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板垣退助の台湾同化会。アイルランドの抵抗運動を教訓に、協調路線で同じ扱いにすることを企画。
板垣は、宿泊代を踏み倒した。すでに時代遅れの非主流派だった。同化会も、解散させられて、2ヶ月の命だった。
台湾八景が投票で選ばれた。基隆旭ヶ岡、日月潭、淡水、八仙山、太魯閣挟、 、 高雄寿山、阿里山、
台湾議会設置請願運動。
台湾側は、異民族に支配される屈辱と、強大化する帝国に組みこまれて、新しい視野と感性が入ってきた。東京は植民地の人びとに日本の偉業を示すショーウインドウだった。東京へ留学するなど、憧れの地。
日本統治時代の抗日言論メディア「台湾青年」
日本語ができなければ、新しい学問を吸収できない。
戦後の東京の印象は、パンパン。松屋は米軍専用売店。
台湾人は、日本国民から中華民国の国民=戦勝国の国民。台湾人は、第三国人。明治屋が第三国人用の売店。砂糖を買って闇市で儲けた。
戦前は2等国民だったが占領下では逆転した。
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天野健太郎さん翻訳ということで興味を持って手にした。日本統治時代の普通の人の普通の暮らしが垣間見られて面白かった。女性の語り口ではないように感じたけど、作者は女性のよう。どうしてそうかんじたのかしら?台湾のイケメンセレブとして紹介されていた李延(嬉)さん本当にイケメン!台湾のあちらこちらに統治時代の面影があるとは思っていたけど、探したら日本のそこかしこにもあるのかもしれない。今度時間があったら早稲田の「高田牧舎」に行ってみよう。
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50年間続いた台湾の日本統治期間のことは、知人や家族に実際にそこにいた人がいなければ、知ることはなかった。この本に紹介された、貴重な資料やオーラルヒストリーから浮かび上がるその時代は、華々しくなくても、日本人も台湾人も、それぞれ精一杯生きてきた姿が目に見えるようで興味深い。馴染み深い地名も現在の道の名も併記されているので、実際に台湾に行った時にその場所に行けそうなのもいい。鉄道ホテルは見てみたかったなあ。
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日本統治時代,台湾の一般の人たちの生活がどのようなものだったのか。著者による聞き取りおよび資料から分かる。台湾出身の著者が「決して,暗いことばかりではなかった」ことを伝えている。