紙の本
映画より原作
2015/09/22 18:27
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投稿者:ランディ・B/M - この投稿者のレビュー一覧を見る
原作を読んで楽しみにして映画を見たが、全く面白くなかった。原作は桜宮姉妹のそれぞれの思いや執念がラストシーンにまでいきいきと描かれ、サスペンス仕上げで大変面白かった。
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ケルベロスの裏での事件
2014/11/24 00:14
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投稿者:びぎん - この投稿者のレビュー一覧を見る
一連のバチスタシリーズ最終巻、ケルベロスの肖像と時間軸を同じにした裏側で起こっていた事象に焦点を当てた作品。
ケルベロスの肖像が表の田口・白鳥再度だとしたらこちらは医学部生天馬や謎のままになっていた『螺鈿迷宮』の結論。
一連のシリーズを読んできた人なら楽しめると思うがこの作品単体で読むと「??」が多すぎるかと。螺鈿迷宮くらいは読んでないと話の流れについていけないと思う。
紙の本
おもしろいと思います
2014/03/15 10:38
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投稿者:garagara - この投稿者のレビュー一覧を見る
本作を読む前に 螺鈿迷宮・バチスタシリーズ4作品・ブラックペアン・ブレイズメスを読むことをお勧めします。
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ケルベロスの肖像の少し前と並行した時系列で、舞台裏的なお話。
この輝天~とケルベロス~は時間をおかずに読むことをオススメします。
もちろん螺鈿迷宮は読んでないとハナシがまったくわかりません。必須です。
微妙にナイチンゲール~や極北~やジーン~がリンクしているので、やはり海堂作品はすべて読んでいる方が楽しめるかもしれません。
アリアドネにも出てきましたが、桜宮姉妹の考え方がとても不愉快なので、イライラします。
イワオ先生はあるいはすべてを達観した人だったかもしれませんが、その娘だからってアナタがすべてお見通しって思わないでよ!ととてつもなく反抗的な気分になります。
そのせいでしょうか。
田口先生が出てくるとほっこりしますね。人徳?
しかし、天馬クンは本当にモテますね。
そして海堂作品に出てくる妙齢の女性はすべて美人です。納得いかないなぁ。
文章は軽快なので、読みやすいと思います。
ただし螺鈿迷宮既読の方に限る。
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天馬君視点の「ケルベロスの肖像」。
ちょっともう、ぐっちーへの評価が辛すぎて、弁護したくなってしまう罠。
ブラックペアンとブレイズメスは読んでるけれど、極北シリーズはまだなので補完したいなぁ。
スリジエセンターも文庫出ないかな!
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ケルベロスの肖像と同じ事件を別の視点で書いたものなので、両作ごっちゃになった感想となるが、先行する作品群のエピソードのあれこれを伏線として回収するのはたいしたもんだ。
ただ、物語のリアリティとしてはやりすぎ感が否めない。テロリストの支援をする警察とか、あり得んとは言わんが、AI利権のためとしては無理だろう。また、海堂さんはあの塔を破壊したかったんだろうが、あんな構造の建築はあり得ない。建築確認も通らないだろ。というわけで、もうたくさんだという気にさせられた2冊でした。
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ケルベロスの裏側を描いた話。前々から気になっていた4Sエージェンシーの城崎の素性が暴かれる。ただ、ナイチンゲールの頃のクールなキャラは何処にい?凄く人好きのいいキャラになってしまって気が抜ける。
本書は大吉クンの恋の行方にも触れている。幼馴染の葉子と美人優等生との三角関係。最後に彼が選んだのはは驚きの選択!しかもその女性がこの物語全体のキーマンになっている。
ちょっとズルい?設定だったけど、終盤は面白かった。海堂さんはAIが絡むと熱くなってストーリー自体が間延びしてしまう気がする。だから前半は残念。
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チーム・バチスタシリーズの別物語、第2弾。
ケルベロスの別視点の作品です。
天馬くんが課題で「日本の死因究明制度」を調べ始めます。
同時に桜宮一族との因縁の対決が繰り広げられる物語。
作品として個性的な登場人物があり、面白いです。
話が広がり過ぎて著者の想いが途中で爆発した印象。
最後はなんか冷めた印象がありました。
先に本シリーズを読んでないと、置いてかれそうです。
まあ本シリーズファンにはお勧めの作品です。
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「螺鈿迷宮」の続編にして、一連の海堂尊作品の完結編的な一冊。これまでの各種作品のキャラクターやら伏線やらこれでもかと出てくる。盛り沢山過ぎてカテゴリ分けが難しい。
桜宮での死因究明のレポートがきっかけで解剖やAiについての様々な論争に巻き込まれる医学生天馬くんは、最終的に東城大学Aiセンター設立とそこに送りつけられた爆破予告事件に巻き込まれ、その裏には「螺鈿迷宮」での桜宮一族の怨念が渦巻き・・・的な。
天馬くんあちこちの女性にモテモテだなーとか、なんで一介の医学生がこんな重大ポジションに。。。とかは、「主人公だからしょうがない」としか言えない。そうでなきゃ納得行かない。
医療の行く末、を一つのテーマにしたエンタメ作品なので患者さんの死を看取る天馬くんの場面がちょっとホロっと来るけれども、最終的には「・・・で?」みたいな部分も結構あったり。
作者が一連のシリーズで強く主張しているAiというのは今現在現実ではどんな位置づけなんだろうなとも考えさせられた。
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第一部の語り部は天馬君。ケルべロスの時には、なかなかシニカルで聡明さを持ち合わせたキャラクターになっていたのに、螺鈿迷宮の頃のややおっちょこちょいな性格に戻ったかのよう。そうか、時間はケルべロスの前に戻るのかと、注意しながら読み進める。綺麗な女性二人の間で地雷を踏みまくりながら、オタオタする天満君を嗤いながら読むと、島津、彦根の名も早々に出てくる。ギアを上げるのが早いなと感じる。AIを取り巻く状況の整理と天満君の恋の進展を予感させる前半。
第2部小百合の物語。ケルベロスを裏から語る物語。海堂先生の過剰性、饒舌性がリアリティさに傷をつけているようにも思う。何しろ2度めの物語だから余計そう思うのかも。解説本「ジェネラル・ルージュの伝説」で確認すると西園寺さやかの登場は極北クレーマー。それにしても、ジーン・ワルツとの更なる関連には唖然とした。新しい解説本が欲しいよ。
第3部は有り得べからざる語り部。ケルベロスでの疑問は解消されるが、釈然としないまま話は進む。
そして、終盤の第4部。螺鈿でもケルベロスで語られなかった予想外の最後。海堂先生の力技のカタルシス。時計の針が戻ってしまったようだ。第1部では、それなりに幸福で使命感に燃えていた天馬くん。この後のことが気にかかる。
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『ケルベロスの肖像』のもう一つの話。
螺鈿がありケルベロスがあっての今作。
こちらがあってのシリーズ完結だな。
天馬くんには素敵な医者になってほしいですね。
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ケルベロスの肖像は、医師田口の立場から この輝天炎上は、落第生天馬君の立場から 2冊読むと桜ノ宮一族の関係がよくわかる・・・・・・
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『ケルベロスの肖像』天馬の視点バージョン。螺鈿迷宮、極北シリーズを読んだ後に読むのがお勧めです。天馬の最後の選択は意外だったな~。
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海堂尊のファンなので、オモシロイノハアタリマエ!
本作品で、海堂尊の描く女性ってすごく魅力的だとあらためて思いました。
多くの男性読者が、冷泉やすみれにプチ恋愛してしまったことでしょう。女性読者はもしかして微妙か!?
また、ジーンワルツ組から、茉莉亜様、理恵先生、ユミが登場。茉莉亜様は神がかってて素敵です。ユミもなんかカッコイイぞ。
きわめつきは螺鈿迷宮からのレギュラー、美智。
-天馬は必ず、立派なお医者さまになろうもん-
もんって何だ!おばあちゃんのセリフが可愛すぎるぞ。結局、輝天炎上でもっとも僕の心をつかんだ女性は美智なのでした。
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東城大学病院と碧翠院桜宮病院、桜宮姉妹がそれぞれ光と影なら、この作品と「ケルベロスの肖像」も光と影。
さらに、他のシリーズ作品との集結点でもある。
個人的な感想としては、主要登場人物がほとんど裏側の人物なだけに前半はいまいち読み進めなかったけれど、いろいろな作品とのリンクが見え始めると一気に入り込んでしまった。
やっぱりこのシリーズはすごい。