が書かれており、起業や入社に至ったきっかけが書かれていて、様々な人生模様を知ることができたことはかなり好感が持てました。
モーレツに働いたり、結果主義なところはありながらも社内の風通しの良さやsansanやフェアネスの社内制度は
あとフォルシアの創業者夫婦が語るエンジニア論は従来の考えと違うもので読んですごく心を揺さぶられました。
最後にスローガンの伊藤社長のことばにもあるように大企業礼賛の時代は終わり、ベンチャー企業での経験というのも一つの選択肢として考えられるものだと感じただけでなく、頭打ちの日本経済のなかでベンチャー企業の下地が出来たのが今だとも感じました。
ITの普及やスマホ、IoTなど私たちの生活も激変するなかでベンチャー企業の革新的な技術が私たちの生活に普及し、やがて日本のみならず世界を代表する企業へと飛躍する。その一躍を担う世代への期待が高まる。そんなワクワク感を読んで感じた一冊でした。
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読み物として面白く読めました。
自身の成長の糧として仕事をしたいと思っている若者に、手に取って欲しい本です。
出てくる「大手を蹴った」若者たちは皆、それはそれはもうピッカピカの才能と情熱の持ち主なので、自身をそんなキャラではないと思っている人(私)はただただ眩しく見えると思うので、冒頭の「読み物として面白い」という感想になりました。
でも、一番大事なのは、そういう社会を自分たちが変えるという熱とビジョンを持ったベンチャーがちゃんと日本でも出てきているということ、そこで自分の力を使うという働き方を選択する若者が出てきているということだと思う。
おそらく、この令和という時代は日本の社会の変換点になると思っています。ですので、こういう新しい流れをバックアップできる社会であり、政治を支援していく必要があると思っています。
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2020年1月16日読了。「高学歴のイケてる若者が大企業でなくベンチャーを選んでいる、というのは本当か?なぜ?」という問題意識のもと、2014年時点の「イケてるベンチャー」5社を取り上げてその社長とそこに入社した社員たちのインタビューを行った本。第2部としてベンチャー向け人材会社スローガンの伊藤社長へのインタビュー記事もあり。「とりあえず大企業」とつい反射的に思ってしまうし人の親ともなればなおさらだが、その企業の過去に目を向けるのか未来に目を向けるのか、そこで自分はどういう仕事をできているのか・どう成長できるのか、と考えると判断は変わってくるし、優秀な学生であるほどそうなのかもしれないな。本書に出てくる新人たちは「ほんとにこんな奴らいるのかよ」という超優秀な面々ばかりで、ベンチャーにいるもっとダメダメな人々の姿も見てみたい。いろんな会社があり、社風が合わない人・よりよい待遇を求めて転職する人、色々いるのだろうがそれは「流動性が高く」「活気がある」ということで、決して悪いことではないのだろう。
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大手至上主義いわゆる大手志向からいかに脱却するかについて書かれた本。かといって大手企業を否定する主張ではなく、あくまで自分の意思と合致するともいえない思い込みは良くないよというメッセージを感じました。 覚えておくべき三つのことは覚えておこう。 本書の一番最後のページの『20歳そこそこで完成などしない、自分という存在はこれからいくらでもつくっていける』という一文はとても印象に残った。学ぶことが多すぎてキリがない。