投稿元:
レビューを見る
アイドル加藤シゲアキさんの処女小説。
前から気になっていたのですが、映画化されるということで読んでみました。
途中までは、よくある話のようで、だるだる~と読んでいたのですが。
「えぇぇぇぇぇぇぇ!?」
というような急展開があって、そこからは「どういうこと?」「どうなるわけ?」と先が気になりすぎて、一気に読んでしまいました(笑)
実際に演技を経験している彼だからこその視点だと思いました。私も少しだけですが、その経験があるのでよくわかるというか、そういうことってあるよね。って思えてしまって、でも危険すぎる。
フィクションであると理解したうえで、気軽に読んでみるというのが、良いかも?
ただ、個人的にはエンディングが気に入らない。
加藤さんの、他の作品も読んでみたいなぁ。。。
投稿元:
レビューを見る
現役アイドルかつ20代の男の子だからこそ描けた美しく残酷な軌跡を刻み付けるような鮮烈な青春小説だなぁ、というのが一読しての感想。
強く思いを重ね合いながら遠ざかっていく二人の距離のもどかしさ、息苦しさ、抜けない棘のように刺さり続ける想いがぐいぐい迫ってくる二人の過ごした時間のひとつひとつ。
映画を意識した、という構成は終盤のカタルシスをぐっと盛り上げてくれます。
ストーリーを貫く疾走感、焦燥感、駆け抜ける想いの中で感じるきらめきが眩しくて痛々しくて色鮮やかでヒリヒリとした感傷と共に胸に残りました。
端々から言葉に、表現することへの切実な想い、そこへ正面から向き合おうとする真摯さを感じられて、読了後は加藤シゲアキという人自身をとても好きになりました。
また違う作品も読んでみたいです。
投稿元:
レビューを見る
歌詞がすごくよかった。ひらいていく距離を感じた。それは仕方のないことだと思った。でも二人はちゃんと溶け込んでいった。芸能界はこわい世界だ
投稿元:
レビューを見る
「ジャニーズアイドルが書いた小説」という謳い文句で敬遠していた作品を手に取るきっかけになったのは、私がジャニーズアイドルにハマってしまったからである。
読むのにだいぶ時間はかかったが、フィクションであるのに生々しくて見てはいけないものを見ているような気分になった。アイドルがこんな小説を書いていいのだろうか、と思うほどに。
物語が進めば進むほど、劇中劇のようにごっちとりばちゃんが同一化していく。いったいこれは誰の物語なのか。ミステリー的な要素もあり、もう一度読み返したくなるような仕掛けもたくさんあった。
随所に出て来る美しい文章がとても印象的。
今度、映画化するらしいが、これは同じジャニーズアイドルでなければ演じられないだろう。Hey!Say!JUMPの中島裕翔くんに期待。
投稿元:
レビューを見る
正直、文章の良し悪しとか言葉の巧みさとかそういうのはわからないけれども、単純にすごく面白かった。個人的に、ページをめくる手がとまらず、寝不足になるほど読んだ本は久々だった。
ごっちと、りばちゃんの決別シーンはお互い言葉が足りてなくてもどかしかったし、ごっちの回想というのかなんというのか、決別後を知ったあとは、そうせざるを得なかったごっちの生き方に何とも言えない切なさを感じた。綺麗事だけどまた三人で笑ってほしかったな。
あと正直、ごっちのお姉さんの生き方は理解できなかった。
投稿元:
レビューを見る
芸能界という階段を駆け上がっていく親友「ごっち」。 ぼくこと「りばちゃん」は、ごっちに対して愛と憎悪を抱き始める…
全体的にダークトーンで彩られたストーリー。 回りくどすぎる比喩表現や文章が見られたが、中盤からはかなりのスピード感で読ませてきた。
投稿元:
レビューを見る
アイドルが書いた作品なので、かなりエンタメよりだと思って読んだものの、かなり深みを持った作品でびっくり。一瞬で読み進めてしまった。他の作品も読んでみたい。
投稿元:
レビューを見る
芸能人が書いた芸能界の話だからと言ってこれが芸能界の実態とは思いませんが、特異な環境の為、実際の芸能人が書いたリアルな描写に引き込まれます。アイドルが片手間に書いた小説ではないことは確かです。映画まだ見てないので楽しみ。
投稿元:
レビューを見る
文章は読みやすいとは言えないけど、あとがきで筆者も言ってるように「すごいエネルギーだな」と感じる小説です。後半になるに従って、迸るエネルギーがすごい。現役アイドルにしか描けない、人の心の奥に迫った壮絶な物語。
投稿元:
レビューを見る
平坦な男の子の友情を描いた作品かと思いきや、
思わぬ展開に進んでいく。
最後の描き方が、曖昧な感じがするのも
作品の一つの顔なのかなと思わせる。
投稿元:
レビューを見る
映画前に再読。やはり面白い。最初はやっぱりジャニーズが書いたものだから、と余り期待はしていなかったけど、良い意味で期待を裏切られました。映画と原作では解釈が違うのかな、と印象。私は原作の方が好きです。芸能界で成功したごっちと上手く前へ進めないりばちゃんのすれ違いが切なくて読んでいて胸が締め付けられました。
投稿元:
レビューを見る
私たちの知らない芸能界の世界で繰り広げられていく二人の青年の孤独や苦しみなどが書かれている青春小説です。
この本はジャニーズの方が書いた小説で、芸能界の裏側ではなく"リアル"が書かれています。
普段は考えたこともないような、ジャニーズだからこそ味わってきた辛さ、苦しみ、友人だけが売れていく悔しさなどが、本当にリアルに書かれています。
売れなかった少年と売れた少年。
二人は一体何をどう思ったのか?
独特の世界感があり、ついつい読み入ってしまうような本です。
普段とは違う''芸能界のリアル''を感じてみてください。
投稿元:
レビューを見る
映画を観に行こうか悩み再読。
展開を知りながら読んでいても、物語から溢れるエネルギーに引っ張られて引き込まれる。
後半がやや勢いにつられてあっという間に過ぎ去ってしまった印象なので、ここをどう映画で見せてくれるのか…
でも行定監督はセカチュー系でお腹いっぱいになっちゃう予感…原作が良いだけに映画を観に行こうかまだ悩み中…
映画が原作を越えたのは最近だと白ゆき姫殺人事件くらいかな〜…
投稿元:
レビューを見る
2016/1/6、読了。
伊坂幸太郎にハマって、読み漁っていた頃と同じくらいに、夢中になって読んだ。
青年の【歪み】が、切ないほどに綺麗に生々しく描かれている。
ちょっと驚いたな。映画も見よう。
投稿元:
レビューを見る
作者がジャニーズと言うことで読むのを躊躇っていました。
映画化のキャストを見て読むこと。
結論から言うと面白かった!
やっぱり行動描写などはあまり入り込めないところはあったけど、ストーリー展開はテンポがよくてスラスラ読めました。作者ではないと書けない気持ちの面、嫉妬心などリアリティがあり芸能界以外でもこの感情に共感している人もたくさんいると思います。終わり方も個人的に素敵だなと感じました。
キャストも合っていると思います。(発表されてから読んだからキャストに置き換えて読んだ部分もあるけど、、)とくにごっち役の中島くんはりばちゃんの気持ちすごくわかるんだろうなと、、。
ジャニーズだからという気持ちを追い払って是非読んで欲しい作品です!